ビジネスに対する漠然としたイメージ (私のビジネスに対する理解度をこの画像から察してください)
これがビジネスだ。
ビジネスはボリューミィ
最初に見るのは、長崎市にある「グリルはやしだ」というお店のビジネス定食。いわゆる大衆定食屋という感じのお店だ。
ハンバーグ、白身魚のフライ、ハムのフライ、かき揚げ、サラダ、野菜炒め、酢の物、玉子焼き。ハンバーグの下にはスパゲッティもある。
どのあたりが「ビジネス」なのか?
最初はなかなか理解しがたいものがあるが、パッと見てわかることは「とてもボリュームがある」ということ。このボリュームにして(さらにみそ汁が付いて)値段は620円。安い!
が、このお店のメニューの中では最安値ではなかった。もっと安い親子丼(570円)などもある。が、全体としては安いポジションに位置付けられていた。(なにしろ620円だし)
構成要素は揚げ物が目立つが、サラダ、野菜炒め、酢の物などもあり、かなり栄養のバランスが取れてる印象。
ビジネス=健康的という線が見えてきた。
カレー用的な容器に入って出された漬け物。
ビジネスはうまい
次に見るのは「キャンティ」というお店(長崎市)のビジネスランチ。
どうだろう?このうまそうなビジネス。
構成要素は左から白身魚のフライ、中央トンカツ、右は焼き肉(写真だと分かりづらいが)。それにハムとサラダ。見るからにうまそうだが、これは実際ちょっと特筆すべきうまさだった。
スープ付き。
値段はスープとライスが付いて850円。これは630円から始まるこの店のランチシリーズの中では「中の上」くらいのポジション。(この上に1,000円以上するランチシリーズや、3,150円のサーロインステーキなどもある)
ビジネスに国境はない
次に見るのは、本格的なインド料理の店「ミラン」(長崎市)のビジネスランチ。
これがインドビジネスだ。
構成要素はカレー、ナン、ピラフ、シシカバブ、チキンティッカ。
値段は1,050円。普通のランチは819円だったのでちょっとだけ付加価値をつけたものという位置づけ。(通常のランチだとピラフ、シシカバブ、チキンティッカが無い)
サラダも付く。
日本のビジネス
インドのビジネス定食があるならば、もちろん和食にだってある。こちらは「そば幸」(長崎市)というお蕎麦屋さんのビジネス定食。
「天ぷら」とか「しょうが焼き」などの文字と一緒に「ビジネス」という名が並ぶ。
構成内容は、唐揚げ、白身魚のフライ、玉子焼き、ポテトサラダ、ハム、サラダ、白ごはん、そしてうどん。
値段は870円。これはこの店の定食シリーズの中では「標準」くらいの位置付けだった。
唐揚げ、白身魚のフライ、玉子焼き、ポテトフライ、ハム、サラダ
ホテルのビジネス
ホテル付属のレストランにもビジネス定食があった。こちらはホテルセントヒル長崎のレストラン「カピタン」にて。
サーモンのフライ、サラダ、ポテトサラダ、ライス、スープ、オレンジ。
ここでは日替わりでビジネスランチを出していて、この日はサーモンフライだった。
これまで見てきた他のビジネスランチと違い、おかず皿の構成はシンプルで、代わりにデザートとコーヒーが付く。値段は680円。これはここで一番安いメニュー(それも圧倒的に)のようだった。
ホテルらしい上品さが漂うビジネス。
コーヒー付き。
まとめ
まとめると、ビジネス定食には以下の特徴が見えてきた。
・栄養満点、ボリューミィ。
・野菜と汁物は必ず入る。(カレーは汁)
・揚げ物が出る。中でも魚フライの率が高い。今回の記事では5分の4、80%の確率で遭遇した。
・手頃な価格(最安ではないが高い方ではない傾向)
・総じて、ビジネス定食で言う「ビジネス」は、大人の男性をイメージして作られている。
・自分にとってビジネスはかなり身近な存在だった。
・飛行機のビジネスクラスに混乱させられていたが、それはそもそも飛行機は昔は庶民の乗り物ではなかったため。一番安いエコノミーにばかり乗っているのでビジネスが高級に感じられるが、ファーストクラスよりは安く、かつ最安値ではないという点ではビジネス定食とまったく同じ。
・ビジネスがちょっとわかってきた。
「できる」とはビジネスマンの枕詞であり大した意味はない。 (
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