特集 2012年11月23日

(変わった)古本屋の作り方

写真はこれですが、普通の古本屋を始めたい人も参考になりますよ、たぶん。
写真はこれですが、普通の古本屋を始めたい人も参考になりますよ、たぶん。
最近はすっかり古本屋=ブックオフ、という人も少なくないと思います。しかし、古本屋には古本屋しかない楽しみがあるのです。また本屋とも違う魅力とは?
1972年佐賀県生まれのオトナ向け仕事多数のフリーライター。世間の埋もれた在野武将的スゴ玉の話を聞くのが大好き。何事もほどほどに浅く広く、がモットー。

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世界一の古本の街にまた一軒

自分は九州は佐賀県の出身なんですが、大学で京都に行くまで古本屋を利用したことはたぶんなかった。まず近所にないし、街の方でみつけてもえらくボロっちくてまず入ろうという気はしなかったし。

それだけに東京に神保町や早稲田といった「古書街」といわれる場所があるのは、やっぱ歴史もあれば街自体もデカいからなあ、と思わせるものがあります。
ちょうど取材のときに古本まつりがやっていた。
ちょうど取材のときに古本まつりがやっていた。
全国42都道府県くらいの人は「祭りできるくらい古本屋あんの?」と思うはず。
全国42都道府県くらいの人は「祭りできるくらい古本屋あんの?」と思うはず。
しかし現在多くの人にとって一番利用してる古本屋が「ブックオフ」なのは間違いないんじゃないでしょうか。最近若い人に聞くと「近所に本屋はないけど、ブックオフはあるからよく行く」なんて事言われることあるくらいだからなあ。

しかし、古本屋には古本屋の魅力がある。…いや、自分もそんな通ってるわけではないので、「じゃあ言ってみろ!」と聞かれて満足な答えを出す自信はないですが。

お、そんな時にちょうどいい先輩があらわれた!以前「雑談トレーニング序説」でもお世話になった、ライター・ゲームデザイナーのとみさわ昭仁さんが神保町に古本屋をオープンするという。なかなか古本屋の開き方とか聞けるもんじゃないし、正直なぜいま古本屋をオープンしようと思ったのか聞いてみたい。
ということでオープン直前のとみさわさんのお店にやってきました。
ということでオープン直前のとみさわさんのお店にやってきました。
その名も「特殊古書店マニタ書房」。特殊古書店って何?
その名も「特殊古書店マニタ書房」。特殊古書店って何?
「世界一の本の街」という神田神保町。中でも古書店の数は180店近く。この街だけで何万、何十万冊本があるんだって話ですよ。集英社や小学館といった出版社もあるし。

そんな古書店街だけに、他とは違った専門古書店も少なくない。映画専門や音楽専門、医学や語学専門といった。そんな中に生まれたマニタ書房はどういう古書店かというと…。まあ棚を見ていただけますか?
ア行はこんな感じ。アートにアイドル・映画…。
ア行はこんな感じ。アートにアイドル・映画…。
続いてカ行。ゲーム…黒人?ご長寿?
続いてカ行。ゲーム…黒人?ご長寿?
「秘境と裸俗」だけでワンコーナー。左下の「のりもの」が超ポップに見える。
「秘境と裸俗」だけでワンコーナー。左下の「のりもの」が超ポップに見える。
そして「人喰い」。こんなに出てる事も普通は知らない。
そして「人喰い」。こんなに出てる事も普通は知らない。
たしかにこれは「特殊古書店」としか言いようがない…。「サブカルチャー」「アンダーグラウンド」ともちょっと違うもんなあ。ちなみに「人喰い」なんてジャンルがあるのは、とみさわさんが『人喰い映画祭』なんて単行本を出すほどの人喰いマニアだから。

いったいなぜこんな古書店を作ろうと思ったのか?とみさわさんに聞いてみよう!
オープン前、本を整理する中にお話うかがいました。
オープン前、本を整理する中にお話うかがいました。
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古本はキャッチ&リリースでいいんです

もともと都内住まいのとみさわさん、中高時代に望月三起也の漫画(代表作『ワイルド7』)を集めるために古本屋をまわり始めたのだという。今だとそこそこのマイナーでも単行本に文庫版・コンビニ版・電子書籍もあればネットオークションなど使えばだいたい手に入りそうなもんだが、当時手に入れようとしたら古本屋巡りしかない。

そうした漫画から小説、ノンフィクションなどのジャンルを趣味として、または仕事のための資料として、時にはブログのためのネタ集めとして古本屋通いは止まることはなかった。そして近年では地方のブックオフツアーを定期的に行くほどに。

もともと、とみさわさんは「野球カード」や「ジッポライター」「歌謡曲」といった比較的メジャーな趣味から、「人喰い映画」「覆面歌手」「映画で灰が長くなった煙草のシーン」といった謎のジャンルまでの蒐集の鬼。その多岐に渡りっぷりはとみさわさんのブログ「蒐集原人」を見て下さい。横の「カテゴリー」からしてよくわからないけど見ればわかる。
コレクターだけに「コレクション本」というジャンルもある。
コレクターだけに「コレクション本」というジャンルもある。
「古本屋になろうと思ったきっかけはねえ…本が好きな人ならみんな将来的には古本屋のおやじに憧れるもんじゃない? 要するにレコードコレクターならバンドやりたい、ライブハウスやりたい、中古レコード屋やりたいみたいなもんで」

--そんなもんなんですか!

「そういうもんでしょう! まあ現実的にやろうと思ったのは、自分はもう物書きとしては今より上に行けないなと思って、40代も後半になって『老後』が近づいてきたなと思った時に、そろそろ古本屋を商売にしてもいいんじゃないかと思ってね」

--でも決して景気良い商売ではなさそうですよね。ブックオフならまだしも個人店となると。

「それが皮肉なことに、ブックオフのおかげで俺は古本屋がやれるなって思ったわけね。それはブックオフが仕入れの場所になるわけですよ。個性のない普通の古本屋をやろうとしたらどうにもならないけど、ウチみたいな『セレクトショップとしての古本屋』をやろうと思ったらありがたい場所なんですよ」

--他と品揃えが確実に違う古本屋ですもんね。

「ブックオフは古いかどうかだけで値付けするから、105円コーナーの本にもウチで500円とか1000円とか売れる本があるわけですよ。その差額でぜんぜん利益も出る。いわゆる『背取り』ってやつだけどね」

--なるほど、ブックオフに困らない古本屋スタイル!

「むしろブックオフが躍進して日本中に無数にあるから、こっちにとってはハンティングする猟場がどんどん拡大してるんですよ」
ブックオフなら気にならないけど、こうしてまとめられると気になる!
ブックオフなら気にならないけど、こうしてまとめられると気になる!
なるほど、「ブックオフでは売れない本」を「売れる場所」にトレードするわけだ。しかも元は105円とかの本を。メジャーリーグでは動きの悪い選手も、別のリーグでいいポジションを与えて再生させた、みたいな。もちろんそんな上手い背取りが出来るのも、古本屋に通い続けたとみさわさんの目があってのことなんでしょうが。

ただ気になるのが、もともとコレクターなら「集めたの手放したくない」「売るのもったいない」って気持ちにならないんですか?
「それは俺のコレクター論にもつながっていくんだけど、コレクターだから手放せるんですよ。どういうことかというと、たとえばたくさんのカメラを持ってて、愛着を込めて使う人はコレクターじゃないんですよ。『カメラの愛好家』『カメラを愛してる人』なんですよ。古本だっていっぱい集めて書庫に大事にとってる人は、古本の愛好家。便宜上『コレクター』って普通言いますけどね」

--それでいい気がしますが…。

「でも僕の場合は、面白そうな本を求めて神保町をうろついたり、日本中の古本屋を訪ねて歩いたりして、本棚からピカッと光ってる本を見つけて抜いた瞬間、それを帰ってきてチェックリストに入れる瞬間、本棚に並べた瞬間。そこまでが大好きなの」

--ははは!!

「で、並べた瞬間、もうどうでもいいの」

--え、じゃあ本を読むっていうのは?

「中は読まない!それはだって全部は読み切れませんよ。中身も読んで面白いものもあるけど、まあ、ほとんど読んじゃいられないんで」

--まさに「コレクト」が目的だと。

「『キャッチ&リリース』って言ってるんだけど(笑)。確保するまでが楽しい。それがコレクトなんですよ、僕にとっては」

--純粋コレクターですね、ある意味。

「『中身はどうでもいい』ってのは昔野球カードを集めてる時になんとなく気づいてきて。野球カードってどうでもいい選手だと100円なんだけど、人気選手だと高かったりするわけ。それが僕は昔から納得いかなくって。野球カードって裏に番号が書いてあるんだけど、それを探し集めるのが好きなのであって、カードに書いてあるのが誰とかはどうでもよかったんだよね。幻の番号が日本のどこにあるかわからないところが面白いんであって」

--あくまで宝探しですね。

「だから僕にとって究極のトレーディングカードは白い紙に番号だけ振ってあればいいんですよ。それが全国のショップに散らばってたら俺集めるから!」

--わははは、効力のないドラゴンボールみたいな話だ(笑)

「そうそう、集まって神龍出なくてもいいんですよ(笑)。まあカードコレクター仲間からはバカだねえって言われるんだけどね。まあバカですよ(笑)」
まあ、とみさわさんがこう言ってるからといって、買った本一切読んでないわけではない。ただ、カードの経験を経たおかげで『手放してもいいや、また集めればいいんだし』という心理にはなったという。

まあそれもこの古本屋に至るまで数千冊の本を買ったり売ったりしてきたとみさわさんならではの境地。男は一度とことん集めなければ見えないものもある。たとえば…。
この「悪の錬金術」、「新」も「実録」も全部内容同じだそう。
この「悪の錬金術」、「新」も「実録」も全部内容同じだそう。
集めていればそんな知識も得れる!何の役に立つかはおいといて。一つの有意義なものは数百数千の無駄の上に立ってる、てことはあるのだ。
整理されるのを待つ古本たち。新たな価値がつけられる。
整理されるのを待つ古本たち。新たな価値がつけられる。
--でも、絶対売れない本てのはありますよね?

「仕事の資料とかはもちろん別に自分のコレクションにしてるしね。たとえばこれとかはたぶん売らないかなあ」
これは手元に置いとくサイド。なぜだ!
これは手元に置いとくサイド。なぜだ!
「こんないいタイトルの本を300円とかで安売りしたくないし、かといって2000円とかつけても誰も買わないしなあ」

--なるほど。そう考えると値付けって難しいですね。

「そういてばこないだ漫画家の喜国雅彦さん(古本マニアとしても有名)から聞いたんだけど、古本業界で有名なオヤジがいるんだって。古本屋が新装開店すると必ずやってきて、『一番売りたくない本ってどれ?』って聞くんだって」

--ふむふむ。

「それで店主が秘蔵の一冊を出してくると『じゃあこれちょうだい』って言って買うんだって。つまり店主を教育しに来るわけですよ、『それをしないと本物の古本屋になれないよ』って」

--わははは、分かるけど大きなお世話ですね!(笑)

「ただ、そのオヤジもリスクがあるわけよ。『一番売りたくない本』って持ってきたのが2万円とかの本かもしれないし」

--オヤジ側も勝負なんですね(笑)。ちなみにとみさわさんはその質問されたら?

「そんなオヤジがきたら、『うーん全部ですね』って言ってやるよ!(笑)」
一般的な価値観では『リスを捕って売れ!』より大事な本がいっぱいあるような気がするけど…。そういう価値も含めて、古本屋って店主のすべてが見えるワールドなんだろうな。本の値段なんかも「俺(店主)がつけた価値」なわけだし。そう思うと古書店が店主を神とした小世界に見えてきますな。古本屋ワールドオーダー!
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古物商は今を生きる仕事である

さて古本屋ってどうやったらなれるのだろう?街の古本屋というとのんびりしたおじいちゃんとか店先にいる感じなので、古物商の免許は簡単に取れそうだ…と思ってたら予想以上にハード!
「詳しい話はネットとかで調べればわかるんだけど、簡単にいえばまず店舗を出そうと思ってるところの管轄の警察署に届け出をするんですよ、『古物商許可申請』てのを。それがまたすっごい書類が必要なの。住民票とか略歴書とか、禁治産者や破産者じゃないことを証明する証明、あと『登記されてないことの証明書』っていうややこしいのも。あと手数料が1万9千円」

--うわー、面倒そうですねえ。

「あとネットでホームページを作る人はその
URLも届けないといけない。で、届けでたら警察で審査して返事がくると。落ちる場合もある」

--え、意外と厳しいんですねえ。

「そう、けっこう厳しいんだよ。ひとつは、『俺も将来古本屋やりたいから、今のうちに許可証取っておこう』ってのはダメなんです」

--ああ、やるなら許可もらってすぐやらなきゃダメだと。

「そう。言い換えると古物商の免許は『いま私は古物商です』てのを証明する免許なわけ。だから、もう働けなくなったとか、お店辞めたら返さなきゃいけない」

--何でそんなに厳重なんですか?

「それは犯罪に使われたら困るからですよ。盗品の宝石とか盗難車とかに関わることもある仕事じゃないですか。盗んだものをクリーンにするために使われたり」

--そうかー!意外と犯罪に近い商売ですからね(笑)。それこそ万引きした本持ち込まれたり。

「だから警察の審査ってのは身辺調査とかなわけですよ。身の回りに前科者がいないかとか、思想的に偏ったものがいないか、とか」

--「どうやらゲームデザイナーしてたらしいぞ、コイツ」とか調べられてたんですね(笑)。
これを手にできるかはあなたの過去が問われる!
これを手にできるかはあなたの過去が問われる!
ちなみに誰でもネットオークションやフリマに出品出来るように、「販売」は免許なしでも出来るそう。この免許が意味するのは「買い取り」の許可。盗品を扱う可能性=実は犯罪と近い…というのは意外でしたね。ある意味、以前取材した猟銃の所持免許にも近いものがあります。ちなみに詳しい話は警視庁の古物商許可申請のページを!

さてここまでのページを見ても、マニタ書房が「特殊古書店」と言うに足る変わったジャンル分けの古本屋であることはわかったと思うけども、もうちょっと細かくどんな本があるか見てみよう。ちょこちょこ気になる本が面出し(背表紙ではなく表紙を表にしてディスプレイしてること)してるけども…。
「三和銀行巨額横領事件」の犯人による手記。その裏表紙を開くと…。
「三和銀行巨額横領事件」の犯人による手記。その裏表紙を開くと…。
判決時の新聞が!元の持ち主よほど興味あったんですね。
判決時の新聞が!元の持ち主よほど興味あったんですね。
また、中には同じ本が数冊というパターンも。しかし中にはこの2冊みたいに「一冊はビニールがけ、一冊はむき出し」というパターンも。これはどういう意味が?
冤罪事件のルポルタージュ。テカってる方がビニールがけ。
冤罪事件のルポルタージュ。テカってる方がビニールがけ。
片方は新品だった!なるほどー。
片方は新品だった!なるほどー。
もちろん本の値付けはとみさわさん次第。ちなみに一番このお店で高そうなのは?と聞いてみると、「値段つけるのこれからだけど、これになるかなあ」と持ち出したのがゲームメーカー・ナムコの話題を中心としたビデオゲーム専門用語辞典『新明解ナム語辞典』。これに関しては「5000部しか出てないのと、定価が5000円なんでちょっと高めに値段つけるかなあ」
「ちなみにこれ僕が編集したんだけどね」。そうなのか!
「ちなみにこれ僕が編集したんだけどね」。そうなのか!
ちなみにとみさわさんがゲームデザイナーだけに、ゲーム系の本もけっこう充実してました。それ以外にも、言われないと気づかない充実コーナーが…。
「ドクター中松熱いですよ!」というだけある品揃え。
「ドクター中松熱いですよ!」というだけある品揃え。
「水野晴郎以外の警察ジャンルってあんまりない」んだそう。
「水野晴郎以外の警察ジャンルってあんまりない」んだそう。
ジャンルの広さは圧倒的でありながら、そのジャンルのピンポイント感がすごいマニタ書房。他にはそんなジャンル仕切板ないでしょ、みたいなのばっかりだ。

しかし他で置いてないジャンルだからこそ、マニタ書房でしっかり集める意味はある。「一冊一冊見たらたいしたことないけど、その分野をキチンと揃えると、そこに価値が生まれるだろうって思いはあって。それで読みたい人に届けばいいかな」と、とみさわさん。たしかに105円棚にバラバラに置かれてても気にならないけど、まとめると興味が沸く…そんな品ばかりだもんなあ。

それだけに「これから来そうなジャンル」をとみさわさんに聞いてみた。すると「今は心霊写真に力入れてるんだよね」とのこと。なぜ今!
心霊写真コーナー、続々入荷中!
心霊写真コーナー、続々入荷中!
あとこれも力を入れたいジャンルだそう。
あとこれも力を入れたいジャンルだそう。
「心霊写真は一時期ブームになったから、一冊100円200円でバンバンあるわけ。だけどこれを揃えると『心霊写真だったらここだよ!』と言われるんじゃないかなと。そろそろブームがまた来ると思うんだけど…」

--オカルト系は周期があるっていいますしね。

「5年後くらいを見越して今集めてるんだけどね。自分はいっさい信じてないんだけど(笑)」

--暴走族系は?ある意味、最近また話題にはなってますけど(笑)。

「昔はけっこう写真集とか出てたんだよね。でも今はぜんぜんないのよ。それでたまに出ると8000円とかしてけっこう高いの」
ある意味どちらも「怖い物見たさ」というキーワードで繋がりますね。これからの古本界は怖い物ブームが来るのか!それともこの店だけか!
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さっそく娘を嫁に出す気分に…

さて先の取材から数日後、あらためてマニタ書房がオープンするということで再度うかがってみました。この日はオープンといっても、初日ということで関係者のみの貸し切り。うかがったのがオープン直後くらいのちょっと早い時間だったのでお客さんはこれからという感じ。
お店の1階に看板ができてた。謎のジャンル名がびっしり。
お店の1階に看板ができてた。謎のジャンル名がびっしり。
さっそくお客さんが物色中です。
さっそくお客さんが物色中です。
ちなみにこの日は営業日兼オープニングパーティということでとみさわさんの身近な人のみが招待されてたんですが、店主からは「会費いらないかわりにいらない本を持ってきて」というお願いが。なるほど、古本屋には一番いい会費ですな。ということで自分も2冊。
こちらの店に似合いそうなノンフィクション2冊。
こちらの店に似合いそうなノンフィクション2冊。
ちなみに『小室哲哉~50年の軌跡~』は既に在庫があった。さすがだ。店主はそんなお客を応対しながらも、レジを引っ張り出したりと開店準備におおわらわ。
レジより馴れたPCの方が計算とか早かったり。
レジより馴れたPCの方が計算とか早かったり。
しかも古本に加えて、商品が増えていた。7インチのドーナツ盤に、アロハシャツ、そしてアナログなゲーム。アイテムの幅が広がって、さらにとみさわさんの世界になったぽい感じしますねえ。
レコードは女性アイドル中心だそうです。
レコードは女性アイドル中心だそうです。
実は任天堂製。ファミコンが出る前のオモチャです。
実は任天堂製。ファミコンが出る前のオモチャです。
さてせっかくなので自分も本を買っていこう。秘境とか裸族も興味あるけども、前から探してた中国のファストフードの本と、なんとなくジャケ買いでディスクジョッキーの本を。
とりあえずこういうので勉強してみる。
とりあえずこういうので勉強してみる。
レジに差し出すと、おや?とみさわさんの様子が?「あ~、これ買っちゃうんだ~!ちょっとコレ買われるのは娘を嫁に出す気分だなあ」ということは…なぜかこの本には他にない透明カバーがついてたのだけど、とみさわさんが気に入ってた本だったのか!奇しくもさっきの話「店主が気に入った本を買うオヤジ」になってしまった。
大事に読まれろよ~。
大事に読まれろよ~。
最初に書いたとおり180軒近くあるという神保町の古本屋。それぞれに今回とみさわさんに聞いたような思い入れだったり裏話があったりするのだろうなあ。店主の趣味でやってるにしろお仕事にしろ、古本屋というのは「ひとつの世界」。そういう視点で興味ないジャンルの古本屋も今度覗いてみるかな。

これも任天堂製。と聞くと『動物番長』風。
これも任天堂製。と聞くと『動物番長』風。

趣味と実益の前線基地

ちなみにこちらのお店は、とみさわさんのライターとしての事務所との兼用。原稿書きながら、お客さん来たら対応…て生活はちょっと羨ましいなあ。

取材協力:マニタ書房
東京都千代田区神田神保町1-14
小川図書ビル4階

(不定休につき来店される方は公式ツイッターをチェックしてください)
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