完成形はすでに見てもらいましたが
冒頭の写真が完成形である。あれがバルーンで作った腸だ。ピンクの部分が小腸でオレンジが大腸。
こうして持つと熊手のようでもある
ふつうのバルーンアートよりもねじったりしなくていいから簡単だろうと思ったが逆だった。いろいろ予想外のことが起きた。
予想外のことが起きてくれないと本稿に書くことがなくなるので、正直ちょっと助かった。
予想外その1・ふくらまない
バルーンアート用の細長い風船が全く膨らまないのだ。ネットで調べるとやっぱりふつうの風船よりも膨らましにくいものらしく、同様の質問をしている人がたくさんいた。
100本で1260円
血管が切れそうになる。黒目もでかくなる
仲間がたくさんいたところで膨らまないものは膨らまない。口を膨らませないで腹式呼吸で息を出すのがコツと書いてあったが膨らまない。
体育の時間、逆上がりや側転のコツを教えてもらっても僕だけは最後までできないのだ。
そしてポンプ付きのセットを買った
急いで蒲田に行ってポンプ付きのセットを買ってきた。まだひとつも作ってないのに風船が150本になってしまった。
予想外その2・まとまらない
ポンプを使って膨らませられるようになったが、まとまらない。バルーンアートがなぜねじるのが分った。ねじって固定していかないとまとまらないのだ。
腸というより白子ポン酢だ
手を離すとすぐにボーンとはじける
ものごとにはすべて理由がある。そんな当たり前のことをかみしめる…ということもなく右の写真は明らかにふてくされている(実際、このあとフテ寝した)。
解決策 ガムテープで留める
バルーンアートとしては禁じ手だと思うが、ガムテープで留めることにした。
ガムテープでとめる。セロテープやのりでは固定できないため強力なガムテープでとめる
小さいパーツをいくつか作る
まわりに大腸をイメージしたオレンジの風船を配置し、そのなかにパーツを詰めてできあがり
その他のコツとしては以下があげられる。
・風船に空気を入れすぎない
・やや厚い風船のほうが曲げやすい(ディスカウントストアで売ってるものよりハンズで売ってたもののほうがやりやすかった)。
将来「あしたまでに風船で腸を作らないとおまえの命はない」と脅されることがあるかもしれないのでぜひ憶えておいてもらいたい。
予定より早く終わりましたのではしゃいでるところをご覧ください
レントゲン
裏から見るとこんなです
白子ポン酢は木に挟んでインスタレーションということにしました
さよなら2012年
人体はけっこう風船だ
人体のなかには腸のほかにも、染色体や脳などバルーンでできそうなものが多い。
人体はかなりチューブである。血管も耳の奥のカタツムリみたいなところも(絵でしか見たことないけど)バルーンアートにできそうだ。
子どもうけは全くしないと思うけどね。