バイキングはエンタメだ
「バイキング」あるいは「食べ放題」。食べ盛りの男子にとって、これほど魅力的なワードが他にあるだろうか?
みんな大好き「食べ放題」
魅力的すぎるがゆえ店名より高く掲げられる。それが「食べ放題」
「食べ放題」というシステムを最初に発明した人は偉大だ。エジソンやノーベルに勝るとも劣らない功績だと思う。
食べることが何より好きな自分にとってバイキングは単なる食事ではなく、もはやエンターテインメントといっていい。だから食べ放題に来ると、ついつい写真を撮ってしまう。
食べることが何より好きな自分にとってバイキングは単なる食事ではなく、もはやエンターテインメントといっていい。だから食べ放題に来ると、ついつい写真を撮ってしまう。
この世のレストランが全部バイキングになったら、戦争はなくなるんじゃないだろうか
正体がよく分からない料理も、バイキングならうまそうに見える
フルーツバイキングというこの世の極楽
そして、つい取りすぎる
テンションが上がってあれもこれもと手を伸ばしてしまうのがバイキングの常。もちろん僕もお皿はいつもわんぱく盛りだ。
しかし、冒頭でも述べた通り、現在はダイエット中につき大好きなバイキングに行けない。そこで、せめてふだんの食事をバイキングっぽいスタイルにして満足感を得ようと思う。
しかし、冒頭でも述べた通り、現在はダイエット中につき大好きなバイキングに行けない。そこで、せめてふだんの食事をバイキングっぽいスタイルにして満足感を得ようと思う。
浅草のかっぱ橋道具街へやってきました
やってきたのは東京浅草のかっぱ橋道具街。飲食店用の設備や調理器具がいろいろ揃っているここならきっとバイキングに必要な道具が見つかるはずだ。
バイキングでよく見かける業務用の調理道具
ごはんがたんまり炊けるでっかいジャー。でも、高くて買えなかった
ホテルのバイキングでよくみかけるやつもあった
セール中で12800円が8000円だった
ホテルなどのバイキングでよく見るコンロ付き卓上鍋がセールで売られていた。これさえあれば自宅でいつでもバイキング気分が味わえる。しかし、8000円あれば本物のバイキングに3~4回行けると思い、なんとか買うのは踏みとどまった。
自宅でバイキングする
というわけでいくつかのアイテムを購入し、自宅に戻ってきた。さっそくふだんの食事をバイキングっぽくしてみよう。
まず、バイキングといえば長テーブル。そこに大皿料理が並んでいるイメージだ。
まず、バイキングといえば長テーブル。そこに大皿料理が並んでいるイメージだ。
まずは長テーブルを用意する
高さが足りなかったのでジャンプで底上げ
我が家にはちょうどいい高さの長テーブルがなかったので、ジャンプを重ねてその上に板を乗せた。テーブルクロスをかぶせたら思いのほかそれらしくなった。
バットを並べて
トングなどを置いてみた
さらに重ねた皿を置いてみると
何かが始まりそうな予感
もうこれだけでもだいぶバイキングらしくなった。まだ料理が盛られていないのにテンションが上がる。
ちなみに、今晩のおかずはこれである。
ちなみに、今晩のおかずはこれである。
ダイエット中なので質素です
バイキングだ
「うの花」「カボチャの煮物」「切干大根」「ほうれん草のおひたし」。ダイエット中とはいえ泣けてくるほど質素なメニューである。バイキングの「ハレ感」とは対極にある地味なおかずばかりだが、それがバイキングスタイルになると様相は一変する。
自然食バイキング
まるでオーガニック系のこじゃれたビュッフェのようではないか。スーパーで買ったリーズナブルなおかずが、なんだかとてもありがたいものに思えてくる。
100均のロールパンもなんだかいつもより誇らしげ
みかんバイキング
とんがりコーンバイキング
何をならべても思ったよりちゃんとバイキングっぽい。そしてバイキングになると、どんな食材も3割増しでおいしそうに見えるから不思議だ。
しかも全部の料理がおれのもの
ひとりなので落ちついて料理をとれる
食べ放題といっても、皿の料理が少なくなっている場合、後ろの人に気を遣って豪快に盛れなかったりするが、自宅バイキングなら誰にも邪魔をされることはない。
わんぱく盛り
うまい!!
立って食べると立食形式のパーティーみたいでより楽しい。ご歓談する相手がいないのが残念なところだが、そもそもパーティーで積極的に歓談するほうでもないのでむしろ誰もいないほうが助かる。
二周目
高級バイキングも楽しみたい
ただ、これはこれで楽しいのだが、できればもう少し高級感をプラスしたい。憧れの高級ホテルのバイキングを自宅で楽しみたいのだ。
高級バイキングといえばローストビーフでしょ
とはいえ高級バイキングがどういうものかよく分からないので、むかし社員旅行で泊まったホテルビュッフェを参考にした。そこにはローストビーフを切ってくれるシェフがいたのだ。滑らかな手つきでカットされたローストビーフはとろけるような柔らかさだった。
予算の都合上、ローストビーフじゃなくてベーコンですが
そしてシェフもぼくですが
ひとり暮らしなのでシェフ役も自分でやらなくてはならないのが辛いところだが、このようなひと手間をかけることでありがたみが増す。100グラム200円のベーコンがホテルメイドのベーコンに変身するのだ。
シェフのこだわりベーコン
バイキング最高
食べてるもの自体はふだんと変わらないのに、バイキングの要素をプラスするだけでこんなにも楽しいとは。ローカロリーの侘びしい食事がスペシャルなものになるのだ。
ともあれこれでバイキング欲もだいぶ満たされたので、さらなるスリムボディを目指したいと思う。