振ると元に戻っちゃう、らしい
なんでも、湯切りの時に振ると重力で湯切り口に下がってきていたお湯が勢いでまた上いっちゃったり、麺に絡んで湯切りからは遠のく。
今回試したのはペヤング。各社の湯切り機構が工夫を見せ進化していく中、昔ながらの湯切りシステム
という事らしい。はーん、それは確かにそうかも。と思うが、いや、でも振った方が切れるでしょ。と体感で思う。
なので両方やって実際どうなのか確かめてみる。
普通、振らない湯切り
まずは振らずにただ湯が切れるのを待つ方法を試してみる。
ふ、振りたい…
湯が切れるのを待つ。ただ待つ。勢いよくドボドボと切れている時は良いのだが、チョボチョボと勢いが無くなってくるとどうしても振ってチャッチャ!としたくなってくる。
重さは213g(容器の重さ含めて)
どうにかその思いを耐えきり一滴もお湯が出なくなったのは湯切り始めてから31.52秒後。そして重さは213g。
久しぶりに食べたペヤングは美味い。ピント合ってなくて夢の中みたいな写真になった。
食べた感じはちゃんとお湯が切れている。しかし、賢明な方は上の写真で気付いたかも知れないが、お湯を入れる時にかやくを入れ忘れた。そのためにポリポリしている。
ポリポリはしているが、湯切り時の麺飛びだしリスクが少ない事など、総合して考えるとなかなかやるじゃないかという感想。結構優秀かも知れない。
やっぱり振った方が良いじゃないか
続いては振り湯切り。
姿勢からして必死。
いつもは途中から振るのだが、今回は試す意味で湯切り始めから力一杯振ってみた。
通称・箸渡し
そんな力一杯なんて振ったら麺が飛び出ちゃう!と、思ったあなたはまだまだ。通称・箸渡しという技で飛び出しを押さえ、熱も遮断する。その辺りも抜かり無しだ。
おっさん出てきた。
精一杯振った湯切り。お湯が一滴も出なくなったのは26.08秒後。やはり早い!ただ待っていた時よりも5秒近く早く湯が切れた。
やはり、やはり振った方が良いんじゃないか。そう思うがちゃんと切れていないのであらばダメだ、重さはどうだ。
こっちの方が良く切れてる!
おぉ、さっきよりも10g少ない。重さの面でも勝っている。やはり、何もしないよりも振った方が良く切れるじゃないか。
味も一緒。
10gぶんの水分が違うけれど、味に違いは無し。比較のため、今回もかやくを入れなかったのでポリポリしている。
やはり振った方がお湯が良く切れるという結果になった。ならば、気になる事がある。
ならば、天空落しは
ラーメン屋などで麺を高く掲げて振り下ろしてお湯を切る、通称天空落しという湯切り方法が昔流行った(今はどうか知らない)。
その天空落し、実はただのパフォーマンスで実際は普通に湯切りした方が湯が切れるという事を聞いた。
ええっ、あれハッタリなの!?カッコイイと思っていたのでまんまと騙された!という気分になったのだが、実際良く湯が切れそうな気がするのですよ。と、いう事で。
天空落し!!(クリックで写真が動きます)
はぁーっ、凄い!落下している時はお湯も同じ速度で落ちているのでお湯は出ないのだけれど、止めた時にドンッ!と一気に出る。
落下中の時間がロスとなって遅いかなと思ったが湯切り時間は18.3秒。なんと今回最速だ。
ちゃんとお湯も切れている(もちろんかやくは入れていない)。
そして重さも他とほぼ同等。なんだよ、天空落とし凄いじゃん!勝手に失望していたが、天空落としはちゃんと天空落としとして凄いヤツだった。
天空の味がする(しない)。
しかも天空落としで作った焼きそばだと思うと一層美味しく感じた。という事はなく、かやくがポリポリして、流石に三個目だったので気持ち悪くなってきた。
個人的にオススメな湯切り方
ここまで、湯切り出来そうな気がするけど、実はあんまり湯切り出来ないよ。って言われていた方法が健闘している。
最後に個人的に最近気に入っている湯切り方を紹介したい。
お湯を注いで3分待ったら、もうフタを取ってしまって下さい。
で、ザルを取り出しまして、おもむろにザパーッっと。
はい、かるーくチャッチャッ。として
カップに戻して、はい完成(かやくを入れてなかったのでポリポリしている)。
そう、ザル。ザルが凄い。一気に切れる爽快感。洗い物は一つ増えるがそれを補ってあまりある効果。
多少料金が上がってもADSLから光ファイバーにする。そのくらいの快適度が違う。ザルは回線が太い。
反則かもしれない、反則かもしれないけれど、凄いから。ザル湯切り(家の中で)が最強だと言いたい。
あまり切れないと言われた湯切り方法、バッチリちゃんと切れました。けどその違いはほんのわずかな違いなので、麺漏れリスクと天秤にかけて、お好みの湯切りライフをお送り下さい。
僕は家なら必ずザル使います。ジャッ!って。