特集 2012年2月10日

コンビニフードにマスタードをつけよう

世界から集まったマスタードのマスターズ
世界から集まったマスタードのマスターズ
マスタードがうまいと気づいた。
いや、そのうまさに前々から気づいてはいたのだが、ホットドッグやナゲットにチョロロっとつける程度で、本格的にマスダードと向き合ったことはこれまでなかった。
マスタード、これはたいへんにうまい食べものなのである。
1973年北海道生まれ。物心ついた頃から飽きっぽい。そろそろ自分自身にも飽きてきたので、神様にでもなってみたい今日この頃。

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たっぷり食ったことはありますか?

僕がマスタードの魅力に気づくきっかけとなったのは、海外のドキュメンタリー番組だ。
「アメリカ人は何を食べてきたか」というようなテーマで、アメリカ人の食とそれにまつわる産業をレポートしていた。
ポテトチップスとかバーベキューとか、そういういかにもアメリカンなものが取り上げられる中で、「アメリカの国民食」というような紹介をされていたのがマスタードだった。
マスタードといっても、シャウエッセンにつけて食べる粒マスタードではなく、まっ黄色いニュルッとした方のマスタードである。
これが「アメリカ人のソウルフード」的な扱いで紹介されていた
これが「アメリカ人のソウルフード」的な扱いで紹介されていた
その番組の中で、アメリカの人達がマスタードをたっぷりとホッドドッグにかけて食べているのを見て、とてもうまそうだと思った。
あんなにいっぱいかけたら、さぞかしうまいだろう。
僕もマクドナルドのチキンナゲットについてくるマスタードは大好きで、いつももう少しほしいなと思っている。
しかし、思うだけが精一杯で、じっさいに思う存分たっぷりとマスタードを付けて食べたことは無い。
お祭りのアメリカンドッグの屋台やファーストフードチェーンなどで、自由につけていいというシチュエーションも希に設定されるが、それでもお店の人の目があるので、遠慮しつつということになる。
たっぷりつけて食うぞ
たっぷりつけて食うぞ

コンビニの食べものもマスタードで大変身

という事情で、どうしてもマスタードが食べたくなり、近所にある輸入食材を取り扱っているお店に行って、マスタードを買ってきた。
そしてこれをたっぷりと、思い通り自由自在なグラム数を、冷凍食品のフライドポテトにつけて食べたらものすごくうまいのである。
それ以来、食事のかなりの分野にマスタードが登場するようになってしまった。
最初に買ったマスタードを、3日で使い切ってしまうほどに、そのおいしさにはまってしまったのだ。

マスタードはステーキとかトンカツとかスパゲッティーとかハンバーグとかカレーライスとかサラダとか、何につけてもそれはもう大変うまいのだけれど、そのおいしさを手軽に味わえるという点では、コンビニで売られている食べものがおすすめだ。
たっぷりつけても辛くはない
たっぷりつけても辛くはない

カレーパンにマスタード

記事の最後で紹介するが、この黄色いマスタード、日本の「からし」とはちょっと違っていて、お酢や他の香辛料などが混ざっているので、ほとんど辛くない。
なので、たっぷりとつけて食べることができるのだ。

まずはカレーパンにマスタードをつけて食べてみよう。
僕はもうさんざんマスタードを楽しんでいるので、カレーパンにマスタードというのは、どう考えてもうまくないわけがない組合せだと思うのだが、どうだろうか。
いただきますよ
いただきますよ
むおー!
むおー!

うまさ100倍

すばらしい。
マスタードの酸味がカレーを引き立てている。
こりゃうまいぞ。
ともするとカレーパンは重くなってしまいがちだけれど、マスタードをつけると、さっぱりとして軽やかになる。
うむ、おおいに結構。
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からあげクンにマスタード

つづいても、どう考えてもうまくないわけがない組合せであろう、からあげクンとマスタードのランデブーだ。
こりゃもう絶対でしょう
こりゃもう絶対でしょう
絶対だった
絶対だった
うまいだろうとは思っていたけれど、うまい。
カレーパンもそうだったが、やはり揚げ物とマスタードの相性はただものではない。
生まれかわっても一緒になりたいくらいの親密度だ。
からあげクンにはいろいろなバリエーションがあるが、マスタードはレギュラーにいちばんよくあうのではないかと思う。

肉まんにマスタード

中華料理屋で肉まんを食べると、カラシがついてくる場合があるが、たっぷりのマスタードでもいけるんではないかとおもう。
これもうまいんだろうな
これもうまいんだろうな
外は寒いので部屋の中に戻ってきた。
体の中まで冷えたので、肉まんはうれしいのだが、マスタードをつけるともっとうれしい。
中華料理店の肉まんは、酢にカラシを溶いたものをつけて食べるのが好きだったのだが、マスタードはまさしくそれである。
酸味をのせることで、一気に本格中華に変化するのだ。
これはとってもおいしいあるよ。
僕まで本格中華に変化するほどうまい。
酸味のおかげで本格中華に
酸味のおかげで本格中華に

焼き鳥にマスタード

僕の郷里、北海道の室蘭では焼き鳥にカラシをつけて食べるのが定番だ。
そのからしはいわゆる「練りがらし」なのだが、マスタードをつけるとどうだろうか。
鶏肉とマスタードもいいんですね
鶏肉とマスタードもいいんですね
居酒屋定番メニューの焼き鳥が、マスタードで一気に洋風の味わいになった。
すっぱさと、ほんの少しの苦みと辛さが鶏肉とぴったりだ。
タレでたべるよりも、マスタードの方がビールにあうのではないかと思う。
こんどから焼き鳥屋へはマイマスタードを持参しようか。
洋風の味わいに
洋風の味わいに

豚角煮にマスタード

最近のコンビニでは、このようなパックに入ったお総菜が売られていて、しかもうまい。
深夜の会社帰りにこんなうまいものにありつけるとは、世の中すてたものじゃない。
マスタードをつけることで、もっとすてがたい世の中になるのではないか。
豚の角煮にもからしは必需品
豚の角煮にもからしは必需品

豚角煮にマスタード

うむ、すてがたい。
まったくもって世の中はすてたもんじゃない。
さっきから酸味酸味とさわいでいるが、これも甘めのタレに酸味が加わって、ゴージャスなお味になっている。
たっぷりとマスタードを
たっぷりとマスタードを
肉の脂っぽさも消えて、あっというまにひとパック食べ尽くしてしまった。
これまたビールによくあうつまみになってしまい、しあわせがどんどんと手に入ることにとまどいを覚えそうである。
これ食品として完璧
これ食品として完璧
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餃子にマスタード

つづいては、コンビニの餃子にマスタードをつけてみようではないか。
これだけでも十分おいしいのだけれども
これだけでも十分おいしいのだけれども
以前テレビで石原良純さん(a.k.a.マイコン)が、
「僕はねえ、餃子は酢に豆板醤を溶いたのでしか食べないんですよ」
と言っていて、それをまねしてみたところとてもおいしかった。
それ以来、かれの天気予報も信頼している。
でははたして、マスタードはどうだろうか。
付属のタレを使わないとこの部分が汚れなくて、エコだ
付属のタレを使わないとこの部分が汚れなくて、エコだ

塩分カットでうまい

マスタードはしょう油などにくらべて塩分が少ないのでヘルシーであり、しかも餃子本来の味をあじわうことができる。
酢と豆板醤もおいしいけれども、これもかなりいける。
挽肉にマスタードの苦みがちょうどよい。
これも大当たりだった
これも大当たりだった

ペヤングにマスタード

これまではコンビニで調理済みの食品にマスタードをつけていたが、カップ焼きそばにもきっとあうんじゃないかと思う。
ソースとマスタードはあうのだろうか
ソースとマスタードはあうのだろうか
マスタードといえば、ケチャップと同居している場合が多い。
しかし、マヨネーズともよくあう。
であるならば、ソースでもいけるんじゃないかと思うのだ。
実際、トンカツにマスタードはとてもおいしかったので、これはたぶんアリだと思う。
ソースをちょっとひかえめにして作った
ソースをちょっとひかえめにして作った

おめでとうございます

他メーカーのカップ焼きそばにはからしマヨネーズがついているものもあるが、マヨなくともマスタードでいけてしまう。
うまいに違いないと予想はしていたが、かなりのものである。
こってり系の焼きそばも、マスタードですっかりヘルシー感覚に早変わりだ。
マスタードが持つ粘度もうまいこと麺にからんでいて、ワンランクいい食べものになっている。
うまくてマスタードひと瓶使ってしまいそうな勢いだ
うまくてマスタードひと瓶使ってしまいそうな勢いだ
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ちょっと浮気してマクドナルドにマスタード

コンビニフードはマスタードとよくあう。
いっそのことコンビニの店舗にマスタードを塗ってなめたいほどだ。
しかし、コンビニフードにもましてマスタードとよくあいそうなのが、マクドナルドのハンバーガーだ。
禁断の領域なような気もする
禁断の領域なような気もする
じつはすでに、マックポテトにマスタードというのは挑戦済みだ。
一歩先行くうまさといった感じで、得も言われぬしあわせを感じたのだが、ハンバーガーはまだトライしていない。
ハンバーガーを
ハンバーガーを
ぱかっと開いて
ぱかっと開いて
にゅるりんこ
にゅるりんこ
僕はてっきり、ハンバーガーにはマスタードが標準装備されているものだと思っていたが、このハンバーガーにはかかっていなかった。
肉の下にあるんだろうか。
けれどもそんな心配はご無用。
ここにたっぷりのマスタードがあるのだから。
やっぱマックだわ
やっぱマックだわ
よく裏メニュー的に「マスタードダブルで」なんていうのを聞くけれど、おもいっきりたくさんかけると、スタンダードでも高次元な食品であるマクドナルドのハンバーガーが、さらに高みへ登り、私のような愚者が食べてもいいのかと思えるほどの洗練された食べものになった。
これはマクドナルドがすごいのか、マスタードがすごいのか。

フィレオフィッシュにマスタード

肉だけじゃなく魚にもよくあうマスタード。
その魚をさらに揚げてあるんだから、これもきっとおいしいだろう。
フィレオフィッシュを
フィレオフィッシュを
ぱかっと開いて
ぱかっと開いて
ふたたびにゅるりんこ
ふたたびにゅるりんこ
シャピン!
僕がこの先悟りを開くなんていうことはないだろうけれど、もし開いたときは、きっとこんな音がするのだろう。
シャピン!
マスタード入りフィレオフィッシュを食べた瞬間に、この音が聞こえた。
悟り歩開く一歩手前までいったのではないだろうか、という音だ。
フィレオフィッシュには、マスタードが不可欠といえるほどのおいしさである。
なかなか悟りを開けずに悩んでいる修行僧のみなさんは、フィレオフィッシュにマスタードをはさんで食べてみてはいかがだろうか。

マスタード各社そろいぶみ

さて、みなさんもそろそろすっかりマスタードが好きになったとおもうが、世には多数のマスタードが売られている。
それを簡単に紹介しよう。
世界各地のマスタード
世界各地のマスタード
左から、「マサリコマスタード(ポルトガル)」、「フレンチマスタード(米国)」「S&Bマスタード(日本)」「キューピーマスタード(日本)」「コールマンマスタード(英国)」。
どれもおいしいのだが、マスタードと酢のバランスに違いがあるようで、そのへんは食べくらべてみるのがいちばんいいと思う。

ノーマスタード、ノーライフ

というわけで、要するにマスタードはうまいということだ。
気がつくと目に入ったマスタードは手当たり次第に購入するようになっていた。
スーパーに行けば数百円で売られているものなので、ちょっとでも興味が湧いたひとは帰りにでも買ってみるといいですよ。
舐めくらべてうまさ再発見
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