特集 2014年4月21日

肩をトントンって叩かれて振り向くと頬に指が刺さるいたずらを自動化しました

実戦投入するまで

改めて、最初の動画を見ていただこう。
みなさますでにご明察のことと思うが、この機械、すごい弱点がある。
事前に装着してもらわなければいたずらを仕掛けられないのだ。
しかけられる側は事前にいたずらのことがわかってしまうわけで、いざやられてもなんの驚きもない。

実際、どういう過程を経ていたずらをしかけることになるか、順を追って見てみよう。
装着してもらうのは編集部の同僚、藤原さん。まずはこの機械がなんであるかということ、そして動作原理を充分に説明し、装着の同意を得る。
装着してもらうのは編集部の同僚、藤原さん。まずはこの機械がなんであるかということ、そして動作原理を充分に説明し、装着の同意を得る。
インフォームドコンセントである。医療の現場で行われているのと同じだ。
つぎに自分で着用してみせる。
つぎに自分で着用してみせる。
こうすることで、人に重大な危害を加えるような、危険な機械でないことをアピール。相手の警戒心を解く。
着用の際は手取り足取り、しっかり補助します。
着用の際は手取り足取り、しっかり補助します。
せっかく気を許してくれたのに、ここでモタついて相手の機嫌を損ねてしまっては元も子もない。丁寧かつ速やかに装着させること。
「動かすとこんな感じです。ほら、痛くないでしょ?ちゃんとスポンジ付いてるから」
「動かすとこんな感じです。ほら、痛くないでしょ?ちゃんとスポンジ付いてるから」
機械の安全性については繰り返しアピール。緊張をほぐしてもらう。
ここまでやってようやく、いたずらをしかけることができる
ここまでやってようやく、いたずらをしかけることができる
大切なのはホスピタリティ。相手の気持ちになって、少しでも快適に、安心していたずらされていただこう、という配慮が重要なのだ。
決して相手を騙そうとか、引っかけてやろうとか、笑いものにしようとかそんな気持ちでいてはいけない。

それをわかった上でもう一度映像を見てみると、最後の藤原さんの顔も、不思議と満足げな表情に見えてはこないだろうか。
ほら
ほら
おもてなしとしての「いたずら」。このマシンはいたずらの概念をガラッと変えてしまう、ある意味エポックメイキングな装置かもしれない。

タイマーもある

今回は使用しなかったが、スイッチを押してから一定時間後に動作する、タイマー機能もつけた。
これを使えば、機械を装着してもらって3時間後、すっかり忘れた頃に肩をトントンと叩かれて、思わず振り向くと…。的な展開も期待できるかもしれない。

…いや、肩の上に乗ってる機械の存在感が強すぎて無理だな。
重いし、藤原さんは「死にかけのセミみたいな音がするんですけど」と言ってたし。(モーターの待機動作音)
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