お正月特集「過剰な食べもの」 2013年1月4日

お正月特集「過剰な食べもの」格安王将は安さが過剰

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豚肉一日7000キロ、玉子一日5万個、鶏肉一日3000キロ、餃子一日100万個の「餃子の王将」(関西では有名なCM)。もしくは餃子の王将から独立した「大阪王将」。王将と聞くと関西人ならばどちらかを思い浮かべるのではないか。

双方とも安くて量も多くて美味い。その王将に対して、更に格安を名乗る店が現れた、それが格安王将。入ってみると過剰なほどの安さであった。

複数ライターがワンテーマで書くお正月特集、1/4の今日は「過剰な食べもの」。いろんな意味でのやりすぎフードを8本取り揃えました。お正月の満腹気分にとどめを刺させていただきます。
1983年三重県生まれ、大阪在住の司法書士。
手土産を持参する際は消費期限当日の赤福で受け取る側に過度のプレッシャーを与える。

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> 個人サイト owariyoshiaki.com

確かに安い

偶然見つけた格安王将。雑然とした感じからチェーン店っぽさが全くなく、そこかしこから感じるパチものっぽさ。餃子の王将とは関係がなさそうだ。王将との誤認を狙った商号だろうか。

メニューを見ると確かに安い。唐揚げ定食380円にソース焼きそば230円。餃子150円、サバの塩焼き80円もあった。スーパーでもその値段じゃ買えないだろう。という価格帯。

安い、安すぎる。ただ、安いお店で出てくるものの感想は「この値段だからね」というある種の諦めを含んだものであることが多い。実物を見るまではどうともいえぬ。
あぶれんばかりの焼きそば来た!!
あぶれんばかりの焼きそば来た!!
そう思いながら注文した焼きそばは皿にてんこ盛りで具材たっぷり。なんだこれ、これ本当に230円か。

一般に飲食店の利益はお代の三割というが、普通のお店の半額くらい。薄利多売のチェーン店である本当の餃子の王将よりも三割位安い。ちょっと意味が分からない。

王将だった

凄い、看板通りの格安っぷりで味も普通に美味い。凄い!安い!美味い!って話していると店員さんが「安いけど、普通でしょ」と言って笑った。なんだ、普通でしょ。って。
こ、これは…。
こ、これは…。
どれも「この値段だからね」じゃなくて、「この値段なのに!?」と驚く。そして出てきた餃子の衝撃。どう見ても餃子の王将の餃子だ!食べてみても王将の味。なに、勝手に名乗ってると思ってたけど、もしかしてここって、王将なの!?
別の日に頼んだ唐揚げ定食380円。値段の意味が分からないくらいしっかり定食。
別の日に頼んだ唐揚げ定食380円。値段の意味が分からないくらいしっかり定食。
どういう事だ、と聞いてみたら「昔餃子の王将だったけどチェーン抜けても王将って使っていいって餃子の王将の社長に言われた。社長と仲良しだから」らしい。

そんなのありか。

屋号と餃子の味の謎は解けたが、ここまで安くする必要はあるんですか…。と思うほどの過剰な安さ。

しかもこの値段で出前までやっている。出前ピザが高いのは出前のための人件費。そんな常識をふっ飛ばす値段、サービス。この値段はちょっと過剰である…。
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