フルマラソンにエントリー。いつもは
長いマラソンばかりなので2度目のフルマラソン。
東北の魅力を全国に、全世界に向けて発信するということで、コース途中のエイドステーションでは東北各地の名産品が食べられる。日本酒の仕込み水が飲めるエイドも有ります。
通常エントリーしましたが、事務局に取材の旨を伝えてオフィシャルカメラマンの腕章貰いました。これを付けて出走。
更に、この大会では会場内で同時開催されている「
東北日本酒フェスティバル」でゴール直後から日本酒を飲むことが出来るのです!走りながらうまい物を食い、走り終わったらうまい日本酒が飲める。走るのも酒を飲むのも好きなランナーにはお得過ぎ。
スタートゴール地点近くの東北日本酒フェスティバル会場。走り終わったら飲む!
ちなみに、こちらの大会はフランスのボルドーで開催される
メドックマラソンとタイアップしています。
メドックマラソンは、各エイドステーションでワインとそれに合う料理が提供されるという、酒飲みランナー憧れの大会。ワイン好きの地元の医者達が始めたという、走りながら酒が飲めるとんでもない大会なのです。
メドックマラソンの大会Tシャツを着た経験者も今大会で走っていました。私も出たいぞメドックマラソン!
今回の大会はその日本版という訳ですが、走っている最中に飲むと日本だと色々問題が起こりそうなので、走り終わってから飲む形式です。それでも走り終わったら即飲酒。いいね!
スタートゴール地点は色々賑わっている
それでは実際の大会の様子をお伝えしていきます。東北風土マラソンの会場は宮城県登米市の長沼フートピア公園。
湖のほとりののどかな広場がメイン会場。
長沼フートピア公園まではJR東北本線の瀬峰駅か東北新幹線くりこま高原駅からシャトルバスでの移動となります。
高速バスを使いましたが、開場に着いて30分ほどでスタートするタイトスケジュールになります。ゴールして飲んでしまえばそんなことはどうでもいい。
東京からの参加だと、仙台辺りか会場近くに前泊する。または深夜高速バスで早朝に仙台駅に着いて電車とシャトルバスでの移動となります。
色々食べられてマラソン参加者以外も楽しめます。
スタートゴール地点周囲では東北日本酒フェスティバルの他、登米風土博覧会なるイベントも開催されていました。応援で来た人もこれなら飲み食いしながらゴールを待てます。
スタート前から色々うまそうな物の仕込みが始まっている。こちらも走り終わってからのお楽しみ。
開会式中。初号機もゼッケンつけてフルマラソンを走ります。
開会式が終わり、ゲストの歌に見送られながら順次スタートしていきます。
ライブのゲストはサンプラザ中野くん。歌う曲はもちろん「Runner」。個人的には「45歳の地図COME BACK 青春!」とか歌ってくれたら面白かったが、それはありえない。
さあ、42.195kmの食いまくりマラソンの始まりです。もちろん全エイドの食べ物制覇を目指します。そして、ゴールしたら飲む!
次々出される東北名産品
スタート前から飲酒欲を高めつつレースは進んでいきます。レース当日は良く晴れて暑いくらいの天気でした。
天気は良好。桜もまだ綺麗に咲いていた。さあ、食うぞ!
スタートから2kmほど進んだところで早くも第1エイド登場。
エイドに群がるランナー。
栗原市観光物産協会よりイチゴのとちおとめ!
あまいぞ!
エイドスタッフの「どんどん食べていってください!」の声につられ、続けて幾つか食べて再び走り始めます。まだ先は長い。
そして6km過ぎた所で次の名産品。
シャキシャキ、トロトロ!メカブうまいぞ!
メカブが出てきました。もう酒が飲みたくなる。しかし、それは走り終わってから。
お腹も足もまだ余裕です。ドンドン食っていくぜ!
8km過ぎ、ワカメの味噌汁!塩分補給に丁度いい。
11km過ぎ、みやぎ大崎観光公社のトマクイーン!瑞々しい甘酸っぱさがうまい!
14km手前、美里町物産観光協会の山の神まんじゅう!
甘くてうまいが、走っている時は喉が渇くぞ!第一折り返しの後の16km過ぎでまた食える。
15km過ぎの第一折り返し手前。あぶらふ丼!
甘辛のタレが濃厚で飯がうまい!
宮城県の金の井酒造の仕込み水も。代表銘柄は綿屋。
ここまでで15km。コースは一度折り返し。元来た道を戻り、更に各種名産品が出てきます。
仮装ランナーの紹介
さて、食い物映像かオッサンのランシャツ姿が続いていますので、ここらでレース中に見かけた仮装ランナーを紹介しておきましょう。
ショッカー
モンスターズインクのマイク?と富士山。
お遍路・・は仮装じゃないのか?
初号機。ATフィールドなどは置いてきたようです。
スパイダーマン。
マリオブラザース。
全身富士山。
クレオパトラでいいのか?
ウォーリー?違うか?
蔵人マスクマン。
看護師?いずれにしろメチャメチャ早かった。
ガチャピンとムック。
この日はかなり暑かったのですが、みなさん大丈夫だったでしょうか?
後半戦も食いまくる
レースに戻って更に食い続けます。
19km辺り。大崎市の岩出山かりんとう!甘くてエネルギー補給にはいいが口の中がバサバサだ。
21km手前。油麩炊き込みご飯とフカヒレスープ!そろそろ腹いっぱいになってきた。
22km辺り。気仙沼の金のさんま!もうこれで酒飲みたい。
24km辺りで最上早生そば!そばで日本酒もいいね。走り終わったら。
気仙沼の飲むヨーグルト!もう酒でもいいのに。
26km辺り。キュウリと味噌!ビールも欲しい。
同じく26km辺り。登米市のはっと汁!汁物は腹にくる。
同じ場所でホタテも食える!腹いっぱいでも食う!
29km付近。南三陸の笹かまぼこ!酒飲みたい。
同じ辺りで復興お山のマドレーヌ!甘い物が辛くなってきた。もう一度折り返すのでこの辺りも2度食えます。
30km過ぎ。サイコロステーキ!うまいが固形物はそろそろ厳しい。
日本酒の仕込み水うめーな(サイコロステーキが喉に詰まる)。ここで再び折り返して元の道を戻る。
32km過ぎ。タコのから揚げ!ここにきての揚げ物はかなりパンチがある。
ということで、これで一応出てきた名産品は全制覇。このあとまた折り返し地点があり、マドレーヌやタコのから揚げのあるエイド前を通ることになるのですが、流石にもう立ち寄るだけの腹の余裕がありませんでした。
走り終わったから飲む!
こんな感じで食べ続けながら走り、フルマラソンは無事ゴール。どれも美味しかったのですが、全制覇はちょっと過酷でした。食べたい物はしぼった方がいいでしょう。
続いてゴール後のお楽しみ。日本酒フェスティバルへ!
走り終わったら飲む!
無事フルマラソンが終わり、いよいよ日本酒タイムです。
追加購入は当然するだろう。
日本酒は小さいカップに1杯100円で飲むことが出来ます。ゴールしたランナーは完走賞として5枚のチケットが貰えるので、そこまでは無料で飲めます。もっと飲める場合は追加でチケットを購入。
走り終わってそのままの格好で日本酒を飲むランナー多数。
出店している蔵は25蔵ほど。全て東北の酒造です。香り高い物、旨味の多い物、スッキリとした味わいの物。多彩な日本酒が楽しめます。
結局3回程チケット(5枚つづり)を追加購入してしまった。
会場内の各所に日本酒の仕込み水が入ったタンクもあるので、給水も問題無し。
ボランティアスタッフとして利き酒師の方もブースに常駐。
ちなみに、日本酒の数が多過ぎてどれを飲んだらいいか迷う方は、各ブースに酒造の方や利き酒師がいるので、その人に聞くと好みの日本酒を探してもらえます。
女性ランナーもグイグイいってます。
それから、気に入った日本酒が有った際には、それを買って帰る事も出来るコーナーも設けられていました。
海外のランナーの方も日本酒を楽しむ。
「走った後に日本酒なんて凄くまわりそう!」なんて言う人もいましたが、意外とそんなことはありま・・・
初号機も日本酒を楽しむ。頭つけたままでどうやって飲んだのだろう?
いや、量を飲めばもちろん酔う。走っている間におさえられていた飲酒欲が一気に開くので飲む量がつい増えます。要注意です。
まあ、ランナーは酒飲みが多いですからね。酒フェスティバルやっていようが、やっていまいが走り終れば飲む!
とにかく、走って、食べて、飲んで。楽しいランニングでした。
全国各地でやっています。
こういった走る以外に食などのテーマを持った大会は最近徐々に増えています。
例えば参加者は魚沼産コシヒカリが食べ放題の「
魚沼グルメマラソン」。ワイン飲み放題でぶどうや地元の食が楽しめる「
甲州フルーツマラソン大会」。エイドに250種類以上のお菓子が並べられる
スイーツマラソンは日本各地で開催しています。
エイドでスイカ食べ放題なんて大会もあります。
走り方は人それぞれ。どうせ走るなら楽しく走りたいものです。興味のあるかたは、こんな大会に出てみてはどうでしょう。世界が変わってくるかもしれませんよ。走った後の酒はうまい。
4時間31分44秒でゴール。腹いっぱいでも最後はダッシュしてゴールします。