特集 2014年9月29日

プログラムで笑わせろ!「普通じゃないプログラム」発表会

テトリスで3Dモデリング

音ゲーに続きテトリスを使ったネタも多かったのだが、僕がとくに気になったのは、津田塾大学 栗原准教授のこの作品。
テトリス3Dモデラ
テトリス3Dモデラ
3Dプリンタがもてはやされ始めて久しいけど、あれって結局3Dモデルを作らないと印刷できない。
でもモデリングのソフトは難しくて、素人が簡単に手を出せるものではない。
そこで、誰でも簡単に3Dモデリングができるようにしたのがこちらの作品だ。
3D版のテトリスになっていて、ブロックを積むとそのまま3Dモデルとして保存できる
そんなの、絶対思いどおりの形が作れなくて実用性ないだろ!というのが笑いどころなのだが、このプレゼンのすごいところは、ちゃんとおしゃれっぽくプロダクトを作っちゃったところである。
ペンたて
ペンたて
コースター
コースター
壁掛けフック
壁掛けフック
箸置き
箸置き
しかも売ってる
しかも売ってる
ふつうにほしいレベルでいいものができてる!
これらの作品には会場から「おー」という声が漏れた。

従来のモデリングソフトと比べてこの3Dテトリスモデリングを使うメリットは、「アンドゥ機能がないので作業時間短縮になる」とのこと。後戻りできない、スタジオ一発録りみたいな感じか。豪快。

プロジェクションマッピング2選

話題のプロジェクションマッピングもフィーチャーされていた。

こちらは明治大学の湯村翼さんの作品で、キーボードにプロジェクションマッピングをして、かっこよくタイピングできるというもの。
キーボード自体が光り、キーをタイプするとエフェクトが表示されるのに加え、打ったキーワードによってキー自体の色が変わる。手軽にサイバー気分に浸れるが、キーの印字が見えないためブラインドタッチができないとだいぶ厳しいことになりそうである。

そしてこちらはミニ四駆にプロジェクションマッピング。明治大学 宮下研究室の加藤邦拓さん作。
ミニ四駆の塗装をする前に、プロジェクションマッピングで色を確かめられる
ミニ四駆の塗装をする前に、プロジェクションマッピングで色を確かめられる
写真ではわかりにくいので、加藤さん製作の動画もご覧ください。塗るだけでなく色調を調整したり、保存しておいて後で呼び出したりできる。

プロジェクションマッピングというと東京駅やらディズニーランドやら大物のイメージがあるけど、実はツールとしてもかなり有用なのかもしれない。しかしそれをミニ四駆に使ってしまうのが、無駄感あふれていてよかった。

普通のテーマでも一筋縄ではいかない

たとえば、明治大学物理学科の若林裕太さんによる、今日のランチのお店を決めてくれるシステム。
自分の位置情報をもとに近くの飲食店を探してくれる、という一見実用的なものなのだが…
ヒットした店が自動的にツイートされる
ヒットした店が自動的にツイートされる
こちらの選択の余地はなく、勝手に、ヒットした店で自分が食事したことにされてしまう。みんなに言いふらした手前、結局その店で食べるしかない、というわけだ。

このように、コンセプト(今日のランチのお店を決めてくれる)自体は一見便利そうなプログラムも発表されたりするのだが、よく聞いてみるとこれが一筋縄ではいかない内容だったりする。

デスクトップでアニメーション

たとえば動画ひとつ再生するのにも、このイベントでは動画プレーヤーを開いたりしない。
Windows標準搭載のメモ帳を500個開き、ウィンドウを出したり消したりして、画面上でアニメーションを再生する
作者は明治大学の山中祥太さん。出たり消えたりしてるのは全部メモ帳のウィンドウのタイトルバーだ。

数の暴力で攻めるタイプの動画プレーヤー。個人的に、今回一番「普通じゃない!」と感じた作品です。
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