コラボ企画 2013年8月5日

縁結びスイーツを食べて異性にモテる

異性にモテたいという願いが叶います!
異性にモテたいという願いが叶います!
「モテたい」というのは人類共通の願いではないだろうか。誰しもが異性からモテたいと思っているのだ。

そんな願望を手助けしてくれる場所がある。「島根」だ。出雲大社を有する島根は縁結び大国なのだ。街中に「縁結び」という文字が踊り、縁結びスイーツなるものまで存在する。すがろうではないか、すがって異性からモテようではないか。
1985年福岡生まれ。思い立ったが吉日で行動しています。地味なファッションと言われることが多いので、派手なメガネを買おうと思っています。(動画インタビュー)

前の記事:一人で彼女にあーんしてもらっている写真を撮る方法

> 個人サイト Web独り者 彼女がいる風の地主恵亮

男一人で縁結びスイーツ

縁を結ばれたいか否かと問われれば、誰もが結ばれたいと答えるのではないだろうか。みなモテたいのだ。私とて例外ではなく異性にモテたいと思っている。しかし、モテることはそう簡単ではない。長年の経験からそのような結論に達している。では、どうすればいいのか? すがるのである。
そこで島根です! 歓迎されまくりです!
そこで島根です! 歓迎されまくりです!
そこで島根である。出雲大社のある島根は「縁結び」の国なのだ。毎年10月に日本中の神様が出雲大社に集まり、男女の縁結びの会議を行うそうだ。そのため島根は縁結び大国となっている。「縁結びスイーツ」なるものまで存在する。異性との甘い縁を結んでくれそうではないか。
これが縁結びスイーツです!
これが縁結びスイーツです!
松江や出雲のカフェなどで食べることができる縁結びスイーツ。各店がそれぞれ工夫を凝らしオリジナルの縁結びスイーツを提供している。この縁結びスイーツを食べ、出雲大社に詣でれば鬼に金棒。もはや異性と結ばれることは約束されたようなものだ。ということで縁結びスイーツを男一人で食べ歩こうと思う。
松江にやってきました!
松江にやってきました!

まずは松江で縁結びスイーツ

島根の県庁所在地「松江」。東京から考えれば出雲の手前だけれど、縁結びはもう始まっている。松江城や宍道湖など観光スポットは存在するがそれらを全て無視して縁結びスイーツである。異性と結ばれることだけを考えて私は島根にやって来たのだ。
松江歴史館内にある「喫茶きはる(松江市殿町279)」で、
松江歴史館内にある「喫茶きはる(松江市殿町279)」で、
縁結びスイーツ!
縁結びスイーツ!
喫茶きはるの縁結びスイーツは、ハートがあしらわれた和菓子。その上には金粉まで乗っている。逆玉の縁を期待できる気がする。冷たい抹茶もついており夏にはもってこいの一品だ。問題はこれを男一人で食べる点である。若干寂しいし、浮く。異性との縁の必要さを切実に感じさせてくれるのが縁結びスイーツかもしれない。
一人でも美味しくはある!(中の餡に刻んだ栗が入っていて美味)
一人でも美味しくはある!(中の餡に刻んだ栗が入っていて美味)
またこの日は女性鉄砲隊による火縄銃を撃つイベントが行われていた。縁結びスイーツを食べながらそのイベントを眺める。強い異性もいいな、と思う。そのような異性とぜひ縁を結びたい。その一心でひとりハートの和菓子を食べた。
音に驚いてビクってしながら食べた
音に驚いてビクってしながら食べた

モッフル、そして出雲へ!

実際、目にするまで縁結びスイーツがどのようなものかと心配していたが、美味しくて見た目もかわいく女子旅なら素晴らしき思い出になることが分かった。男一人では若干恥ずかしい感じもするけれど、異性との縁のため。それに周りの目さえ気にしなければ美味しくて幸せである。
お土産屋さんには「恋の甘方薬」があった
お土産屋さんには「恋の甘方薬」があった
お土産屋の次は「だんごや萌音 松江店(松江市北堀町333)」の「縁結びモッフル」
お土産屋の次は「だんごや萌音 松江店(松江市北堀町333)」の「縁結びモッフル」
お土産屋さんでハートの形をした生姜糖「恋の甘方薬」を購入し、「だんごや萌音」で「縁結びモッフル」なるものを食べた。地元の餅米を使ったワッフルのお米版の食べ物である。きな粉と黒蜜がかかっておりかなり相性がいい。

ハートの形をした「縁結び最中」も添えられている。朝から男一人で食べるには不釣り合いなかわいさだが、他にお客さんがいなかったので存分に満喫できた。
美味しくて調子に乗った
美味しくて調子に乗った
普段はスイーツを食べ歩くことなんてないので嬉しい機会だった。ましてやこれが異性との縁につながると思えばなおのことだ。縁結び最中みたいなハートを私も異性との間に築きたい。そんな思いが現れたのが上の写真である。恋は人を盲目にする。まだ相手はいないけれど、もはや縁は結ばれつつあるのだ、きっと。
出雲へ移動! テンションも上がる
出雲へ移動! テンションも上がる

縁結びの本場「出雲」

松江から電車に揺られ縁結びの総本山である出雲へとやって来た。行き交う人も多く、また並ぶお店に貼られた商品の張り紙には「円」ではなく「縁」と書かれており、縁結びへの意識の高さを感じる。結ばれそうな予感が月9の最終回のようにある。
円ではなく縁!
円ではなく縁!
まずはこのお店!「そば縁(出雲市浜町517-1)」
まずはこのお店!「そば縁(出雲市浜町517-1)」
出雲最初の縁結びスイーツを求めて「そば縁」にやって来た。そば縁では紅白のハート形アイス最中を提供している。炎天下を30分ほど歩いたのでアイス最中は嬉しいスイーツである。

ただしお店のメニューを見ると縁結びスイーツの文字がない。しかたなく店員さんに「縁結びスイーツってありますか?」と扇風機の弱くらいの風でかき消されそうな声で聞いた。男一人でこの質問。恥ずかしいのだ。
メニューにはない
メニューにはない
松江のお店と違い出雲は時間帯の問題もあり、格段に人が多く男一人での縁結びスイーツのハードルはとんでもなく高いものとなっていた。しかし縁結びのためである。私は異性と結ばれたいのだ。だから聞いたのだ。

店員さんは奥に戻り確認して「あります」と戻って来た。隠しメニューにように縁結びスイーツは存在するのだ。そして運ばれて来たハート形アイス最中は輝いて見えた。縁結びへの栄光の架け橋が見えた瞬間だ。
彼女に食べろよ、とすすめる!
彼女に食べろよ、とすすめる!
一人でやってるんだけどね(後ろの席のおじさんによる撮影)
一人でやってるんだけどね(後ろの席のおじさんによる撮影)
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怒濤の縁結びスイーツ

異性との縁を結びに来たのだけれど、一人で縁結びスイーツを食べるのはどうも負けた気がする。せめてFacebookなどだけでは見栄を張ろうと彼女が撮った風の写真を撮った。これをアップすれば皆はうらやましがるだろう。恋人との出雲旅行。嫉妬の対象だ。実際は一人で撮っているけれど。このようなことから卒業するために島根に来たのだ。
次のお店へ!「そば処 田中屋(出雲市大社町杵築東364)」
次のお店へ!「そば処 田中屋(出雲市大社町杵築東364)」
「割子そば」と「縁結びそばぜんざい」
「割子そば」と「縁結びそばぜんざい」
次のお店の縁結びスイーツは「縁結びそばぜんざい」。しかし、どうしても男一人で縁結びスイーツを注文するのが恥ずかしくて、一緒に出雲名物「割子そば」も頼んだ。カモフラージュである。

ただし別の狙いもある。本来は三段が普通の割子そばだけれど、ギャップを生み出すために五段を頼んのだ。不屈の男の象徴「五段割子そば」と「縁結びスイーツ」。ギャップである。これを見て惚れる異性も出てくるのではないだろうか。
ハート(美味しい!)
ハート(美味しい!)
蕎麦とあんこの相性がいいと初めて知った。あんこの甘さの中でしっかりと蕎麦の美味しさが生きている。もちろん割子そばも素晴らしかった。実は先ほどのそば縁でも恥ずかしくて割子そば三段を食べているので、合計八段も食べているが、飽きることなく箸が進む。蕎麦の持つ旨味が純度100%で詰まっている気がする。ギャップに惚れる異性は出てこなかったけれど。
その後も「縁結び本舗(出雲市大社町杵築南775-1)」で「縁結びかまぼこ」を食べ、
その後も「縁結び本舗(出雲市大社町杵築南775-1)」で「縁結びかまぼこ」を食べ、
「はとまん本舗(出雲市大社町杵築南833-3)」で「はーとまんじゅう」を食べた!
「はとまん本舗(出雲市大社町杵築南833-3)」で「はーとまんじゅう」を食べた!

いざ出雲大社へ

「縁結びかまぼこ」や「はーとまんじゅう」などを食べながら出雲大社に向かい歩いた。「縁結びかまぼこ」はスイーツではないが、恋は甘いだけではないんだよ、と教訓がある気がして噛み締めながら食べた。これで縁結びスイーツのゲージはたまったのではないだろうか。いざ出雲大社である。
出雲大社に到着!
出雲大社に到着!
生まれて初めての出雲大社。開放的な中に神秘さを感じる。出雲大社は縁結びを求める女性であふれていると事前に聞いていたので、かなりワクワクの出雲大社でもあった。

実際はカップルと家族連れで女性だけというグループはほとんど存在しなかった。話が違うじゃないか、と思ったけれど、この後に期待したいと思う。縁結びスイーツで縁が結ばれる十分な徳を積んでいる。焦る必要はないのだ。
真剣に手を合わせる!
真剣に手を合わせる!
十分に異性とご縁があるようにと15円を賽銭箱に入れ、1万円分くらい拝んだ。異性からモテたくて東京から来て、縁結びスイーツを男一人で食べ歩き、と情を誘う感じで始め「だから縁を結んでください」でしめた。

出雲大社では通常二拍手のところが四拍手になり、手の節と節が合うと「ふしあわせ(不幸せ)」となるらしく、合わせる手を微妙にずらす。そのようなことに細心の注意を払い拝んだ。
やることはやったので笑顔!
やることはやったので笑顔!

出会いは唐突にやって来た!

縁結びスイーツを食べ歩き、予定になかったが割子そばを八段も食べ、出雲大社にも詣でた。異性にモテるためのステップは全てこなしたのではないだろうか。だからと言ってすぐに異性からモテるはずもない。それでモテたら苦労しない。
そう思っていたらモテた!
そう思っていたらモテた!
することがないのでホームセンターに行ってカブトムシを見ていたら、知らないおじさんが「メスでよかったらあげるよ」と声をかけて来て、本当にカブトムシのメスを私にくれた。メス、異性である。嘘のような本当の話だ。

徳を積んだ結果なのだろうか。しかし、と私は思う。異性にモテるってこういうことじゃないんだよなと。異性だけどカブトムシなのだ。
でも、この日の宿がある松江に一緒に帰る
でも、この日の宿がある松江に一緒に帰る

ポジティブシンキング!

この日のことを考えてみると女性鉄砲隊を見て強い異性を求めた。縁結びモッフルに添えられていた縁結び最中を見て、こんなハートが欲しいと思った。

それが叶っている。カブトムシのメス、強い異性である。だってカブトムシだ。こんなハートが欲しい、そのハートと同じような大きさのカブトムシである。ズレてはいるが叶っているのだ。神様、違うとは思うけれど。
でも、異性は異性である!
でも、異性は異性である!
考えようによっては運命の出会いである。旅先で出会った異性。小説などでは結婚することだろう。固定観念を変えることが大切なのだ。異性は異性ではないか。あんなに欲した異性なのだ。宇宙規模の視野で見れば異性である。なんら問題はないのだ。
アハハハ(一緒にパソコンで調べごと!)
アハハハ(一緒にパソコンで調べごと!)
アハハハ、アハハハ
アハハハ、アハハハ
やっぱり違うわ……
やっぱり違うわ……

島根は出会いの楽園

異性との出会いを求めて縁結びの国「島根」で縁結びスイーツを食べ歩き、出雲大社に詣でた。広い視野で見れば異性と出会えている。普通に生活していてもカブトムシのメスをもらうことはないだろう。島根の力だ。

でも、その力をもっと有効的に使って欲しい。人間がいいのだ。人間の女性がいいのだ。ちなみにカブトムシのメス以外は全く異性との出会いはなかった。今後だ、今後に期待しようと思う。
キス!
キス!

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この記事はライフネット生命とのコラボ企画です。「鳥取・島根ウィーク」についてはこちら。
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