1.カフェーパウリスタ(銀座)
さてまずは前回も紹介してますが、今年で100年の老舗喫茶・カフェーパウリスタ。ここの伝票見たことで他のも興味持ったのでとりあえず復習がてら再度紹介。
先週と同じ写真ですいません。
流用写真でも変わらぬ誇り高き味。
伝票の裏。下の紋章+シンプルな店名が渋い。
老舗だけに書かれてあるのは「コーヒーの起源」。
やはり100年喫茶、コーヒーの伝統と歴史を紡ぐ意識の高さを感じさせます。しかし話だけ読んでみると「ウヒョー、クビになったけどコーヒーで一発当てたぜ!」的出世物語な気もしないでもない。サボリにコーヒー飲みに来た営業マンもコレ読んでやる気出してほしい、ということだろうか。君も出世ができる!
カフェーパウリスタ
東京都中央区銀座8-9-16
長崎センタービル1F
東京都中央区銀座8-9-16
長崎センタービル1F
2.カフェコロラド(チェーン)
続いてはチェーン喫茶店「カフェコロラド」。最近のチェーン喫茶は入ってまずレジで注文して自分で席まで持っていって…というセルフの喫茶店がほとんどな中、まだまだ王道の喫茶スタイルを貫いてるお店。
1972年に営業開始の40歳。
伝票なんてセルフの店じゃ見れないぜ!
売りであるブレンドについての豆知識。
その喫茶店の味ともいえる「ブレンドコーヒー」。コロラドが胸を張って届ける「コロラドブレンド」の味の魅力について語られてます。なるほど、カリブ海はキューバの豆を使ってるのだな。…ただ、「コロラド」ってアメリカの州の名前だよな…。まあ気にしない!美味しければどこの豆であろうと!このもてなしこそが素晴らしいじゃないですか、うん。
カフェコロラド神田末広町店
東京都千代田区外神田5‐1‐14
東京都千代田区外神田5‐1‐14
3.コメダ珈琲店(チェーン)
さて続いてもチェーン喫茶、それも名古屋の雄「コメダ珈琲店」。みんな大好き「シロノワール」で有名なこちら、最近は東京23区内にも進出してきました。
名古屋の味を求めてお客さん多い池袋店へ。
珈琲に豆付きなのが嬉しい。
そして伝票は…びっしりと店名が!
「初めて母親と行ったのはイオンタウン千種店、彼女との初デートはエスカ店だったっけ…」と名古屋の人はコレを見て感慨に浸るのかもしれない。でも伝票って持って帰れないから、あとでチェックとか出来ないよね。この圧倒的な店数にコメダ・エンパイア的な凄味は感じますが。愛知以外の人は、知らない地名を見てそのお店を妄想するも一興。
コメダ珈琲店 池袋西口店
東京都豊島区西池袋1-24-1
東京都豊島区西池袋1-24-1
4.スカラ座(新宿)
さて名古屋の雄がコメダなら、こちらは新宿の主・スカラ座。新宿歌舞伎町の名曲喫茶として知られ、一度閉店するも場所を変えて現在も営業中。店は新しいですが、店内のここかしこに老舗の重みを感じさせます。
現在は新宿駅内です。
マッチと灰皿も時代がかってる。
伝票は古いようで一周して新しい感。
手書きの「毎度有難うございます」もいい風味。
老舗喫茶店というより、ここ数年でできたレトロなカフェとかで使われてそうなイラスト。独特の可愛げがありますね。ちなみにお店では同イラストのトートバッグもあるそうです。隠れた新宿土産によさそうですなあ。
新宿スカラ座
東京都新宿区西新宿1西口地下街1号
小田急エース北館
東京都新宿区西新宿1西口地下街1号
小田急エース北館
5.さぼうる(神保町)
さて東京都内で喫茶店が多い地帯…というと神保町という印象が個人的にあります。大学に古本屋に出版社、と本と関係深い人が多いから、喫茶に帰り寄って読むとか?と勝手に推測。まあ実際どれだけ利用率が高いかはわかりませんが、けっこうな老舗が多いのは事実。
その中でも50年近くの歴史を持つ「さぼうる」の伝票の裏はこちら。シンプルにして…何の絵ですか、これは。
その中でも50年近くの歴史を持つ「さぼうる」の伝票の裏はこちら。シンプルにして…何の絵ですか、これは。
珈琲ばかりだと胃が大変なのでカフェオレ。
店名の手書き感もいいけど…その横のは?
なんかこう、アイヌの木彫り的な…なんでしょう?
答えは店先のトーテムポールでした。
ちなみに2号店にはいない。
さぼうる
東京都千代田区神田神保町1-11
東京都千代田区神田神保町1-11
ちなみに神保町はここ以外の喫茶店を3軒ほど回ったんですが、意外と伝票の裏は無地ばっかりでした。いやあ、ネットで検索しても「伝票の裏情報」なんてめったにないから密かに苦労しました、今回…。
名喫茶、名伝票ならず。どことは言いませんが。
6軒くらい余計に飛び込みで入ってはコーヒーを注文、普通の伝票を見ては「ああ…」てのを繰り返しました。間違いなくカフェイン過剰摂取。ゲフー。
6.エガオ(中野)
さて喫茶店本なんかに載るような店もあれば、もっと身近な喫茶店もある。JR中野駅すぐのところにあるその名も「エガオ」は店の名前といい、伝票の裏といいメッセージがストレートでいい。
ちょっとスガシカオぽい。ちょっとだけども。
白のコーヒーカップが安心の地元のお店感。
マスターの一句、的な。
丁寧なお礼の一文、そして一句。中野という庶民的な町ならではの伝票の裏とでもいいましょうか。春遠からじ、な気分になりますな。
エガオ
東京都中野区中野2-25-8
東京都中野区中野2-25-8
7.昔ながらの喫茶店 友路有(チェーン)
さて最後は赤羽の「昔ながらの喫茶店 友路有(トゥモロー)」。喫茶店てよりは昔のスナックぽい当て字ですが、モーニングとか量しっかりあっていい店です。主に食べ物は量基準なわたくし。
2階なので一見分かりづらいですが、
良い眺めです。モーニングも安美味い。
そして伝票は…情報が多い!
もはや喫茶店を越えたサービス。
そしてトルコのことわざ。どこかで読んだ…。
上のパソコンから胃腸薬まで貸しますよ、のサービスもすごいが、トルコのことわざもすごい。そういえばこれに似たの先週見たよな…。
カフェーパウリスタのパンフにあった一文だ。
こっちは「鬼の如く黒く恋の如く甘く地獄の如く熱きコーヒー」。鬼!地獄!次は死!コーヒーってそんな怖い飲み物だったんだねえ…。内容がちょっと違うのは、日本でもことわざ関係って諸説あったりするからねえ。でもことわざか、これ?ともかくコーヒーに本気!全力!てのはビシビシ伝わってきますね。鬼!
喫茶店友路有 赤羽店
東京都北区赤羽1-1-5-2F
東京都北区赤羽1-1-5-2F
結局15杯くらいコーヒー飲んだ。あと小倉トースト。
マスターここ一番の主張どころ
喫茶店って基本的には店内に主張がない。基本は味で出すもの。あっても「それとなく」程度なんだけど、こう見ると伝票の裏って「めいっぱい主張」感がすごいですね。真のメッセージは伝票の裏に!