コラボ企画
2013年11月28日

2ページ目で盛大に騙されてこうなります!

匂いというものがある。実家の匂い、恋人の匂いなどそれぞれに匂いがあり、街にも匂いは存在する。海辺の街は潮の匂いがし、飲屋の多い街は焼き鳥やお酒の匂いがするだろう。
もちろんそれは日本に限った話ではなく、海外にも匂いはある。タイにはタイの匂いがあり、フランスにはフランスの匂いがあるのだ。というか、あったのだ。騙されてフランスに匂いを嗅ぎに行ったのだ。正しくは行かされたのだ。
もちろんそれは日本に限った話ではなく、海外にも匂いはある。タイにはタイの匂いがあり、フランスにはフランスの匂いがあるのだ。というか、あったのだ。騙されてフランスに匂いを嗅ぎに行ったのだ。正しくは行かされたのだ。

1985年福岡生まれ。思い立ったが吉日で行動しています。地味なファッションと言われることが多いので、派手なメガネを買おうと思っています。(動画インタビュー)
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匂いでどこか分かるのか
嗅覚はとても大切な機能である。動物を見ているとそれは顕著でまず匂いを嗅ぐ。人間はまず嗅ぐということはないが、部屋はもちろん車にも芳香剤を乗せたりする。匂いはとても大切な要素だ。


ちなみに匂いのせいで次のページでこうなります

映画「もののけ姫」では大きなイノシシが目が見えず、匂いを頼りに状況を把握する描写もある。
では、人間も視覚や聴覚が機能しなければ、匂いでその状況を把握できるのだろうか。冒頭にも書いたように街や場所にはそれぞれの匂いがある。匂いだけでどこか分かっても不思議ではないのだ。
では、人間も視覚や聴覚が機能しなければ、匂いでその状況を把握できるのだろうか。冒頭にも書いたように街や場所にはそれぞれの匂いがある。匂いだけでどこか分かっても不思議ではないのだ。


と、編集部・安藤さんに言われました

上記のような話を当サイトの編集部・安藤さんに言われた。ということで、私は目隠しをして、耳栓をして、さらにヘッドフォンをつけて安藤さんに手をひかれ、辿り着いた場所がどこか当ててみたいと思う。ちなみにではあるが、これは私を騙す前フリだった。長い前フリだ。


手前が安藤さんで奥が私です

空間を広く感じる
目隠しをした瞬間に当たり前だけれど、周りの状況が分からず不安になる。音から状況を知りたいが、ヘッドフォンをしており、聞こえてくるのは聞くだけで英語が話せるようになる英語のテープ。知ることができるのは英語でのステーキの頼み方だけだ。


電車に乗ってるな、くらいしか分からない

電車に乗せられるが見えないので不安である。降りて歩き出しても自分がどこを歩いているのか分からないので不安。一方で空間を広く感じる。常識的に考えて歩道を歩いていると思うが壁やガードレールを認識できないので体育館を歩いているような感覚に陥る。


駅を出たらヘッドフォンを外した

そして匂いに敏感になる。マクドナルドの匂いだ、ということは駅前だな、とか、ドブっぽい匂いがするということは川が近くに流れているんだな、と普段は匂いで判断しないことも匂いで判断できるのだ。匂いはすごい。


不意にいい匂いがする

特に何も聞かされず、これが本当の企画だと思っていたのでマジメに匂いを頼りにここがどこかを判断していた。
不意にいい匂いがして、何なのだろうと思っていたが、その匂いこそがこの企画の本題。しかし目隠しでよく分からないので、「すごくいい匂いします!」と嬉々として答えていた。
この匂いこそが次のページの騙しにつながる。いま思えばこの頃は平和だった。
不意にいい匂いがして、何なのだろうと思っていたが、その匂いこそがこの企画の本題。しかし目隠しでよく分からないので、「すごくいい匂いします!」と嬉々として答えていた。
この匂いこそが次のページの騙しにつながる。いま思えばこの頃は平和だった。


そして連れてこられた場所!

動物の匂いがした。今はヘッドフォンを外しているので「モー」という動物の鳴き声もする。以上からここが牧場と分かる。
「牧場」と私が答えると、「正解です」と安藤さんが言い、目隠しを外した。目の前にいる牛。視覚が機能せずともどこかは意外と分かるものらしい。
「牧場」と私が答えると、「正解です」と安藤さんが言い、目隠しを外した。目の前にいる牛。視覚が機能せずともどこかは意外と分かるものらしい。


牧場でした!

ケバブの上野
再び目隠しをして次に場所へと向かう。匂いだけが頼りであるが、匂いが薄い場所ではなんの手がかりも無くとても心配になる。たまにさっきと同じいい匂いがする。これが非常に安心した気持ちに導いてくれる。匂いには癒しの効果もあるのだ。なんていい匂いなのだろう。でも、なぜこの匂いがするのか目隠し越しでは分からない。


答えは芳香剤(詳しくは後述)である

次は上野のアメ横だった。これは非常に分かりやすい。海鮮の匂い、果物の匂い、ケバブの匂いが立ちこめる。人も多くよくぶつかる。こんなにいろいろな匂いがある場所はあまり無い。匂いだけでも人は知っている場所なら判断できるようだ。


嗅覚だけで上野と分かる!

自信を持って安藤さんに「上野」と言う。正解です、と安藤さんは答える。「すごいですね」と褒められて嬉しい。
そして、この取材はラクだなと思う。視覚、聴覚がない私を心配して安藤さんが階段などではおんぶまでしてくれている。高待遇。
私は手を引かれるままに歩けばいいのだ。そして匂いで場所を当てればいい。ラクな仕事である。
そして、この取材はラクだなと思う。視覚、聴覚がない私を心配して安藤さんが階段などではおんぶまでしてくれている。高待遇。
私は手を引かれるままに歩けばいいのだ。そして匂いで場所を当てればいい。ラクな仕事である。


次の場所に向かいます(ここからが本番です!)

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