特集 2012年6月19日

カミツキガメを捕まえて食べた

めちゃくちゃ美味い!!

さて、そんなこんなで料理が出来上がった。から揚げとスッポン鍋ならぬカミツキ鍋である。
から揚げ。ぱっと見フライドチキンだが、大きな爪が生々しい。
から揚げ。ぱっと見フライドチキンだが、大きな爪が生々しい。
カミツキ鍋。手持ちの土鍋では収まりきらず、近所から大鍋を借りてきた。
カミツキ鍋。手持ちの土鍋では収まりきらず、近所から大鍋を借りてきた。
さっそくいただきます!
まずはから揚げから!
ふはははー。今この瞬間、おまえはカミツカレガメに成り下がったのだー。
ふはははー。今この瞬間、おまえはカミツカレガメに成り下がったのだー。
いったッ!この僕が印旛沼水系の食物連鎖の頂点に立った瞬間である。
それはいいとして気になるお味の方は…?
おいしいっ!!ちり紙放り出してのサムズアップ。
おいしいっ!!ちり紙放り出してのサムズアップ。
すっごくおいしい。いや、本当に。冗談でも誇張でもなく本当に美味いのだ。
肉質は硬すぎず柔らかすぎず。
肉質は硬すぎず柔らかすぎず。
肉の味は豚のスペアリブと鶏のもも肉の中間といったところ。かなり長時間煮込んだのに肉が硬くないし、味もしっかり濃厚だ。
恐れていたくさみもクセも全くない。スッポンよりも食べやすく、個人的にはこちらの方が好みなくらいだった。
肝も甘みが乗っていておいしい。
肝も甘く濃厚な味わいでおいしい。
肝も甘く濃厚な味わいでおいしい。
そして特筆すべきはカミツキ鍋のスープである。素材の味を知るべく、とりあえず調味料を一切使わずに仕上げたのだが、それでもいくらでも飲めるほど濃い出汁が出ていた。
カミツキ出汁で作ったおじやも当然おいしい。
カミツキ出汁で作ったおじやも当然おいしい。
その出汁で作ったシメのおじやがまた美味いっ!
いやー、捕獲から試食まで刺激がたっぷりで、実に満足のいく取材となった。

何度も繰り返しているようにカミツキガメは危険な生き物なので、決して僕の真似をして
捕まえようとは思わないでいただきたいが、とてもとてもおいしい生き物でもあるので、もしもお隣さんが「実家からたくさんカミツキガメのお肉もらったんですけど~」とやってきたらぜひおすそ分けにあずかってみよう。

印旛沼以外にもいる!?

さて、この度お送りした噛付亀捕物帳はいかがだっただろうか。あまり堅い話はしたくないが、読者の方にはぜひ、「楽しそう!おいしそう!」という感想以外にも、こんな生き物まで日本に定着してしまっているという事実、外来種問題について少しだけ考えていただけたらと思う。千葉県の印旛沼水系が最も有名だが、カミツキガメは日本各地で見つかっている。実際、この取材中にも関東の某県に住み着いているらしいという情報をキャッチした。注意喚起が盛んな千葉ならまだしも、そんな場所で何も知らない人がうっかり噛みつかれたら大変だ。なので、今度僕が現地へ赴いて捕まえに行ってきます。おいしかったし。
伊藤さんが釣り場で「カバキコマチグモ」という毒グモを見つけて興奮していた。危険な生き物はカミツキガメだけではないのだなと思った。
伊藤さんが釣り場で「カバキコマチグモ」という毒グモを見つけて興奮していた。危険な生き物はカミツキガメだけではないのだなと思った。
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