特集 2013年7月27日

水面下の熱き戦い!ウォーターロックラグビー

!
岩を持って海底を走る、といってもなにかの修行ではありません。「ウォーターロックラグビー」というスポーツに参戦してきました。

DEE okinawa myco
沖縄B級ポータルDEEokinawaです。沖縄のおもしろネタを平日毎日更新しています。

前の記事:沖縄の釣り堀がなんだかおかしい


みなさんは「ウォーターロックラグビー」というスポーツをご存知でしょうか。

ウォーター=水、ロック=岩。グラウンドではなく海(水中)で、しかもラグビーボールではなく30kgもある重たい岩を使って行うスポーツなのです。
かなり簡単に言ってしまえば、ディフェンスとオフェンスの2チームに分かれ、岩を持って海底を走り相手のゴールにトライを決めたら得点が入る、というルール。

岩を持って海底を走る。サラッと言いましたが、どう考えても尋常ではありません。
果たしてどんなスポーツなのでしょうか。

というわけで今回は未知なるスポーツ、ウォーターロックラグビーに初参戦してきました。

まずはどんなものか体験

ウォーターロックラグビーの歴史を調べてみたところ、もともとハワイのライフセーバーやサーファーたちが身体能力を高めるために行なっていた、岩を持ちながら泳いだり海底を走ったりする「ロックトレーニング」というのが起源なのだそう。

今回集まっていたメンバーもライフセイバーなどマリン関係のお仕事をされている方が多く、みなさん思わず見惚れてしまうほどのムキムキ具合。そんななかに素人の人間が混じって果たして生きて帰ってこられるのでしょうか。
!
この日の会場は沖縄本島東海岸に位置する、うるま市伊計島の「大泊ビーチ」。島とはいえ橋でつながっており車で気軽に行ける場所です。都心部から離れているだけあってかなり透明度の高いビーチのうえ、波の影響をあまり受けない地形なのでウォーターロックを行うのにはうってつけなんだとか。

そう、海の透明度が高くなければ岩もゴールも見えないので、沖縄は日本の他の地域と比べるとウォーターロックラグビーの好適地だといえます。
!
これがラグビーボールの代わりとなる岩(ロック)。なんとその重さは32kg!
海に沈める前に地上で持ち上げてみようとしましたが、腰が抜けるかと思いました。
そして鉄でできた側溝の蓋がゴール。この上にロックを置くとゴールとなり得点が入ります。
!
ゴールが沈んでいる場所の目印として、海面には黄色いフロートが浮かんでいます。
コートの距離は30m。地上で見るとたいしたことない距離ですが、これが海中だと果てしなく遠く感じるのです。
!
慣れないうちはまず岩を持ち上げるまでが一苦労。私は潜り自体が上手くないので身体は浮くわ岩は重たいわ。しかも焦れば焦るほど息が続かずすぐに苦しくなって水面にあがってしまいます。ちなみに装備は水着とゴーグルがあればOK。
岩を運ぶ私。
岩を運ぶ私。
水中でロックを渡してもらい、なんとかロックランの真似事に成功。しかし数歩しか歩けませんでした。この練習は水深は2mも無いぐらいのところでやらせてもらいましたが、実際の試合は水深2~3mぐらいのところでやるそうです。

いよいよ試合

岩を運ぶ私。
メンバーが揃ったところでおのおの自己紹介を行い、さっそく試合開始。今回は外国人もいてインターナショナルな雰囲気。
2チームに分かれ、試合時間の20分間で勝敗を争います。
!
さすが、慣れている人は動きが違う!
スイスイと海中を自在に動きまわり、ロックを軽々と持ち上げます。

そして練習と大きく違うところ。そう、それはディフェンスがあること。相手チームがすごい勢いでロックをもぎとろうとしてくるのです。これがまあ、ものすごく怖ろしい!
スッと近づいてくる敵の姿
スッと近づいてくる敵の姿
猛烈なタックル!
猛烈なタックル!
ぎゃーーーーーーー
ぎゃーーーーーーー
うぉーーーーーーーーーーーー
うぉーーーーーーーーーーーー
!
やがて海底から巻き上げられた砂煙で何も見えなくなります…。

たまに全員が海底のロックの場所を見失ってしまったり、砂煙にまぎれて誰も見てないうちにスッとゴールを決められたり、敵と味方を間違えてタックル攻撃してしまったり。しかし、そこがまた面白い!

そして水面下の戦いなので、ビーチから見ている人にはいったい何が行われているのかさっぱり分からないのではないでしょうか。

海好きにはたまらないスポーツ

今回は初心者や女子の参加者もいたので、ガッツリ試合だけでなく他の人が運んできた岩をパスしてもらってゴールを決める体験をさせてもらえたり、ノーディフェンスでロックを持ってしばらく走らせてくれたりといろいろ楽しませてもらえました。
!
女子もチャレンジ!
!
体勢を低くロックを抱え込むようにすると走りやすく、また相手のディフェンスもかわしやすくなるのです。
ゴールにロックを置くときの「カツン!」という音がとても心地よくクセになってしまいそうです。
!
こちらは身長2mを越す大柄なアメリカ人。ロックを持って海底を走る姿はさながら魚雷のようで、タックルしたら吹き飛ばされそうでした。
片手で軽々とロックを持ち上げる人も!
片手で軽々とロックを持ち上げる人も!
走るのも早い早い!
走るのも早い早い!

というわけで初めて参加させてもらったウォーターロックラグビー。
ルールは単純で特別な道具も要らず、言葉が通じなくても一緒に楽しめる、めちゃくちゃ楽しいスポーツでした(ちゃんと生きて帰って来られました)。この夏、なにか新しいマリンスポーツにチャレンジシしてみたいという方にもおすすめです。
ご協力いただいた OKINAWA ROCK RUGBY ASSOCIATION のみなさん、ありがとうございました!
ご協力いただいた OKINAWA ROCK RUGBY ASSOCIATION のみなさん、ありがとうございました!
▽デイリーポータルZトップへ

デイリーポータルZを

 

▲デイリーポータルZトップへ バックナンバーいちらんへ
↓↓↓ここからまたトップページです↓↓↓