ルンバ凄いよ
友人が絶賛していた事もあってルンバが気になっていたが、なかなか購入に踏み切れなかったのを引っ越しを機に買ってみた。
初稼働時のルンバ。
初めてルンバが家にやってきて、ワクワクしながらスイッチを入れると陽気な音楽とともに走りだした。意外と駆動音がうるさいが、かいがいしく走ってゴミを集める姿は面白い。
と、思っていたら椅子に向かって直進して、足に乗り上げて「エラー!」とか言って止まってしまった。
ある日、家に帰るとルンバが鏡を倒してその上でエラー起こして止まってた(後にこの鏡はルンバに割られる)。
何だルンバこいつ、全然ダメなんじゃないか…?そう思いつつもルンバがちゃんと走りまわれるようにお膳立てした上できちんと完走した後にルンバを確認して驚いた。
これは一週間ぶりくらいにルンバかけた時のゴミ。
すごい、すっごいホコリ取れてる!凄い、これは便利だ。とうれしくなって翌日もルンバを走らせた。
一日でこんなに!?上の写真の翌日。
まぁ、昨日いっぱいホコリ取ってきてるから今日はそんなに…。と思っていたら初めてルンバをかけた時と同じくらいの量のホコリが出てきた。えっ、なぜ。
うそ、昨日取ったのにこんなに取れるものなの?実はルンバがホコリ買ってきてるとかない?水増ししてない?結構な量だよ、どこから出たんだ、布団?布団だったとしたら、しばらくしたら布団が無くなっちゃいそうな位にホコリが良く取れる。
実際どのくらい取れるのか
ルンバ専用ゴミ箱設置。
数日であんなに取れちゃうんだったら、一年くらい溜めたら布団になるくらいの量のホコリが取れるんじゃないか。ちょっとどうにも気になってきた。
ルンバから取れるホコリはすべてここに集めます。
そう思ってホームセンターでゴミ箱を買ってきた。ルンバが集めたホコリ、ゴミはすべてここに捨てる。これで一年後には我が家に布団が一枚増えているはずだ。
と、いう事で一年後。
これがルンバが集めた一年分のゴミだ
雨の日も風の日もルンバは走り、ゴミを集めた(家の中なので)。夏には砂っぽいゴミが増え、冬にはホコリっぽいのが多かったりした。そのルンバの一年分の努力の結晶がこれだ。
あれっ、案外少ない。
えっ、これだけ?うそっ。一日で手のひらいっぱい位には取れてたんだからもっと行くもんじゃないの!?これだけっ!?
でも見てみるとおぞましい。
ルンバは掃除機としては値段が高い。それが一年で集めるのがこの程度の量か。これは買わなくてもよかったかな…?とか思いながら中身を出してみたら邪悪な物体に言葉を失った。
単純にきたない…。ただ生活しているだけでこんなにホコリを出しているのか。
自動的に充電しに帰るけど、充電器を激しく動かしてよくわからない所で落ち着いてたりすることもある。
意外と少ない。とか言っちゃたけど、ルンバがいなかったとしたらあのホコリが家の中にあったんだよな…(自分で掃除する気無し)。自由気ままに生活して掃除は完璧にルンバ頼み。なんだか悪いな、ルンバありがとう。
あの程度の量しか取れないなら自分で掃除するよ、という人もいるだろうし、あれはやばい、と思う人もいるだろうが、僕はルンバを買ってよかったという気持ちを新たにした。
ミニクッション、位のサイズ。
ルンバ良いやつだな、と思うとある意味ルンバの努力の結晶であるゴミをただ捨てるのが申し訳なく思えてきた。これはただのホコリではなく、僕の生活の証とルンバの努力の結晶、高校球児における甲子園の土みたいなものだ。甲子園のホコリだ。
出しておくのもアレだったので小さい袋に入れなおしてみると、小さいぬいぐるみ位の大きさになった。じゃあ、これでルンバのぬいぐるみでも作ってみるか。
ルンバの子作り
設計図。
ルンバの集めたホコリで小さいルンバを作る。ルンバはこうやって増えていくのだ、生命の神秘である。
設計図通り。
ぬいぐるみを作ったことは無いが、ルンバは形が単純なのでどうにかなるだろうと適当に作る。大事なのは気持ちだ、ルンバを想う気持ち。
左、子ルンバ。右、ルンバが集めたホコリ。
適当ではあったが、まぁ、大体こんなもんだろう、という感じにはなった。大きさもホコリとほぼ同じ大きさだ。ホコリって言うとネガティブな感じがするので誇りって書くことにしようかと思ったがわけが分からなくなりそうなのでやめておく。
激しい!生命の営み!!
それでは、ルンバにホコリを注入する。生命の息吹を感じる、親ルンバの誇りが子ルンバに受け継がれる。出来た、出来たぞッ、子ルンバだ!
ちょっとかわいい。
子ルンバ、可愛いじゃないか
並べて、黒いセンサーの部分の位置を失敗したなと気付いた。
おぉ、これ、意外とルンバに見えるんじゃないか!?ルンバ、形が単純で助かった。
ロボコップっぽくもある。
しかも子ルンバ、コロンとしたフォルムで意外とかわいい。中身全部ホコリなのに。ホコリでも中に詰めてしまえば分からない、ぬいぐるみにして正解だった。ホコリを固めてルンバを作るとか言い出さなくて本当によかった。
さらに、流石ルンバの子はルンバと言うべきか、ぬいぐるみにして自動清掃機能を持つのだから凄い(上の写真クリックで動きます)。
こっち見てる。
自分で動くのは流石に嘘だけど、意外と良いな、子ルンバ。
子ルンバ、走れるように
意外とかわいく出来た子ルンバ、やはり子とは言えルンバなので走れるようになって欲しい。どうにかしよう。
子ルンバ駆動部
子ルンバに直接タイヤとかを付けるのは難しそうなので100円で買ってきたおもちゃの車を使う。よさげなサイズなのを選んだらえらくごついやつしかなかった。
出来た。
出来た。こうやってみると下の部分の主張が強くて何なのかよくわからない。少し浮かんだ子ルンバはドラゴンボールのフリーザさまが乗っていた宇宙船にも似ている。
あ、走る。
どうだろうかと思ったが子ルンバ、走る。下から見ないと車部分は見えないので案外大丈夫だ。
子ルンバ、走るようになると更にかわいく見える。まるで我が子の成長を見ているようで、あまりにかわいくて中身が全部ホコリだという事を忘れてしまいそうになる。
子ルンバ、親とともに掃除
ルンバ、折角走れるようになったんだから、ここまできたら掃除機能も付けたい。
ひっくり返した時の無様な感じ、親ルンバと凄く似てる。
どうしたらいいかなと思って、裏に磁石を付けた。砂鉄とかあったら引っ付けて来るのだ。金とか落ちてても集めて来てくれる。子ルンバにお掃除機能が実装された。
散歩みたいになった。
お掃除機能は実装されたが、子ルンバは自走できない。ならば、と、親ルンバとヒモでつなげてみると犬の散歩っぽくなった。
(クリックで動きます)
ちゃんとついていってる!
適当に引っかけただけなので大丈夫かなと思いつつも走らせてみるとちゃんとついていっている!ちょこちょこと追いかけるさまは親子のようで可愛らしい。わぁ、なんだ、いいな(後ろのやつ中身全部ホコリだけど)。
心なしか親ルンバが張りきっているように見える。
これまでいつも誰もいない部屋の中を一人で走り回って綺麗にしてくれていたルンバに仲間が出来た。ルンバもこの一年間頑張ってゴミを集めた甲斐があったのではないだろうか。
ちなみに、磁石には全く何も着いていなかった。
ルンバが配達された時の不在表に「ルンバです」って書いててルンバの書き置きかと思った。いつもそんなこと書かないのになぜルンバだけ書いた、佐川の人。
ということでいかがでしたでしょうか、我が家のルンバファミリー。特にゴミ収集能力は上がらなかったけれど、なんだか見た目ちょっと可愛らしいのでそのままにしている。
鏡割られたり、靴下とかネクタイ巻き込んで止まってたり、色々するけど、ルンバ、良いですよ!必死で探しても見つからなかった物が何故かルンバが部屋の真ん中に置いてたりするし、妖怪リモコン隠し対策にも良いと思う。
と、言う事でルンバ良いよ、の記事でした。
いくら探しても出てこなかった携帯電話の充電池をルンバが探してきてくれた(そもそもルンバが隠した可能性もあり)。