企画意図はこういうこと
これがco-meetingのデフォルトアイコンである。
右端です。
誰だこれと思ってクリックすると編集部の藤原くんであることがわかる。
藤原くんが全身タイツかぶってるみたい
co-meetingに独自のIDを設定しておいて、でも写真を設定しないと全身タイツみたいなアイコンが現れる(facebookアカウントでログインした場合はfacebookの顔写真になります)。
Twitterのデフォルトアイコンのタマゴは気にならないが、co-meetingのぬるっとしたアイコンは気になる(気に入っている)。
全身タイツ男(女か?)
ならば全身タイツを着た写真をアイコンにしたら、デフォルトのアイコンと区別がつかないかもしれない。デフォルトかと思ったら実は実写!なんておもしろいではないか。
タイツの中の人はco-meetingの中の人
せっかくなので(?)、デフォルトアイコンになってもらうのはco-meeting提供会社の吉田さんにお願いした。
株式会社co-meeting 取締役CTO 吉田雄哉さん
変身後
インパクトを狙っていきなり変身後の写真を載せてしまったが、少し戻って着ている最中の様子を紹介したい。
販促記事の協力だと思ってやってきたら全身タイツを着るように言われて驚く吉田さん
この全身タイツが高級品なのだ。ネットで探すと安いものがあるがそういうのはたいてい生産地の中国からの出荷なので時間がかかる。
今回、急いで手に入れるために、その世界のプロらしきところから購入したらとても質のいいものが手に入ってしまった。生地の伸縮性がすばらしいし、縫製もとてもきれい。値段もけっこうした。
これいいものなんですよーと言いながらチャックを閉める
アイコンにしてみよう
吉田さんに自社サービスのアイコンを再現してもらおう。
正面からの写真
目の周りにうっすら汗をかいていることやヒゲがわかる。しかし小さくしてしまえばわからないかもしれない。このときに撮った写真を加工してアイコンにして打ち合わせに参加してもらった。
右端に吉田さん登場
右端の矢印が今回作ったアイコン・その左隣がなりたかったデフォルトアイコン
これは…人だ。CGなんかじゃなくて生身の人間だ。CGに見せようとしてもこの溢れ出るリアリティ。これが生命というものかもしれない。なんて生々しい存在。
ちなみにアイコンを変えると過去の発言のアイコンもそれになる。僕もこのアイコンにしたところ過去の発言がこうなっていた。
こんなやつに言われたくない
「あー、ちょっと違うかもしれないですねー」(メガネ外しているので近寄らないと見えない)
全身タイツを着たところでデフォルトアイコンにならないことを確認する吉田さん。落胆しているのかどうかは表情が見えないので分からない。
ちなみに向かいにいるのは弊社クラウドの販促担当である池田である。銀色でテカテカになっている取引先を正視できないでいる。
結果・映画版みたいなのにはなった
左がデフォルトアイコン、右が実写版
左がアニメ版で右が実写版、もしくは左がテレビシシリーズで右が映画版といったところだろうか。co-meetingが映画になったらきっとこういう主人公がデロリアンに乗っているに違いない。
もうひとつ、別のサービスのデフォルトアイコンにも挑戦してみよう。
facebookのデフォルトアイコンになってもらう
facebookのデフォルトアイコンは2Dののっぺらぼうである。写真の撮りようによっては全身タイツでこのアイコンも可能かもしれない。
これだ
吉田さんに背景がブルーのところに立ってもらう(もうco-meeting関係ない)。
どうだろう。Facebookだろうか。
………。
うん、結構facebookっぽい。これでいい。背景の紫がかったブルーなんてそっくりである。肩までの構図も同じだ。こんな人がいる未来を考えてみたい。
寸劇:デフォルトアイコンの人が来た
たとえば吉田さんにfacebookのアイコンをこの画像にかえてもらう。
一見、顔写真を設定してないように見える
タイムラインを一瞬さっと見ただけだとデフォルトのアイコンだと思うかもしれない。
でもそのあとにこんな写真がならんでいたら、この人はデフォルトアイコンなんじゃなくて、「デフォルトアイコンに似た人」であることに気づいてハッとするだろう。
こういう人だったのか…
SNS時代におけるカモフラージュである。個人レベルでの匿名性の実装。そしてこの人にビデオ会議をつないだらこうであって欲しい。
「はい吉田ですー。おつかれさまですー」
デフォルトアイコンなんじゃなくて、アイコンのような人。テクノロジーの進化とプライバシー保護の間でこのような未来が来るかもしれない。
ビデオ会議でも匿名性を保つ
そんな警鐘を鳴らしたかったのが半分と、全身タイツ姿が強烈でちょっと遊んでしまったのが半分だ。
銀色の人がいるだけで会社が未来になる
しかし発見もあった。
Facebookにあげるための写真を撮っていて気づいたのだが、銀色のぴったりした服を着た人がいるだけで会社が急に未来になるのだ。
会社の通路もまるで宇宙船のように
給湯室のOLのうわさ話に傷つく未来の人
先進的というイメージを定着させたい企業は会社案内のページに銀色のぴったりした人を配置しておくといいだろう。
デフォルトアイコンというアノニマスなものになろうとすると逆に目立ってしまう(そして会社の雰囲気すら変えてしまう)なんてずいぶん皮肉なことである。
デフォルトアイコンになるならco-meeting
完全にデフォルトアイコンの人になりきるのは難しい。Facebookのような平面的なデザインだとなおさらだ。やはり1ページ目で紹介したco-meetingのような立体的なデザインのほうが難易度は低いだろう。
デフォルトアイコンになりたいひとはぜひco-meeting の活用を検討していただきたい。チーム内のコミュニケーションも潤滑になるという副作用もある(本当はそっちがメイン)。
僕も着てみた。中に入る人によって結構顔つきが変わる