特集 2012年7月23日

トランプタワーに地震対策をする

最後の難関

つづいて4段目まで進める
つづいて4段目まで進める
この時点で、残りの工程は最後の一段を残すのみ。
ただ、ここが難関なのだ。

いままでと違って、5段目はもう上にカードを載せない。カードの下に敷いていた滑り止めマットも載せられない。すると、カード上部が固定できないのだ。
いま指で支えてる部分ね
いま指で支えてる部分ね
ここは発想を変えて、また別のグッズを投入することにした。
転倒防止と戸開き防止のタッグ
転倒防止と戸開き防止のタッグ
ここまで、カードを家具や食器に見立てることによって、耐震グッズの本来の用途に沿った使い方を心がけてきた。
(たとえば滑り止めマットでカードをくるんでしまえば絶対に崩れないタワーができるけど、それは本来の使い方じゃないからダメなのだ)
今回もちょっと複雑な見立てをすることで(=こじつけを考えることで)、そのルールは遵守していきたい。

まず戸開き防止。
本来の使い方
本来の使い方
カードを扉に見立てる
カードを扉に見立てる
こうすることで、カードが開きすぎてしまうのを押さえることが可能だ。
この状態
この状態

しかしそれでも安定感が悪かったので、転倒防止も投入。
こちらはトランプタワー自体を家具に見立て、その最上部を壁に固定する、という理屈。
最上階をチェーンで固定。
最上階をチェーンで固定。
ここでもチェーンが長かったので説明書を無視して折り返したら、不良中学生の財布みたいにすごくジャラジャラになってしまった。

※地震対策グッズを設置するときは説明書をしっかり読んで正しい使用法で使いましょう

というか、そもそもトランプタワーに使ってる時点で正しい使用法ではないのですが。

そしてようやく、耐震トランプタワーはその全貌を表した。
ババーン
ババーン
これだけ歪んでるのにバランス崩さずに立ってるのがすごい…。

その全貌

足下には耐震マットと滑り止めマット
足下には耐震マットと滑り止めマット
2段目に転倒防止金具。
2段目に転倒防止金具。
4段目に転倒防止ワイヤー
4段目に転倒防止ワイヤー
そして最上階は戸開き防止&転倒防止のダブル
そして最上階は戸開き防止&転倒防止のダブル
再び全貌を
再び全貌を
作業工程ですでに、通常のトランプタワーより遙かに強力な耐震性能を有していることは明らかだ。では実際どのくらいの揺れに耐えられるのか、揺らして試してみよう。
これ、決して接着剤でとめてるわけではないので、手でなぎ倒せば簡単に崩れる。それなのに、縦揺れ、横揺れ、円を描くような揺れ…。いろんな揺れを試してみたが、いずれもビクともしない。振動に対してそうとうな耐性があるのだ。
ちなみに最上部だけ揺れやすいのは、チェーンの重さのせい。カードの方が軽いので、チェーンが揺れるのに引っ張られてしまうのだ。家具からトランプへの転用の弊害。ここだけは若干改善の余地があるかもしれない。

耐震しようぜ

思った以上に頑丈になった耐震トランプタワー。今後、アンバランス系のものはすべて耐震にしていくという方向性はアリだと思う。ドミノ倒しも下に耐震マットを敷こう。ジェンガも壁に金具で固定しよう。いっそのこと一輪車も天井に固定すればばっちり安定するし、御社のバランスシートも地震対策すれば経営が安定するかもしれませんよ…。

と唐突な社会人ギャグで読者のみなさまを不安定な気持ちにさせたところで、この記事は締めさせていただきます。
調子に乗って思いっきり振ったらさすがに崩れた。それにしても1~2段目の丈夫さが異常。
調子に乗って思いっきり振ったらさすがに崩れた。それにしても1~2段目の丈夫さが異常。
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