伝説の企画 石リレーとはなにか
ひとつの石を大勢で運ぶ企画である。
運ぶ石を見つけたら適当に運んで道端に置く。置いた場所をサイトに載せてまた知らない誰かが運ぶ。
これを繰り返して前回は宗谷岬(稚内)・糸満(沖縄)・東尋坊(福井)・犬吠埼(千葉)からお台場まで4つの石が届いた。
崖にあった石がお台場のイベント会場に(イベントなので奇妙な人が石を持ってますが気にしないでください)
はじめて3日ぐらいで石が行方不明になってしまうのではないかと思っていたが、石は2ヶ月かけて1500キロを無事移動したのだ。
すばらしい。世の中にはいい人しかいない。
今回はカメラにしちゃうぞ
性善説を確信したので今回は石ではなくGPSつきのデジカメをリレーすることにした。
だが、カメラをそのまま道端に置くと盗まれたり届けられる可能性は否めない。そこで石にカモフラージュすることにしたのだ。ぱっと見は石なんだけど、パカっと開けるとそこにカメラが入っている。スパイの道具みたいでかっこいいだろう。
作った。
これが石カメラである。
なかにカメラ!
不自然に思う人もいるかもしれないが、外においたらばっちり石である。
ヒカリエ脇にて
写真から感じる違和感はフェイクの石が原因ではなく、ヒカリエの脇にこんな漬物石みたいな石が置いてあることが原因であろう。いたずら防止のために貼った御札も功を奏している(逆向きに)。
果たしてこれがリレーされるのか。大いに楽しみ(不安)である。
むしろこういうところに置いたほうが目立たない
ロードトゥ石
今回の石はスタイロフォームという断熱材に使う素材を削って作っている。
だが最初は粘土で作ろうとしたのだ。
タッパーが入る箱を作り
そこに粘土をはりつけていく。
ハニートーストの化石みたいなものができたのでびっくりした
工作してたら全く別のものが生まれてしまう奇跡。
ポストイットは偶然から生まれた製品と言われているが、ポストイットにならなかった純粋な失敗作もたくさんあったに違いない。瞬時にそんなことを理解した。
そしてワールドフェイマス フテ寝
スタイロから石を削りだす
二日目、素材を変えた。スタイロを削って作ることにした。
まずは中をほじくる
スタイロを削る前にホームセンターに行って「プラスチック製の石ってないですか?」と聞いて「???」という顔をされたことを告白しておきたい。
欲しいものを素直に言っただけなのになぞなぞみたいになってしまった稀有な経験である。
中をほじくったあとは外を削り、グレーに塗って完成。
こうして6時間かかった作業も写真1枚で表すとカタルシスである。
これでカメラが石になった。能力としてはメデューサと同じレベルに到達した。
ドームの前に運んでください
この僕が作った石を5大ドームに運んでください。ドームの敷地内には置けないので、5台ドームの前ツアーでお願いします。
もしあっさりと石が壊れたらタッパーのままでいいです。
こっそりとタイトルももってけ!タッパーリレーに変更します。