特集 2013年10月14日

香港のエスカレーターには各停と急行がある

香港のエスカレーターのここがヤバい3:
完璧なスパイラルづかい

スパイラルエスカレーターとは、当サイトでも何度か紹介しているが、世界でも三菱電機しか実用化していない、高度技術の結晶である素晴らしい乗り物である。
なのだが、それが登場したバブル期をピークに、日本ではもうあんまり需要がないのが現状だ。スパイラルがつけられている建物も、次々テナントが入れ替わってパチンコ店になっていたり、やや物悲しい。
その点、この未だ勢いの衰えない街のスパイラルエスカレーターづかいは思い切りがよく素晴らしかった。
香港タイムズスクエアに納入されているスパイラルエスカレーター。オーバル型の吹き抜け空間にぴったり合わせた形で、地下から2階まで、上下2基ずつシンメトリーに設置されている。
香港タイムズスクエアに納入されているスパイラルエスカレーター。オーバル型の吹き抜け空間にぴったり合わせた形で、地下から2階まで、上下2基ずつシンメトリーに設置されている。
三菱電機の開発チームの皆さんも、さぞやお喜びだろうという、スパイラルのハマりっぷりだ。いやぁよかった、よかった。
ちなみに、香港から船で片道60分ほどの島、マカオのカジノにも、スパイラルエスカレーターがある(ヴェネツィアン・マカオ)
ちなみに、香港から船で片道60分ほどの島、マカオのカジノにも、スパイラルエスカレーターがある(ヴェネツィアン・マカオ)
さらにちなみに、香港から電車で片道2時間ほどの街、中国広州市のオフィスビルにも、ある(羊城国際商易中心)。三菱の関係者の方以外でわざわざここにエスカレーターを見に来た日本人はおそらく私くらいだろう。きてよかったなー。
さらにちなみに、香港から電車で片道2時間ほどの街、中国広州市のオフィスビルにも、ある(羊城国際商易中心)。三菱の関係者の方以外でわざわざここにエスカレーターを見に来た日本人はおそらく私くらいだろう。きてよかったなー。

香港のエスカレーターのここがヤバい4:
かなりたくさんのエスカレーターメーカーを見ることができる

エスカレーターメーカーの見わけについてはここここで記事にしたが、海外メーカーのエスカレーターをたくさん見たいなら、まず香港に行けばよい。世界中のどんな都市よりも充実していた。
日本でも珍しい、三菱製の部分照明タイプも健在。日本メーカーは、三菱、日立、東芝、フジテックとメジャーどころはすべて進出を確認した。皆さんがんばっていらっしゃるなー。
日本でも珍しい、三菱製の部分照明タイプも健在。日本メーカーは、三菱、日立、東芝、フジテックとメジャーどころはすべて進出を確認した。皆さんがんばっていらっしゃるなー。
オーチス、シンドラーの2強体制は香港でも変わらず、欧州からは、Thyssen Krupp(ドイツ)、KONE(フィンランド)、CNIM(フランス)が進出。
Thyssenは感覚で言うと海外ではオーチス、シンドラーに次ぐくらいのシェア。
Thyssenは感覚で言うと海外ではオーチス、シンドラーに次ぐくらいのシェア。
世界一長いエスカレーター、ミッド・レベル・エスカレーターはCNIMだった。
世界一長いエスカレーター、ミッド・レベル・エスカレーターはCNIMだった。
初めて見たのはDONG YANG(マレーシア?)
初めて見たのはDONG YANG(マレーシア?)
とANLEV(中国)、アジア系のレアメーカーをまとめて見られるのは香港だけだ。
とANLEV(中国)、アジア系のレアメーカーをまとめて見られるのは香港だけだ。
ちなみに、スパイラルエスカレーターを見に行った広州市には中国だけのOTISレアブランド床板が!かっこいい!!
ちなみに、スパイラルエスカレーターを見に行った広州市には中国だけのOTISレアブランド床板が!かっこいい!!
では最後に勝手にランキングです。

香港のヤバいエスカレーター勝手にランキング第3位:
中国客運埠頭(チャイナフェリーターミナル)

マカオに渡るフェリーに乗ったターミナル。飛行機なんかと同じで、便によって搭乗口が決められているのだが、その搭乗口というのが
すべてエスカレーターなのだ。上がarrivalで下がdeparture、ご丁寧に各搭乗口に2基ずつだ。大盤振る舞いにもほどがある。
すべてエスカレーターなのだ。上がarrivalで下がdeparture、ご丁寧に各搭乗口に2基ずつだ。大盤振る舞いにもほどがある。
そんでもってこのエスカレーター、上のメーカーがDONGYANGで下のメーカーがANLEVと、どちらも初めて見るレアメーカーなのだった。心臓に悪いのでそんな大事なエスカレーター一挙につけちゃうのやめてください。
しかも夜は光る。美しい。
しかも夜は光る。美しい。
大盤振る舞いはこれだけでは終わらない。フェリーを降りた先のショッピングモールは、エスカレーター12基並列という、わけのわからない豪華さだった。
日本だと有楽町マリオンに鏡をつかって同じように無限エスカレーターにしたところがある(http://www.tokyo-esca.com/esca/2009/09/001.html)が、ここ、鏡じゃない。リアル無限エスカレーターなのだ。ぐふぅ。第3位。
日本だと有楽町マリオンに鏡をつかって同じように無限エスカレーターにしたところがあるが、ここ、鏡じゃない。リアル無限エスカレーターなのだ。ぐふぅ。第3位。
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