特集 2012年1月21日

漢字をバラして変形して合体させた

「竜」の字と「馬」の字。ヒビが入っているのはわけがある。
「竜」の字と「馬」の字。ヒビが入っているのはわけがある。
漢字のおもちゃを中国でみつけた。いくつかある中でなんとなく「竜」と「馬」の文字のおもちゃを買った。

中国語の字に「龍」やその簡体字はあっても「竜」の字は見ないのでレアアイテムだろうと思って買ったのと、それだけでは寂しいからとなんとなく「馬」も買ったのだ。1文字100円もしなかった。

説明書を見てみると、ばらせてくっつけられるそうだ。説明書通りにばらしてくっつけてみることにした。
変なモノ好きで、比較文化にこだわる2人組(1号&2号)旅行ライターユニット。中国の面白可笑しいものばかりを集めて本にした「 中国の変-現代中国路上考現学 」(バジリコ刊)が発売中。

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竜が変身します

説明書といっても厚紙一枚。竜をTURTLEと訳すもんだから思わず電子辞書を起動する。
説明書といっても厚紙一枚。竜をTURTLEと訳すもんだから思わず電子辞書を起動する。
1.竜をばらす。「辛」の字になった。
1.竜をばらす。「辛」の字になった。
2.ダイエットしたらタツノオトシゴになった
2.ダイエットしたらタツノオトシゴになった
3.「立」の字がガチャン・ガチャンと変形してく
3.「立」の字がガチャン・ガチャンと変形してく
4.胴体に足をつけて…
4.胴体に足をつけて…
5.完成!
5.完成!
「竜」が本当の竜に変形した。 予想外に格好いい!「竜」の字が適当なロボットや車に変わるかと思ったら、本当に竜に変わるし、つけて外せるのに羽の部分は稼働するしで、作り手はやっつけ仕事感がなくていい。いい買い物をしたって気分になった。

ということは馬も、馬になるのか?

馬も変身します

1.続いて馬の漢字登場。
1.続いて馬の漢字登場。
2.可動式れんが。こんな字があってもいいと思う。
2.可動式れんが。こんな字があってもいいと思う。
3.馬の字、想定外の分解
3.馬の字、想定外の分解
4.2画目と3画目の中に本体は潜む!
4.2画目と3画目の中に本体は潜む!
5.早くも完成した姿が見えてきた
5.早くも完成した姿が見えてきた
6.足腰を繋げば完成!
6.足腰を繋げば完成!
馬「変形してきたよ!」 竜「遅いよ」
馬「変形してきたよ!」 竜「遅いよ」
竜「…俺たち竜馬かよ」 馬「…竜馬らしいね」
竜「…俺たち竜馬かよ」 馬「…竜馬らしいね」

合体してみます

同じシリーズの製品だから「竜」と「馬」の一部パーツの接合部は同じものとなっている。ということは互いのパーツをくっつけることも可能なのだ。

竜と馬がくっつくとどうなるのか。漢字ファンタジスタな変化をするのだろうか!?

レッツ試行錯誤!
馬「小さいウマー、見下すウマー」 竜「足、地面に届かんよ」
馬「小さいウマー、見下すウマー」 竜「足、地面に届かんよ」
馬の足に「立」、竜は「れんが」を武器のように所持。
馬の足に「立」、竜は「れんが」を武器のように所持。
合体してみた。馬と竜の背中同士がくっついたの図。
合体してみた。馬と竜の背中同士がくっついたの図。
馬と竜が3次元で繋がって仲良しの図。
馬と竜が3次元で繋がって仲良しの図。

文字も3Dの時代

斬新だ。おもちゃも斬新ながら、くっつけているうちに、そもそも「文字はなぜ2次元なのか」という自らの常識に疑問符を投げつけた。

今はあらゆるものがCGで3次元になっているが、文字だけは3D映像の中で、文字に厚みがあったり遠近の位置関係があるだけにとどまっている。あくまで2次元でしかない。

横文字の単語を組み合わせてどんどん長くするより、古くから1文字で様々な物事を表現した東洋の「漢字」をさらに発展させ、相当数の3Dの漢字を新たに作ればいいのではないか。

いや、アルファベットもアラビア文字も3Dだ。人類は今こそ文字を3次元化すべきだ。そうすれば3D液晶テレビ売り場も繁盛するんで、日本の家電業界やハイテク業界の救世主となり、3D文字特需でお小遣いも増えそうですのでよろしくお願いします。
魚もあった。魚という字はイカに見えナイカ
魚もあった。魚という字はイカに見えナイカ
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