特集 2014年8月15日

鉛筆をまるまる削ったら楽しい

ただ気持ちのままに削った、あの夏。
ただ気持ちのままに削った、あの夏。
以前、鉛筆の削り屑を鑑賞する、というだけの記事を書いた。(こちら

あの時は鉛筆の削り屑をガラス瓶に入れると格好いいぞ、という趣旨だった。

今回はもっと荒く、ただとにかく鉛筆をまるまる1本削りたい、という粗暴な欲望を実現してみた。

とにかく削りたかったのである。

(今回の記事中の写真は、ほぼ削り屑だけです)
1973年京都生まれ。色物文具愛好家、文具ライター。小学生の頃、勉強も運動も見た目も普通の人間がクラスでちやほやされるにはどうすれば良いかを考え抜いた結果「面白い文具を自慢する」という結論に辿り着き、そのまま今に至る。(動画インタビュー)

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いい鉛筆削りが手に入ったから削りたい

なんでそんなに削りたいのかというと、いい鉛筆削りを入手したのだ。

フランスで日本文化を発信するために作られた、輸出用の国産刃の鉛筆削りである。

日本では1つ100円もしないのだが、これがまた異常によく削れる。鉛筆を差し込んでひねるだけで削り屑がスルスルと出てくる。ほぼカンナである。
見た目はごく普通だが、削れ具合が未体験レベル。
見た目はごく普通だが、削れ具合が未体験レベル。
そういうすごい鉛筆削りが手に入ったら、それはもう削りたいだろう。

どこまで削れるのか。無駄だと言われるのを承知で、ただ欲望の赴くままに削りたい。

ちなみに今回の鉛筆は100均で1ダース入りを購入した(安物の鉛筆の方が芯が砕けやすいので、削るのがラク)。

100円しない鉛筆削りで1本10円以下の鉛筆を削るだけで満たされる欲望というのも、なかなか安上がりである。

とにかく削れるのが気持ちいい

普通の鉛筆削りだと、新品の鉛筆の削り出しの部分は角の部分が細く削れるのでパキパキと折れてしまう。

しかし、このよく削れる鉛筆削りは初手からずっと削れるのである。
削り出しからこの削れっぷり。
削り出しからこの削れっぷり。
これがもう気持ち良いのだ。鉛筆削りの快楽。こんなに気持ちいいと、法で規制する必要もあるのではないかというレベル。
なめらかな削り屑が次々に生産される。
なめらかな削り屑が次々に生産される。
うまく削ると、削り屑の輪が重なっていく。
うまく削ると、削り屑の輪が重なっていく。
見よ!このスルスル具合。
見よ!このスルスル具合。
ここまで途切れ無し。全部つながってる。
ここまで途切れ無し。全部つながってる。
軽く回していくだけでどんどんスルスルと削れていく。しかも途切れることが無いので、止めどころが分からない。

僕はいま、ノンストップ削り屑排出マシーンだ。

ほぼ1本まる削り

鉛筆も半分以上削れて短くなると握りにくく、うまく回転させられない。

こういう時は鉛筆のお尻に画鋲を刺してやると、そこを手がかりに回しやすくなる。

かっちりとハマる補助軸や鉛筆キャップあればそれでも良いが、画鋲のほうがギリギリまで削れるのだ。
こんな感じで画鋲を刺すと削りやすい(鉛筆削りTIPS)
こんな感じで画鋲を刺すと削りやすい(鉛筆削りTIPS)
で、途中で何度か削り屑が切れたものの、ここまで削りきった。
ほぼ1本、削りました。満足。
ほぼ1本、削りました。満足。
かかった時間は10分弱。単に鉛筆を無駄にしただけなのに、ちょっとした達成感すらある。

時間及び価格対効果を考えると娯楽としてはかなりのクオリティであろう。
これだけの分量の鉛筆を無駄にしました。
これだけの分量の鉛筆を無駄にしました。

ちゃんと書ける鉛筆を完全に無駄にするだけなので万人にオススメはしないが、僕は楽しかったので満足だ。

とくにお盆休みを持て余してどうしようもなく暇な人は試してみて欲しい。
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