喋ってたり、かぶってたり
これを見て、「あ! これ作りたい。島根で。」と思った。
自分の出身県のリーゼントを作ってみたいと思い付いたタイミングで、ライフネット生命とデイリーポータルZのコラボ企画「鳥取・島根ウィーク」の話が飛び込んできた。
なんと鳥取と島根のウィーク!!
それならば両方取り入れてこうしようか。
振り向けば島根、振り向けば鳥取。
若干不安がありつつも、島根・鳥取リーゼントを毛糸で編んでつくることにした。
(※ほんとは前髪の出っ張った部分が「リーゼント」なのではなく、サイドから後ろにかけての髪の流れを「リーゼント」と呼ぶのが正しいそうですが、「リーゼントのかつら」と呼ぶのが一番しっくりくるのでここは「リーゼント」で進めます。
参照:
Wikipedia「リーゼント」)
毛糸で編む山陰両県
島根県、鳥取県の地図を同じ縮尺でプリントアウトし、それと同じ大きさ、なるべく同じ形になるように編んだ。
左が島根、右が鳥取。地図部分は緑色にすることにした。
山陰出身者にとっては一番見慣れた地図だが、それ以外の人にとっては「ふーん」という感じだと思う。
そういえばかつらを作るので、土台が必要だ。
手を抜いて市販のヅラを使おうとしたが扱いづらかったので
結局編んだ
土台と県を繋げていく
顔っぽい、島根
そして完成したのがこれだ!
……しまった。これだと分かりづらいか!!(どこからかぶるのか見えづらすぎ)
しつこいようだが左が島根
右が鳥取
振り向けば島根
振り向けば鳥取
宍道湖を眺める島根リーゼント
車に乗ったらとっとリーゼント
ああ? みてんじゃねえよ ああ??
まるでグーグルマップ!
このただのリーゼントのかつらが、まるでグーグルマップのような役割を果たすことができるようになるアイテムを提案しよう。
写真をフェルトにアイロンプリントし、バッジにした
こんな風に撮った写真のバッジをリーゼントに留めると……
あ、これグーグルマップに写真を登録する作業っぽい!
ほら、まるでグーグルマップ!
人がかぶれば歩くグーグルマップということに
自分の手元にあった島根、鳥取の写真を配置したのでいくつか紹介しよう。
島根リーゼントの真ん中あたりにある「温泉津温泉」。山陰の温泉街はあちこち行ったが、ここの雰囲気が一番気に入っている。
レトロな街並み。石見銀山のちかく
つぎに島根リーゼントのほぼ広島県(耳辺り)。
この辺は冬になると降雪量も多い。うちの祖父の家はこの辺りで、家にぶら下がってたつららを見て、これに刺さったら死ぬんじゃないかと思うことがある。
祖父んちのつらら
そしてつぎは鳥取砂丘。鳥取県の東のほうへはめったに行くことがないので、写真も13年前までさかのぼらないとなかった。
うしろの「ラクダ屋」、まだあるんだろうか
最後は鳥取にも島根にもある「シャミネ」。両県とも、県庁所在地の駅ビル(駅ナカ?)の名前が「シャミネ」なのだが、東京から来客があったときに
「駅ビルがルミネじゃなくてシャミネって!!」と笑われたので載せてみた。
松江駅のシャミネ。
山陰初のスタバオープンの日に200メートルぐらい人が並んでた
リーゼントを使って島根・鳥取を紹介をものすごくざっくりと紹介してみた。
読んでる側はもしかしたらどっちが島根でどっちが鳥取か、更に紛らわしくなってるんじゃないかという気がしなくもない。
一旦中止になりかけたリーゼント
なんの計算間違いか、人の頭にかぶせる島根県を作ろうとすると全長1メートルになる! これは無理だ! と編集部のほうに相談し、一旦やめになりかけた今回の企画……。途中で自分の計算間違いに気づいて、最後までやり遂げることができてよかったと思う。
この記事はライフネット生命とのコラボ企画です。「鳥取・島根ウィーク」についてはこちら。