日高屋、大宮駅徒歩圏内の店をチェックしてきたけど、星の数、多すぎ!
まず、西口に出てみる。
実は私、埼玉出身なのだが、使う路線が違うので、大宮にはほとんど馴染みがない。
なので、大宮初心者だ。
うむ、なんか、大宮って、飲食店がやたら多いイメージの町なのよね。
大宮・浦和の有名店『力(りき)』だ! 力大好き! この店に入ってしまいたい! という気持ちをぐっと押さえて…。
『力』のすぐそばにある、『焼鳥日高 大宮西口店』へ。日高屋の立ち飲み業態だ!
でもディスプレイは通常店と同じなので、なんだか斬新な感じ。
おひとりさまも団体さまもお気軽にどうぞ!
土曜日の15時くらいだったけれど、お客さんはちらほら来ていた。
年齢層もまちまち。若い男の子から、いかにも立ち飲み屋にいそうな、おっちゃんまで。
最初、店員さんが来て、ドリンクの注文をきいてくる。
そして「タッチペンのご利用法はお分かりになりますか?」ときいてくる。
タッチペン……? って何?
タッチペン、こんな感じ。
この数字に当てて、注文を確定させます。
タッチペンを当てるたび、「イワシフライ デスネ?」とか、ペンから音声が出るので、ビックリした。
なんとハイテクな。
しかしコレ、酔っぱらっても、うまく操作出来るのだろうか…。
イワシフライ190円。揚げたてでうまい。
ウーロン茶200円、イワシフライ190円で、390円払って外に出る。
チャージがないのが嬉しい。
ちなみに私、いま禁酒中なので、ハッキリとした頭でハシゴするつもりだ。
飲み続けるぜ、ウーロン茶!
2軒目、日高屋 大宮西口店
そして、数歩あるいたところに、スタンダードな日高屋発見!
2件目、スタンダード日高屋。首都圏にお住まいの方にはおなじみの店構え。
塩麹を推してますねえ。
チゲも推してますねえ。
セットメニューも充実。
ラーメンは…、左上の、いちばん目のいくところに書いてあるのがタンメンなので、タンメンが人気なんでしょうねえ。
安いつまみも充実。昼から飲めるぞ!
お、アルコールの値段は、立ち飲み屋さんと同価格なんですね。
あれ、ウーロン茶が100円、安い!
ゆったりとした椅子席に座り、ウーロン茶と餃子を頼む私。
うーん、合計300円か。
って、300円って…!
マクドナルドレベルの値段なんだけどいいんだろうか、と遠い気持ちになっていると、
「12人なんだけど大丈夫かな~」と、シニアの皆さんがどかどかっと入店してきた。
そのあと、隣の栄光ゼミナール(塾)の子が、入って来た。
客層広いなあ~!
ウーロン茶、ジョッキで100円。べつに200円にしてもいいのに…。
皮がほどよくムチムチして美味しい餃子。
3軒目、らーめん日高 大宮西口店
ここも、2軒目からスグのところに、お店があった。
なんで? 日高屋が3軒、隣接してるの? なんのために?
分からないまま、入店する。
ちょっと看板が違う。
推しラーメンは…五目あんかけですね。
つまみもちょっと、違うような…。
腸づめ290円を食す。あ、これ、美味い。本場中華っぽい風味。
「オーツカさーん、日高屋どうよ?」
途中で合流する予定だった、友人Tさんからメールがきた。
どうもこうもないよ! 大宮は日高屋クレイジーだよ! と返すと、
「はあ?」という返事。
そりゃ、意味が分からないよね。私も分からない。
4軒目、日高屋 大宮DOM店
4軒目は駅ビルの中にあった。
違う位置にあるフードコートは、女の子たちで満席なのに、
はしっこにある日高屋は、たんたんと営業していた。
スタンダードタイプの日高屋。
タンメン推しですね、なるほど。
タンメン推しですね、なるほど。
そして!この店には一点、変わった部分があった。
なんと、お子さまメニューがあったのだ!
頼みたい、と思ったが、12才以下限定であった。ざんねん。
これがお子さまセットだ! おもちゃも付くよ。
お子さまセットと一緒にいかがですか、と勧めているのがイカゲソ…って、それでいいのか?
再びウーロン茶を頼み、ごぼうのすりみ揚げ200円を頼む。
なんかこう……ゴボウなのにチキンナゲット独特の味がした。
なぜチキンナゲットの味がするのか? 美味しいからべつにいいんだけども。
東口にて、友人、Tさんと合流。
ちなみにこっちのエリアのほうが、日高屋が密集している。
ああ大宮、いい街だけど、なぜに日高屋だらけ。
商店街に入る。いい雰囲気。
「あっ、『力』があるー。『力』でも飲みたいー」とTさん。
いや、私も、力は好きなんだけどさ…。
『力』も、大宮に5店舗あります。5店舗!?
5軒目、焼鳥日高 大宮すずらん通店
力のそばにある、立ち飲み日高にチェックイン。
でっかい看板。立ち飲み日高!
そしてイカしたディスプレイ。焼き鳥のサンプルがライトアップされてる!
ボードのメニューは、リージョナルメニューなのかなーとチェックしてたんだけど、そういうわけでもないらしい。
トマト割りは、多分リージョナルメニュー…だと思うんだけど。
立ち飲みなのに、椅子席がありました。何故!?
シロ、タレで、200円。
Tさんは、くぴ、くぴ、くぴ、と、ビールの飲み干す。
「美味しい! ビール300円なんだね、すごいね~。」
いや、すごいけど、あと何軒もまわるけど、飲み過ぎると辛いよ?
「大丈夫大丈夫。だって、次の店って隣でしょ?」
そうなのだ……。
6軒目は、立ち飲み日高の隣にあった。
6軒目、日高屋 大宮すずらん通店
スタンダートタイプの店。
うむ、ここもタンメン推しか。
店内は15歳くらいの、部活帰りの男子だらけで、みーんなセットメニューを食べていた。
君ら、帰宅したら、またゴハン食べるんだろ…? と想像したら、恐ろしくなった。
彼らはくつろいでいて、「小学生の頃って、コドモだからさあ、そう思ったりしたんだよね」とか、何かしらを語っていた。
そうだね、15歳くらいにとって、小学生時代って、大昔だよね…。
三品盛り合わせ、290円。おつまみに最適。
7軒目、焼鳥日高 大宮中仙道店
7軒目も、立ち飲み日高屋。
やっぱり看板がでかい。
そして、椅子があるぞ。
ここはタッチペン方式ではなく、口頭で注文するタイプの店だった。
なぜ統一しないのだろうか。ナゾである。
そしてドアも手動。
モツ煮190円。
Tさんはガンガン飲んでいた。安くて普通にうまい、と。
いや、まあ、そうなんだけどね。
移動中、日高屋の別業態(来来軒 大宮ウエストサイド店)を見つけてしまったが、名前に日高が入ってないということで、無視することに。ごめんよ~。
8軒目、日高屋 大宮東口店
さあ、8軒目に行くぞ。
しかし、行けども行けども同じ店。マトリックスのようだ。
スタンダード日高屋。
推しももちろん、タンメンですよ。
ポテト200円、コーラ100円、というオーダーをしてしまった。Tさんは飲んでいたけれど。
そしてこの店にも、15歳くらいの男の子たちがいた。大量に。
「ひょっとしてさあ、あの子たち、
大宮中の日高屋の位置を把握しててさ、
あの店なら、いまならすいてるんじゃね? とか、そういう感じで
店選びしてるんじゃない?」
と、Tさん。
ありうる。それは、すごいありうる。
移動中、日高屋の別業態(中華一番 大宮東口店)を見つけてしまったが、名前に日高が入ってないということで、無視することに。ごめんよ~。
美味しそうだけどなあ。
9軒目、焼鳥日高 大宮一番街店
9軒目は、ふたたび、立ち飲み日高である。
ここは完全なスタンディングで、タッチペン方式であった。
もう見慣れた看板。
ランチタイムやってるのか。って、もしかして立ち食いになるのか!
タッチペンも、もう慣れた。簡単だよタッチペン。
ニラ玉子250円。ソースをかけたらTさんが激怒した。え、ニラ玉子にソースって、駄目!?
10軒目、日高屋 大宮中央店 (ゴール)
最後の店は、駅から少し離れた場所にあった。
といっても、徒歩10分くらいの場所だったけれど。
郊外型の、でっかい店舗。
手書きのメニューがかわいい。
うん、もちろんタンメン推し。
中華そば食べるつもりだったんだけど…。
私が昔、西武新宿駅を利用していた頃、よく日高屋の西武新宿店で食べた、『中華そば』を、
最後には食べよう、と思っていたんだけれど、
ウーロン茶とコーラの飲み過ぎで、身体が水っぽくなっていて……。
ここは何か濃いものが食べたい、と思って、ピリ辛とんこつネギラーメンを頼んだ。
ネギ、やまもり付いて来ます。
「オオツカさん、なんなんだろうねえ、この、スキあらば日高屋っていう状況は。」
ねー。普通はさ、他の店が撤退して、空き家が出来て、そこに店を出すことになっても、別業態にするよね?
「まったく同じ店が、いっぱい並んでるんだもんね。そんな町ってほかにあるんだろうか?」
他にあるのかなあ? わかんないなあ。
「私は浦和出身だけどさ、浦和にも日高屋あるけど、こんな状態じゃないよ?」
大宮が異常なんだよね。いくら本社のお膝元といえど…、っていうか大宮の人は飽きないのかな、日高屋ばっかりで。
「大宮在住の人は、交通が便利だから、別のところでもゴハン食べるんじゃないの、都内とか。」
まあ、そうか。そうなのか?
でも、中高生は、便利に使ってるよね。でも女の子が、ほとんどいなかったけど。
「オシャレなお店とかは駅ビルに集中しちゃってるから、女の子は駅ビルにいるんじゃないのかしら。」
ああ、そうね、なんか、商店街が男子用な感じだもんね…。
「でも、都内の日高屋は、女性客多いよね?」
そうだよね、女性一人客とかも多いのにね。
「ナゾだ、大宮。」
ナゾだね、大宮。ナゾだ、大宮と日高屋の関係…。
使いそびれた。
そして、帰り道。
ふと、駅の看板を見上げると、
「大宮駅」という表示の4倍くらいの大きさの、日高屋の看板があった。
え、ええー。
日高屋は大宮を征服しようとしている……!
それは、まちがいない!