これが金ぱく。一つのケースで1200円くらいした。
ちいさい
通販で金ぱくを買ったのだが、なぜか一緒に天然塩がおまけとして同封されていた。金と塩って、昔なら王侯貴族の贈り物だ。
こういうきっかけで世界って変わるのでしょうか
ともあれ金ぱくだけでなく意味不明に塩がついてきたことで一層「踏み入れた」ような気分になる。
納豆と金ぱく
金ぱくは何かに乗せて食べるものだ。何に乗せて食べるのがいいのか、長い時間をかけて悩んだ末に買ってきたのは納豆である。
この納豆の名前は
そう、「金のつぶ」
言葉遊びなんだが「納豆に対して金っていうのはちょっと言い過ぎだろう…」と思ったことのある人、いるんじゃないか。その辺のもやもやも、この際はらしてしまおう。
ちなみに「金」を名乗る食品ってスーパーにいっぱいある。金は味がしないので、なんとなく概念としての「良いもの」を表現しているわけだ。
ゴールデンカレーとか
金の黒酢酢豚、金のエビチリソース
「これ、金だよ、ちょっと良いものだよ、買っても損はさせないよ…」制作者たちのそんな気持ちが高まり、さしずめゴールドラッシュである。
これはゴールドキウイ
金ぱくは軽い
金ぱく、ちょいとつまんでみるととても軽い。ふわふわしている。あわてて部屋の中の扇風機を止めた。
気をつけないとすぐにちらばる
納豆ごはんにすごみが出てきた
質感の違いが異常
ふとここで「納豆に金ぱく」という新しいことわざを思いついた。「全くなじまない二つのもの」という意味である。
ビジネスにおける「納豆に金ぱく」の用例
このくらい遠ざかってもなんかキラキラしているのがわかる
ちょっとゴージャスだかなんだかよくわからないが、静かな迫力はある。
いや、金持ちというのは庶民にはわからない金の使い方をするものだ。意外と有り得る。なんだか怖い。
これが本当の黄金チャーハンだ
さらにもう一食作ってみた。
一見何の変哲もない食事だが
一つ一つ説明しよう。ご飯は「黄金チャーハン」である。卵がうまくお米になじんでいるものを「黄金チャーハン」というのだ。
これがほんとの黄金チャーハン
具に使ったゴマも金である(だからなんだ)
チャーハンの上手な作り方を検索すると、実にいろいろなやり方が出てくる。しかし、もう、金ぱくを入れちゃえばいいと思うのだ。不毛な論争に(ネット上ではチャーハンの作り方で論争になってるのよく見る)金の力で終止符を打とう。
これはゴージャス。うまそう
じっと見てみると、金色と卵の黄色の取り合わせ、けっこううまそうである。
しかし金属をご飯に乗せて「うまそう」に見えるのって相当すごいことじゃないのか。黄金の光が、僕ら人類の本能を狂わせているとしか思えない。
黄金の味とは
金ぱくを乗せただけの肉野菜炒めだが、味付けは「エバラ・黄金の味」である。
これも納豆ごはんと同様にミスマッチ感強い
うちはいつもこれだ
もしも僕が「エバラ・黄金の味」だったら、自分が全然黄金と関係ないことと、別に黄金自体がおいしいものじゃない、ということでかなり悩むと思う。
大人たちはみんな身勝手だ
金麦
ビールに金ぱくを散らした。だんだん無理やり感が強くなってきているが、これは「金麦」である。
なんだか金ぱくがゴミっぽく浮かんでしまって悲しい
飲み進めるとグラスに貼りついて一層ゴミっぽく
見た目は残念な感じになってしまったが、液体と一緒に食すと「金ぱくが口の中に入ってくる感」がとてもわかりやすい。実用的でおすすめの使い方である。
ゴージャス感出てきた
こんなものでも、食べ始めるとゴージャスな気持ちを感じてくる。黄金チャーハンがけっこう良くできていたので、それが大きかったのかもしれない。
いい気分だ。買ってよかった、金ぱく
やっているときは気分良かったけれども、こうして写真で見ると「こんな物でいい気分だと思っていること自体がかわいそう」感がすごい。
最後に余った金ぱくを口の周りにつけた。「お腹いっぱい金ぱく料理を食べちゃったから口の周りが金ぱくだらけになっちゃった!」という富の象徴のような写真を撮りたかったのだ。
大富豪は食後に口の周りが金ぱくでキラキラしている
あなただったら金ぱくを何と食べますか
今回「金」がつく食べ物に金ぱくを乗せてみた。本当は金ぱくって何と食べるのが正解なのだろう。調べてもよくわからなかった。
ちなみに金ぱくは不老不死のおまじないとしても食べられることがあるそうだ。納豆は健康食品なので、この観点からみると納豆ごはんに金ぱくを入れるのは理にかなっていると思う。
金ぱく、指にくっついてなかなか取れないので、指をなめながら作業を進めた