強風で折れた近所の中古車屋の看板
停電の中、電卓で会計するコンビニ
そして我が家ではなんと「暴風域の中、風圧で窓ガラスが割れる」という事態に陥りました。台風の中窓ガラスが割れたらどうなるのか…。今回はその様子をレポートしようと思います。
9月29日、第17号 (ジェラワット)来襲。
まずは9月29日の7時58分の我が家の映像を見てみましょう。すでに暴風域に入っていて写真ではわかりませんが、結構な風が吹いてます。
この時は何も考えずに「台風の時に50M走るをリベンジしてみる」とか「ローソンの看板が回ってるかチェックしにいく」とかなんか台風ネタができないか、そんなことを考えておりました。
8時22分に停電。そういえば月末でちょこちょこやることがあった私はこの台風のうちに仕事をしようか、的な感じになってたのですが、あえなく停電。仕方ないので風の様子を見て取材にでも行ってこようかと思っていたそのとき。
ものすごい音がして、うちの一番でかいガラスが割れました。
割と冷静そうですが、なぜか一通仕事のメールを返信して、それからツイートしてるんで多分めちゃめちゃ混乱してたんだと思います。
暴風域の時に窓が割れるとどうなるかについては後述しますが
直近二回の台風が拍子抜け過ぎて、家には対策グッズが何もない状態。流石にアルミホイルでは穴はふさげない…っ!
台風時に窓ガラスが割れるとどうなるのか
それでは暴風域中に窓ガラスが割れるとどうなるか見ていきましょう。
1.クローゼットが閉まらない
強風のため、クローゼットが開きっぱなしに。そしてクローゼットの中に容赦なく雨風が吹き込んでいきます。クローゼットの中に緑色の何かが見えると思いますが、前にサイトの企画で一回だけ使ったままクローゼットの中で眠りについていた緑色の全身タイツです。
仕方ないので除湿器とあまり使わなくなった古いマッキントッシュ(G4)でとりあえずクローゼットを閉めることに成功。
とりあえず机の上のもの、ゴミ箱だったりありとあらゆるものが飛ばされて、さらに雨風が吹き込むため一気に廃墟みたくなります。
部屋の中はガラスだらけ。しかも風の吹き込みでどんどんガラスが部屋に散らばっていきます。
結果、土足で部屋にあがるという欧風スタイルに。家にスリッパとかがあれば良かったんですが、通常裸足で生活していたので何も無かったんですよ…。
うちのアパートは比較的大家さんが近くに住んでいるらしく、台風の中被害確認に来てくれました。そしてなぜだか知らないけどアルフォートを差し入れ頂きました。
5.ツイートがリツイートされまくって、iPhoneの充電が無くなる
最初の写真がセンセーショナルだったのかツイッターのツイートがリツイートされまくってましたが、そのたびに通知が来る設定で停電時にiPhoneの充電がピンチに。
と、まぁこんな感じです。最後の方は冗談ですけど。
僕の部屋はワンルームなのですが、10畳+10畳が二つつながったような感じだったので、片方の10畳は酷いことになっても、もう片方の10畳は比較的無事だったので割と余裕が持てました。これが10畳ワンルームで窓が割れてたら本当に危機的状況だったと思います。
まぁそっちの窓もヒビがはいって危機的状況だったんですけど。
割れた窓、その後
11時くらいに台風の目に入ります。
ツイートを見て、友人一同が助けに来てくれました(本気でありがとうございます!)。
とりあえず、あいた穴にブルーシートを張って応急処置。密閉すると飛ばされてしまうので、ブルーシートには穴を。
僕は玄関先にスペースを作ってとりあえずそこで生活することに。
この後、吹き返しがやってきますが吹き返しの風は逆方向だったため、ブルーシートは朝まで無事。とりあえず停電だけが大変でしたが、一夜過ごすことができました。
もう大体あきらめがついたのと、台風の危機が去ったので余裕のツイート。
とりあえず危機は去ったので、昨日の爪痕を検証してみましょう。
カーテン。長時間割れたガラス窓に接触して引っ張られていたのでぼろ布に。
ベランダに落ちていたアルミの何か。こいつがヒビの入った窓の方にガンガンぶつかってたので、気が気じゃなかったです。
割れたガラスはこの厚さ。結構な厚さがある上に、ワイヤが中に入ってます。これが割れるのだから相当な暴風だったことがわかると思います。
部屋の奥のベッドにも吹き込んだ木の葉やガラス片が。部屋の至る所にガラス片が飛んでいて、掃除の最中も結構指に刺さったりで痛かったです。
わかりにくいけど天井。天井にも細かく木の葉がついてます。
昨日に引き続き掃除も手伝ったもらいました(ありがとうございます!ありがとうございます!)
掃除完了。風通しのよい家になりました(物理的に)。
台風対策と窓が割れたらどうするか
以上時系列で我が家の状況を追ってみましたがいかがだったでしょうか?
以下、僕なりに教訓をまとめておきます。
1.台風対策について
・ワイヤー入りの窓でも割れる時は割れる
・窓には布ガムテープ(養生テープ)などであらかじめ補強をしておくべき
・軍手や布ガムテープなど台風に使えそうなものはきちんと用意しておく
・最低限持ち出す貴重品はまとめておく
・「台風のネタなんかないかなぁ…」とか考えない
2.不測の事態が起こったら
・焦らない、無茶しない
・窓が割れるとガラス片が飛び散って危険なので危険ならば速やかに避難する
・あらかじめ不動産屋さんの電話番号や近くの公民館など避難場所を確認
今回は停電も断水もしたので、普段あるものが無いと、いかに生活が不便かということを実感するような出来事でした。水と電気、そして窓、普段なにげなくあるこれらに感謝しつつ、防災の備えは忘れないようにしましょう。
台風の弱まったときに資材を持って助けが来たことも大きかったと思います。ホントに家に何もなかったので、あのままだったら台風明けはもっと酷いことになっていたかも知れません。
割れた窓、その後
こうして割れてしまった窓でしたが、2日後にはベニヤでふさがれ
我が家は結構人通りの多い遊歩道に面していて、台風が去った後はカーテンは無いわ、ガラスは無いわ、部屋は丸見えだわで、なんだかとても可哀想な感じでした。どちらかと言えば僕は台風が来るとワクワクする方なのですが、今年は台風の当たり年でほぼ二週に一回沖縄に台風が来たのでもうお腹いっぱいです。
この記事を読んでいる方で、今後台風が来てガラスが割れるという事態に遭遇する人が何人いるかはわかりませんが、そんなときこの記事が参考になればと思います。