カフェめしってどんなんだ
そもそもカフェってなんだ、喫茶店の事か?などと思うのだが、喫茶店にしてはナポリタンなんてなくて、ロコモコなんかがメニューにあったりする。ロコモコが何かというと、大雑把に言えばハンバーグ丼である。
もしかしたら、ロコモコが喫茶店とカフェを分けているのかも知れない。とすると、エクセルシオールカフェはカフェじゃないって事になってしまうが、確かにここで想定する「カフェ」とはちょっとイメージが違う。
川越のカフェで食べたランチのロコモコ。
カフェめしは大体、一皿に盛り付けられる。野菜なら水菜、レタス、トマトなんかがよく使われ、温泉玉子が載っていることも多い。ご飯は雑穀米。
あんまりカフェで食べた料理の写真が手元になかったのだが、ロコモコ以外だとタイカレーやトロトロオムレツなんかをよく見かける。
ロコモコをアップで。
更にアップで。温泉玉子とシメジがカフェめしっぽい。
100円ショップで小道具を買う
今回は、自分でカフェめしっぽい写真を撮る方法を探ろうって事なので、100円ショップで小道具をいくつか買ってきた。大きめのダイソーに行けば大体手に入る。
ご飯の型。無くてもいいけど、あれば便利。
ランチョンマット。葉っぱ柄とかチェックがカフェっぽさを演出。
ココットはソースやジャムを入れたり小鉢として使ったり。
4分割皿。ちょっとしたものを並べると、それだけでお洒落に。
大皿にココットを乗せるとカフェめしっぽさアップ。ここまでは100円で買った。
Duralexのピカルディー。200円くらいで買った気がするが、似たのならダイソーにもあると思う。
雑穀と麦。
雑穀とベビーリーフ、パクチーを買う
カフェめしっぽい食材ってのもある。僕のイメージだと雑穀米、水菜、パクチーがカフェめしっぽい。
スーパーで売ってる「ベビーリーフ」は水菜含め、ラディッシュの葉っぱとか色んな種類の葉っぱが入ってるので便利です。
雑穀米用の雑穀セットはスーパーのお米コーナーにあります。
色んな種類の小さい葉っぱが入ってて便利。
パクチーは葉っぱの形が格好良い。
EF50mm F1.8 IIは良いレンズですよ。
背景がボケるレンズがあれば完璧
小道具、食材と来て、次はカメラ。出来れば一眼レフで撮影したい。レンズは背景がぼけるように「F値」が小さい奴がいい。キヤノンの場合は「EF50mm F1.8 II」というレンズが安い。8500円くらいなのでキヤノンの一眼レフユーザーは大体持ってるはず。
撮るときは、カメラのモードを「絞り優先オート」にして、F値はめいっぱい小さくする。
よくわからない場合は、上に書いてあることは全部忘れて適当にぼけるように撮って下さい。
Avってのが絞り優先オート。ニコンだとA。
F値は小さく、ここでは1.8に。
では、撮ってみましょう
ここまでが準備編。では以上を踏まえて写真を撮ってみると、こうなります。
カフェめしっぽい。
さすがF1.8だけあって、ごく狭い範囲にしかピントが合わないが、それがカフェめしっぽさを生んでいる。
カフェめし写真要素としては、
・ぼけた背景
・ランチョンマット
・雑穀米
・大きな白い皿
・Duralexのピカルディー
の5つを入れてみた。これを更にカフェめしっぽくするとこんな感じ。
カフェめしの定番、タイカレーである。
上の写真の茶色い器はキャンドゥという100円ショップで買った。入ってるタイカレーも同様にキャンドゥで買った。
カフェめしはなぜか大きな皿の上に器を置くという文化があるので、そのようにしてみた。ついでに、タイカレーという料理に合わせてランチョンマットも変えてみた。エスニック系の場合は、こういう葉っぱのランチョンマットがいい。
キャンドゥと100円ローソンで売ってます。
このタイカレーがなかなかやりおる
ところでキャンドゥで買ったタイカレーだが、いなばの「ツナとタイカレーシリーズ」である。「めしばな刑事タチバナ」という漫画で知って食べてみたら、本当にちゃんと美味しかった。お前さん、やるじゃないの!
葉っぱで彩る
上の2枚はぱっと見カフェめしっぽく見えるかも知れないが、足らないモノがある。葉っぱである。ここでベビーリーフが役立つのだ。
ベビーリーフで彩るとこんな感じになる。
どっかのカフェで出てきそうなタイカレープレート。
でもやり過ぎると森になる
カフェめしにおいて葉っぱは重要である。皿の上が華やかになり食欲をそそる。なんの葉っぱでもいいから皿には必ず緑を入れたい。
といって、どんどん盛るとカフェめしっていうか、森フードになってしまうので注意が必要。
これは森フード。
どっからどう見てもやり過ぎ。なお、ココットに入ってるのはマヨネーズです。
露出補正は2段階くらい明るくする。
オーバー気味に撮るか、明るく補正する
カフェめし写真は、背景がぼけてるのも特徴だが明るいのも特徴である。なので家の中でもっとも明るい部屋で撮りたい。僕の家の場合、ベランダと出窓で2面から光が入る部屋を使った。
カメラの設定も露出補正で明るくする。2段階くらい明るくすると良い。いわゆる「オーバーで撮る」ってやつだ。
それでも明るさが足らない場合は、写真編集ソフトで明るくしちゃっても良い。
明るく補正しちゃえば簡単。
判りやすいように、明るく補正した写真と暗く補正した写真を用意した。見比べると、やっぱ明るい方がカフェめしっぽいかなと思う。
カフェめしの写真は明るい。
薄暗い写真はカフェめしっぽくない。
四分割皿も便利
カフェめし写真の秘密は判っていただけただろうか。ここまでをまとめると、
・カフェめしっぽい小道具
・カフェめしっぽい食材
・背景はぼかして明るく撮る
大雑把に言えばこの3つを守ればカフェめしっぽくなる。「カフェ撮りの3ルール」である。例えばこんな感じ。
葉っぱを並べただけでもカフェめしになる。
じゃあ、「カフェめしっぽい食材」を変えてみるとどうなるか。例えばうまい棒とか。
うまい棒もカフェめしっぽくなる。皿の真ん中にパクチー、ココットにジャムを入れてある。
カップラーメンもカフェ撮り
うまい棒は結構カフェめしっぽくなる。じゃあ、カップ麺とか。
これは無理か。
パッケージのままではカフェめしには見えない。作ってみたらどうか。
カフェ?めし?
さすがに無理があった
カップ麺を作ってカフェめし小道具の中に入れ込んでも、ギリギリでカフェめしではない。それでは器やトッピングでカフェめしっぽくなるか。
カフェめしですわ。
アップでドーン。
器を変えてトマト、オニオンスライス、パクチーを乗せたらカフェめしになった。「カフェ撮りの3ルール」さえ外さなければ大体カフェめしになりうる。
コツとしては、トマトみたいな大物の具は回転させるように配置すると綺麗に見える。上のうまい棒も同じ形に切って回転させるように置いてある。皿の上に一定のルールを作ると、なんとなく綺麗に見えるのだ。
実際はカップ麺でも。
組み合わせたらロコモコになる事に気付いた。
松屋のデミたまハンバーグ定食もカフェ撮り
ボリュームがあって美味しい松屋のデミたまハンバーグ定食だが、よくよく見ればこれはカフェめしの定番「ロコモコ」と内容が同じである。
という事は、組み合わせを変えちゃえば松屋でカフェめしを食べられるんじゃないだろうか。
持ち帰りで買ってきて、皿に盛り付けてみた。
持ち帰りだとみそ汁付かないんですね。容器が高いのかな。
ソースに沈んでますが、やわらかくて美味しい煮込みハンバーグです。
松屋ロコモコ。
野菜が多すぎるとか細かい事を言えばキリがないが、松屋でこれを食べられるとしたら嬉しいんじゃないだろうか。
カフェ撮りの3ルールを守ってモテモテ!
1.カフェめしっぽい小道具を用意する。皿、ランチョンマット、コップ、ココットなど。大体100円ショップで買える。
2.カフェめしっぽい食材を用意する。雑穀、水菜、トマト、ベビーリーフなど。料理にのせる葉っぱはほどほどに。
3.F値が小さいレンズで背景をぼかしまくり、明るく撮るか明るく補正する。
この3つを守って料理の写真を撮れば、大体カフェめしっぽくなって、そういう料理写真を撮れると男も女もモテモテ間違いなしで、結婚して子供産んで少子高齢化が解決したらいいなと思ってこの記事を書きました。
カフェ撮りをしてモテモテになってください。