二宮金次郎像。
日本人で二宮金次郎を知らない人はいないだろう。
薪を担ぎながら勉学に勤しむそのフォルムは、我々日本人の脳裏に深く焼き付いており、遠くからぼんやり見ただけでも
「ああ、二宮金次郎だなぁ…」
と認識できる。例えば上の写真を見れば、誰もが瞬時に「二宮金次郎だな」と分かるだろう。
しかし時としてそれが、思いもよらぬものを二宮金次郎と思い込ませてしまうのである。
長崎より九州のローカルネタを中心にリポートしてます。1971年生まれ。茨城県つくば市出身。2001年より長崎在住。ベルマークを捨てると罵声を浴びせられるという大変厳しい家庭環境で暮らしています。
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マイ二宮金次郎フォルダ
以下は、私のパソコンにある「二宮金次郎フォルダ」の中身である。
フォルダ内でちょっと気になるものといえばこれだろうか。これは栃木県二宮町(現在は真岡市)にある道の駅に行った時の写真。
道の駅にのみや
二宮金次郎(本名・二宮尊徳)は実在の人物。町名の由来にもなっている。
ゴミ箱にも金次郎シルエットが。
お馴染みの像ももちろんある。
では先程のフォルダのどの写真が怪しいのか?と言うと…
これである。
これがまさかの
岩だ!
サムネイル画像ではどう見ても二宮金次郎だった写真が、なんと岩だった。
ちょっとアングルを変えた写真ではもう二宮金次郎ではない。
この岩、「二宮金次郎岩」といった名前がついているわけでもなく、似てるという評判が立っているわけでもなく、私も二宮金次郎と思って撮ったわけではなかった。
ただなんとなく「カタチが変わってるな」、と思って撮った写真が、家に帰ってサムネイル(小さいサイズの画像)で見たところ
「あ、二宮金次郎。」
となったという次第だ。
二宮金次郎像と溶岩との比較。
こうして比べてみると
どう似てるのかわからなくなってくるが
このアングルがちょっと似てる!
桜島の溶岩
ちなみに、撮影場所は鹿児島県は桜島。
大正時代にできた溶岩原を歩ける遊歩道(
溶岩なぎさ遊歩道)があり、そこで撮った1枚だ。
桜島の溶岩原を歩けるようになっている。
こんな感じで気になる岩をパシャパシャ撮っていた。
桜島はカジュアルに噴火していて凄かった。
本気の退避壕があちこちにある。
その後、他にも二宮金次郎に見える岩がないものか、しばらく探していたが「そうそうあるもんじゃない」ということもわかった。
以上、二宮金次郎にしか見えない溶岩でした。