特集 2011年12月15日

フルーチェ20種類を自作した

みんな大好き、私も大好き、おいしいフルーチェを自作しよう
みんな大好き、私も大好き、おいしいフルーチェを自作しよう
私はフルーチェが好きだ。

ふるふるプルンとした艶やかなデザート。その甘美な味わいは、小学生だった私の心を魅了した。その思いは大人になっても変わる事はなく、私は今もなおフルーチェを食べ続けている。

そんなある日、フルーチェを貪りながらふと思った。様々なフレーバーを持つ、オリジナルフルーチェを自由自在に作れたら、素敵ではないだろうか。

実際に20種類のフルーチェを作り、食べ比べてみた。
1981年神奈川生まれ。テケテケな文化財ライター。古いモノを漁るべく、各地を奔走中。常になんとかなるさと思いながら生きてるが、実際なんとかなってしまっているのがタチ悪い。2011年には30歳の節目として歩き遍路をやりました。2012年には31歳の節目としてサンティアゴ巡礼をやりました。(動画インタビュー)

前の記事:石垣島、仁義無き鍾乳洞対決(と17世紀のでかい墓)

> 個人サイト 閑古鳥旅行社 Twitter

そもそも、フルーチェとは?

まずはフルーチェをご存じない方の為に、フルーチェについて簡単なおさらいをしておきたい。

……というのは建前で、ただ単に、私がフルーチェを食べたいだけだったりもするが、まぁ、ともかく、フルーチェを作ろう。

フルーチェとは、牛乳で作るお菓子である。その作り方はいたって簡単、ミルクとフルーチェ、混ぜるだけ。
パウチに入った液体を器に移して
パウチに入った液体を器に移して
そこに冷たい牛乳を注ぐ
そこに冷たい牛乳を注ぐ
よく混ぜれば完成、プルンと固まる
よく混ぜれば完成、プルンと固まる
ンまぁーいッ!と、まぁ、こんな感じです
ンまぁーいッ!と、まぁ、こんな感じです
フルーチェを作る際に注意しなければならない事は、使用する牛乳は「低脂肪牛乳」とか「成分調整牛乳」ではダメだという事だ。種類別に「牛乳」とあるものを使う。

というのも、フルーチェが固まる原理は、ペクチンという物質が牛乳のカルシウムと反応する事による。成分が調整されている牛乳では、都合が悪いんですな。
ペクチンは果物由来の食物繊維なので、お子様にも安心、大人様にも安心
ペクチンは果物由来の食物繊維なので、お子様にも安心、大人様にも安心

今度こそ、フルーチェを自作したい

さて、いよいよオリジナルのフルーチェ作りだが、実を言うと、私は過去にもフルーチェの自作を試みた事がある(閑古鳥旅行社ブログ「フルーチェを自作したい」参照)。

その時は見事なまでの失敗に終わったが、ご覧頂いた方々の反応はなかなかに良く、記事の投稿から5年経った今もなお、時折コメントを頂く事がある。
その時は、結果的にリンゴジャムができました
その時は、結果的にリンゴジャムができました
そこで今回は、5年前の失敗や、お寄せ頂いた情報を元に、ちゃんとした、製品のようなフルーチェを作りたいと思う。

まず最初に試すのは、バナナを使う方法だ。
熟したバナナでフルーチェが作れるらしい
熟したバナナでフルーチェが作れるらしい
ちょっとだけ難しい話になるが、ペクチンには糖分に反応する「HMペクチン」と、カルシウムに反応する「LMペクチン」の二種類が存在する。

私が5年前にリンゴから抽出したペクチンは「HMペクチン」であり、牛乳には固まらず、失敗したというワケだ。

バナナには、その「HMペクチン」と「LMペクチン」の両方が含まれているとの事。まぁ、要するに、バナナに牛乳を混ぜると固まるらしいのである。
バナナ二本半を、レンジで2分半チン
バナナ二本半を、レンジで2分半チン
ちょっと温めすぎたかな、まぁいいや
ちょっと温めすぎたかな、まぁいいや
バナナと牛乳150ml、砂糖少々をミキサーにかける
バナナと牛乳150ml、砂糖少々をミキサーにかける
それを冷やすと、とろんとろんになった
それを冷やすと、とろんとろんになった
うん、多少はフルーチェっぽくはなった。なった……けど、なんか緩い。バナナの粘り気でとろみが付いただけと言われれば、そんな気もする。

食べてみると、やはりというか、なんというか、濃厚なバナナシェークといった感じ。こりゃ、フルーチェじゃぁないな。
まぁ、これはこれでおいしいけどね
まぁ、これはこれでおいしいけどね
う~ん、なぜだ。なぜ、固まってくれないのだ。バナナの熟度が足りなかったのかのだろうか。それとも、バナナに対して牛乳が多すぎたのだろうか。

というワケで、牛乳を100mlに減らして作り直してみた。そうしたら――
なんか、すっごい固まった
なんか、すっごい固まった
これは、もはやプリンだ
これは、もはやプリンだ
もちろん、ゼラチンなどは一切使用していない。あくまでバナナと牛乳、それと砂糖のみである。

器から出しても形状を保つそれは、まるでプリンやババロアのようではないか。こ、これがバナナの力なのか!

これはこれでなかなかおいしいお菓子ではあるが、しかし、これがフルーチェかと問われれば、首を横に振らざるを得ない。

牛乳が多ければシェークになって、少なければプリンになる。なかなか調節が難しいものだなぁ。

柿でも牛乳は固まる

バナナで牛乳が固まる事は分かったが、他には柿でもイケるらしい。バナナと同様、柿にも「LMペクチン」が含まれているとの事だ。
じゃぁ、やってみますか
じゃぁ、やってみますか
生のままの柿を一個分、牛乳100mlとスプーン1杯の砂糖と共に、ミキサーにかける
生のままの柿を一個分、牛乳100mlとスプーン1杯の砂糖と共に、ミキサーにかける
しばらく冷やすと、この通り
しばらく冷やすと、この通り
バナナよりは緩くできたかな
バナナよりは緩くできたかな
バナナと同様、見た目はプリンのように固まっているものの、スプーンですくってみると意外に水分が残っており、崩せばほぼフルーチェのような食感になった。

これは素晴らしい、まさに柿味のフルーチェだ、柿ーチェだ。
うまいぞ、柿ーチェ
うまいぞ、柿ーチェ
よし、これをベースに、オリジナルフルーチェを……と思ったが、柿の味が結構強い為、何を加えても柿の味が残ってしまうのだ。バナナもまたしかり。

バナナ味のフルーチェ、柿味のフルーチェを作るという目的ならこれで良いのだが、しかし私はもっと、自由にフレーバーをいじくりまわしたいのである。

いっその事、牛乳の味しかしないような、プレーンなフルーチェを作る事はできないだろうか。
いったん広告です

ペクチンパウダーでフルーチェ作り

果物の味がしないフルーチェを作るとなると、これはもう、精製されたペクチンを使う他無いようだ。調べてみると、ペクチンパウダーなるものがあるらしい。

しかしながら、ジャムに使われる「HMペクチン」は少ない単位で売っているのに対し、「LMペクチン」は業務用しかなく1kg単位。さすがにそんな量は使い切れる自信が無い。

そのような中、横浜市泉区にある「ラ フォンティーヌ」という洋菓子店が、「LMペクチン」を小分けで販売しているとの情報を得た。通販もできるようだが、私の家からそう遠くもないので、来店して買ってきた。
とてもかわいらしいお店ですな
とてもかわいらしいお店ですな
購入したペクチン。ラッピングもかわいらしい
購入したペクチン。ラッピングもかわいらしい
さぁ、早速プレーンフルーチェを作ってみよう
さぁ、早速プレーンフルーチェを作ってみよう
しかし、どのくらい使えば良いのか分からない
しかし、どのくらい使えば良いのか分からない
テキトーな分量では……ダメだ、固まらない
テキトーな分量では……ダメだ、固まらない
う~ん、このLMペクチンという物質は意外と神経質らしく、大雑把などんぶり勘定ではその効果を発揮してくれないようだ。

色々調べつつ、試行錯誤を繰り返す。
今度は牛乳を極端に少なくしてみた
今度は牛乳を極端に少なくしてみた
加熱すると、おぉ、粘りがでてきた
加熱すると、おぉ、粘りがでてきた
っていうか、固まりすぎた……
っていうか、固まりすぎた……
全く固まらなかったり、と思えばガチガチに固まってしまったり。バナナの時と同じである。いやはや、なかなか難しいものだ。

少しずつ分量を変化させ、そしてようやく、フルーチェと同じくらいの粘度になる分量を見出した。それをお伝えしよう。
LMペクチンはスプーン1杯
LMペクチンはスプーン1杯
スプーン2~3杯のグラニュー糖と混ぜ合わせる
スプーン2~3杯のグラニュー糖と混ぜ合わせる
牛乳120~130mlを注ぎ、しっかり攪拌
牛乳120~130mlを注ぎ、しっかり攪拌
レンジで1分間、チン
レンジで1分間、チン
黄色い液が浮くので、それを混ぜ混ぜ
黄色い液が浮くので、それを混ぜ混ぜ
そして冷やすと、ほら、フルーチェ
そして冷やすと、ほら、フルーチェ
これができた時は、思わず「おぉ!」と声を出してしてしまった。だって、どこからどう見てもフルーチェなんだもの。しかも牛乳と砂糖だけの、プレーンなフルーチェ。

気になるお味は、牛乳に砂糖を入れたような感じ。そのまんまな表現で申し訳ないが、まぁ、そのまんまな味なのだから仕方が無い。

それでは、このプレーンフルーチェをベースに、様々なフレーバーのフルーチェを作っていこうではないか。
さぁ、どれが一番おいしいかな?
さぁ、どれが一番おいしいかな?
バナナ・フルーチェ バナナ・フルーチェ
イチゴ・フルーチェ イチゴ・フルーチェ
メロン・フルーチェ メロン・フルーチェ
パイナップル・フルーチェ パイナップル・フルーチェ
マンゴー・フルーチェ マンゴー・フルーチェ
キウイ・フルーチェ キウイ・フルーチェ
リンゴ・フルーチェ リンゴ・フルーチェ
オレンジ・フルーチェ オレンジ・フルーチェ
グレープフルーツ・フルーチェ グレープフルーツ・フルーチェ
オロブロンコ・フルーチェ オロブロンコ・フルーチェ
チョコレイト・フルーチェ チョコレイト・フルーチェ
ナタデココ・フルーチェ ナタデココ・フルーチェ
ハニー・フルーチェ ハニー・フルーチェ
コーヒー・フルーチェ コーヒー・フルーチェ
グリーンティ・フルーチェ グリーンティ・フルーチェ
あずき・フルーチェ あずき・フルーチェ
フルーチェ・みつ豆 フルーチェ・みつ豆
ナシ・フルーチェ ナシ・フルーチェ
ゆず・フルーチェ ゆず・フルーチェ
ショウガ・フルーチェ ショウガ・フルーチェ

クリスマスにはオリジナルフルーチェを

いかがであっただろうか。計20種類のフルーチェを作ってみたが、驚く程にハズレが無く、どれもこれもおいしくできた。全てのモノをやさしく包み込む、牛乳の包容力には目を見張る。

ベストを決めるのはなかなか難しいが、強いて言えば一番はチョコレート。次点はマンゴー、パイナップル、リンゴにオレンジ。あずき、ナシ、ショウガなどの和ルーチェも捨てがたいし……あー、もう、ホント、どれも良くて決められない。

とにかく、何を使ってもおいしいフルーチェ。クリスマスにはケーキでなく、オリジナルフルーチェを作ってみるのはいかがだろうか。デコレートしたチョコレートフルーチェとか、大いにアリだと思う。
腹の具合&糖分過多には気を付けて!
腹の具合&糖分過多には気を付けて!
いったん広告です

No01:バナナ・フルーチェ

フルーチェのフレーバーといえば、その名の通りフルーツというイメージが強い。実際、本家フルーチェでは、様々なフルーツのフレーバーがそろっている(参考サイト)。

私もまたそれに倣い、とりあえずはフルーツを中心に攻めてみたいと思う。フレッシュフルーツを使えば、本家とはまた違った味わいになるに違いない。

まずは個人的に思うフルーツの王様、バナナからスタートだ。
テキトウに切ったバナナをぐりぐり潰して――
テキトウに切ったバナナをぐりぐり潰して――
プレーンフルーチェに混ぜるだけ。簡単!
プレーンフルーチェに混ぜるだけ。簡単!
おぉ、プレーンよりずっとうまい
おぉ、プレーンよりずっとうまい
うん、想像通りの味で、想像通りにおいしい。バナナの味に加え、牛乳の風味も残っており、食べるバナナ牛乳といった感じだ。

スプーンでペースト状に潰すのが面倒になって、かなり粗いまま混ぜたのだが、むしろ食感がしっかりしていてグッド。

また、スプーン2杯の砂糖では甘みが足りないかなとも思ったが、バナナの甘さが出てちょうど良い塩梅だ。いいね!

オススメ度 |★★★☆☆|
いったん広告です

No02:イチゴ・フルーチェ

バナナに続いては、これまた定番中の定番、イチゴである。

イチゴと牛乳という、うまくないはずが無い相性抜群の組み合わせであるが、さてはて、どうなる事だろう。
こちらも、粗めに切って投入
こちらも、粗めに切って投入
見た目はばっちり
見た目はばっちり
味もばっちり!
味もばっちり!
いやぁ、やはりうまくないはずがなかった。フレッシュイチゴを使ったフルーチェは、超フルーティ。

子どもの頃は、よく潰したイチゴを牛乳に混ぜて食べたものだが、これはそれとは全然違う。ペクチンで固めるだけで、非常に良くできたデザートというべき存在に昇華した。

こう言っては敬愛するフルーチェに対して申し訳がないのだが、まぁ、言ってしまおう。市販のものより、みずみずしさが全然違う。桁違いのうまさである。

オススメ度 |★★★★☆|
いったん広告です

No03:メロン・フルーチェ

さぁ、どんどん行こう。今度はメロンである。予算の都合上、丸々一つの購入は無理なので、ここはカットされたものを使う。

フルーチェにする前に一つつまんでみたのだが、思っていたより甘みが少なく、これはハズレかもしれないなぁ、なんて思ったりもした。

まぁ、杞憂に終わったワケだが。
固いので切りやすい
固いので切りやすい
さぁ、どんな味だろうか
さぁ、どんな味だろうか
いや、これ、おいしいよ!
いや、これ、おいしいよ!
これがうまいのだ。メロン単体では微妙だっただけに、正直驚いた。

青臭くなってしまうんじゃないかなとも思ったが、そうでもなく、むしろ牛乳のコクとあっさり目のメロンがとても合う。メロンの風味が生き生きと立ち上がってくるのだ。

シャキシャキとした歯ごたえも、程よいアクセントである。フルーチェにするには、高いメロンよりも安いものの方が良いのかもしれない。

オススメ度 |★★★★☆|
いったん広告です

No04:パイナップル・フルーチェ

お次はトロピカルフルーツの代表格、パイナップル。

こちらもメロン同様、カットされたパック売りのものである。とはいえ、かなり熟しているようで十分に甘く、みずみずしい。これは期待大だ。
刻むと果汁が溢れてくる
刻むと果汁が溢れてくる
爽やかな香り、絶対うまい
爽やかな香り、絶対うまい
なんかもう、何もかもうまくて困る
なんかもう、何もかもうまくて困る
はい、やっぱり、まずいわけがありませんでした。

パイナップルの甘酸っぱさが、最高に牛乳と合うのだ。砂糖はスプーン3杯と少し多めに入れたつもりだったが、もっと甘くしても良いと思う。

そのうまさといえば、一口食べた瞬間に南国が見えた程。ますます寒くなってきた昨今、先月沖縄に行ってきたばかりであるが、早くも戻りたくなってきた。

オススメ度 |★★★★★|
いったん広告です

No05:マンゴー・フルーチェ

お次もトロピカルフルーツの雄、マンゴーである。まぁ、もう手っ取り早く言ってしまうが、これもまた大変にうまかった。
マンゴーを丸々一つ買ったのは初めてかも
マンゴーを丸々一つ買ったのは初めてかも
種がでかくて、さばくのに戸惑った
種がでかくて、さばくのに戸惑った
うわー、笑っちゃうぐらいうまい
うわー、笑っちゃうぐらいうまい
マンゴーは独特の風味が強いのだが、フルーチェにするとそれが見事マイルドにコーティング。しかも熟れたマンゴーの甘みと酸味が前に出て、いやぁ、マーベラス。

これは、パイナップルよりもうまいんじゃないだろうか。他とは頭一つと言わず、二つ、三つ、抜き出ている感じ。うまい。

オススメ度 |★★★★★|★
いったん広告です

No06:キウイ・フルーチェ

まだまだ行きます、今度はキウイフルーツ。

ぶっちゃけ、これもうまかった。もう、なんかみんなうまい。フルーチェにしてまずくなる果物なんで無いんじゃないかというくらいに、どれもこれもうまいのだ。困った、困った。
キウイって、食べると舌がピリピリするよね
キウイって、食べると舌がピリピリするよね
またもやみじん切り
またもやみじん切り
鮮やかなグリーンが食欲をそそる
鮮やかなグリーンが食欲をそそる
見た目の色合いも良いし、味も良い。

ただ、思ったより酸味が強いので、もう少し砂糖の量を増やした方が良かったかもしれない。果肉の量も、ちょっと多すぎたかな。そしてやっぱり、舌がピリピリする。

オススメ度 |★★★☆☆|
いったん広告です

No07:リンゴ・フルーチェ

暖かい地域の果物が続いたので、今度は少し趣向を変えて、リンゴなんてどうだろう。

私の父親は青森県の出身で、毎年この時期になると親戚から山ほどのリンゴが送られてくる。私も少しはその消費に協力するとしようではないか。
実はこの机、リンゴ箱だったんだよね
実はこの机、リンゴ箱だったんだよね
半分はすり下ろして、半分は刻んでみた
半分はすり下ろして、半分は刻んでみた
なんかクリスマスっぽい感じになった
なんかクリスマスっぽい感じになった
アマアマでシャリシャリ、ほんのり感じる酸味が素晴らしい。間違いなく子どもが喜ぶ味である。いや、もちろん大人でも。

すり下ろしリンゴと刻んだリンゴの二段構えが功を奏した。これなら、牛乳が嫌いな子どもでも喜んで食べるのでは。おやつにぴったりだ。

なお、使うリンゴは「ふじ」など、ある程度固さのある品種が良いと思う。

オススメ度 |★★★★★|
いったん広告です

No08:オレンジ・フルーチェ

リンゴときたらお次はそのライバル、柑橘類を攻めてみよう。

よく、あたなはリンゴ派?ミカン派?という質問があるが、私はどちらも好きだ。っていうか、果物で嫌いなものなど無い。リンゴもミカンもシャカトウも、なんでもござれだ。
柑橘類のトップバッター、オレンジ
柑橘類のトップバッター、オレンジ
こちらも、果汁と果肉の二段構えで行こう
こちらも、果汁と果肉の二段構えで行こう
とても夏っぽい見た目になった
とても夏っぽい見た目になった
一口食べて驚いた。いやぁ、想像以上のうまさである。甘みと酸味のバランス、オレンジの風味、どれをとっても完璧だ。

普通に売れるレベルなのではと思ってしまう。何度でも食べたい、そんなフルーチェになった。こちらも子どもにウケそう。

オススメ度 |★★★★★|
いったん広告です

No09:グレープフルーツ・フルーチェ

柑橘類の次鋒はグレープフルーツ。

オレンジよりさらにさっぱり、爽やかな味わいになると予想されるが、さぁ、そのお味やいかに。
まぁ、どうせこれもうまいんだろうな
まぁ、どうせこれもうまいんだろうな
ナイフで果肉をガシガシかき出す
ナイフで果肉をガシガシかき出す
ちょっと、水っぽくなっちゃったか
ちょっと、水っぽくなっちゃったか
オレンジと同じ感覚でグレープフルーツの半分を使ったものの、当然ながらグレープフルーツの方が大きいワケで、少々水分が多くなってしまった。

……が、まぁ、それでも十分にうまい。大きい果肉が口の中でプチプチはじけ、グレープフルーツ特有の苦味と酸味が、砂糖の甘みと相まって、いやぁ、たまりませんな。

グレープフルーツゼリーに近い食感だけど、私はゼリーよりこちらの方がうまいと思う。さっぱりしているので、重めの食事の後のデザートなんかに良いでしょうな。大人向け。

オススメ度 |★★★★☆|

No10:オロブロンコ・フルーチェ

お次はオロブロンコ。

初めて聞くその名前に惹かれて買ったのだが、どうやらスウィーティーの別名だったようだ。もっとも、スウィーティー自体も私はガムでしか知らない。果実を食べるのはこれが初めてだ。
見た目は青いグレープフルーツって感じ
見た目は青いグレープフルーツって感じ
割ってみたら皮が厚くてびっくりした
割ってみたら皮が厚くてびっくりした
見た目は……まぁ、普通だ
見た目は……まぁ、普通だ
グレープフルーツに似ているその外観通り、味もまたグレープフルーツに近い感じだが、より酸味や苦味が少なく、その分甘みが強い。

種や皮には苦味を伴う独特の風味があるのだが、フルーチェにするとその主張が弱まり、甘さがより強調される。

しかし、時折ふとその独特の風味が鼻を抜け、それが新鮮な気持ちにさせてくれる。このオロブロンコ、私はグレープフルーツより好きかもしれない。

オススメ度 |★★★★☆|
どうでもいい事だが、牛乳とペクチン(食物繊維)の効果で腹がやばい。既に数回、決壊している
どうでもいい事だが、牛乳とペクチン(食物繊維)の効果で腹がやばい。既に数回、決壊している
さて、ここまでは、既に固まったプレーンフルーチェに、果物の果肉や果汁を混ぜる方式でやってきた。

ここからは、フルーチェを固める前に材料を混ぜ込むという方式で試してみたい。
いったん広告です

No11:チョコレイト・フルーチェ

さぁ、気分も変えて、作成方法も変えて、後半戦へと突入だ。

ここで登場したるはキングオブ洋菓子、チョコレート様である。
板チョコ半分を砕いて溶かす
板チョコ半分を砕いて溶かす
まだ温かいうちに混ぜ、冷やして完成
まだ温かいうちに混ぜ、冷やして完成
一口食べて、思わず爆笑してしまった
一口食べて、思わず爆笑してしまった
これ、ホント凄い。コクがあって、滑らか。ふわっふわ、ふるっふるのチョコプリンといった感じだ。溶け残ったチョコの破片も、チョコチップみたいになって凄く良い。

何これ何これと一人で呟きながら、あっという間にぺろりと平らげてしまった。いやぁ……これは凄い。

ホイップクリームを絞れば、立派なお菓子になるだろう。ブランデーとか少したらして、マラスキーノチェリーとか飾れば最高だ。

オススメ度 |★★★★★|★★
いったん広告です

No12:ナタデココ・フルーチェ

いやぁ、ホント、チョコレートには驚かされた。今度は少しノリを変えて、ナタデココのフルーチェを試してみよう。
これも合いそう。ヨーグルトで食べようってあるし
これも合いそう。ヨーグルトで食べようってあるし
固める前のフルーチェにどばどば投入
固める前のフルーチェにどばどば投入
うん、涼しげでなかなか良い感じ
うん、涼しげでなかなか良い感じ
これもまぁ、悪くない。むしろうまい。柔らかいフルーチェの中、ナタデココのコリコリとした食感が強調され、クセになるおいしさだ。

思い切ってかなり甘くしたのも良かった。ココナッツミルクの代わりに普通のミルクでも、イケるもんですなぁ。

ただ、ナタデココだけだとちょっと飽きてくる。パイナップルとか、ミカンとか、フルーツを混ぜれば、もっと良くなるだろう。

オススメ度 |★★★☆☆|
いったん広告です

No13:ハニー・フルーチェ

お次は非常にシンプル。砂糖を少なめにして、代わりにハチミツで甘みと香りを付けようというものだ。
というワケでハチミツを用意
というワケでハチミツを用意
ハチミツを混ぜてからチンして、そして冷やす
ハチミツを混ぜてからチンして、そして冷やす
プレーンフルーチェに近いけど、ほんのり黄色
プレーンフルーチェに近いけど、ほんのり黄色
うん、なかなかだ。もっとキツイ味かと思ったが、意外と優しい甘さになった。フルーツでもそうだったが、フルーチェに混ぜると味の角が取れて丸くなる。

牛乳だけのプレーンフルーチェよりはずっと食べやすいし、うまい。ただ具が無いので、やや物足りない感じもするかな。いや、十分うまいんだけどね。

レモン果汁を加えると、ハチミツレモンって感じで良いかもしれない。

オススメ度 |★★★☆☆|
いったん広告です

No14:コーヒー・フルーチェ

私はコーヒーを飲むときは、必ず砂糖と牛乳を入れて飲む。それ故か、フルーチェに何か混ぜようと考えて、まず最初に思いついたのはコーヒーだった。

チョコレートの時と同じような感覚で、冷やす前のフルーチェにインスタントコーヒーを溶かし込み、固めてみよう。
いつも飲んでるネスカフェ
いつも飲んでるネスカフェ
とりあえず、スプーン1杯を投入
とりあえず、スプーン1杯を投入
香りも良いし、うまそう
香りも良いし、うまそう
うん、これはアレだ。コーヒー牛乳プリンだ。とろとろしていて、コーヒーの味や香りも濃厚で、よりリッチなおいしさ。

常日頃のデザートとして食べたい感じである。いわば、普通にうまい。

オススメ度 |★★★★☆|
いったん広告です

No15:グリーンティ・フルーチェ

コーヒーときたら、次は緑茶だろう。アイスにも緑茶フレーバーとかあるし、これも良い感じになってくれるのではないだろうか。
お湯や水に溶かす粉タイプの緑茶を調達
お湯や水に溶かす粉タイプの緑茶を調達
意外と溶けてくれない
意外と溶けてくれない
とりあえず、こんな感じになりました
とりあえず、こんな感じになりました
うん、なかなか上品な仕上がりだ。味も悪くはない。……が、今ひとつインパクトにかける気がする。

砂糖多めにしたつもりではあったが、どうも、あまり甘く感じない。お茶の渋みが強調され、香りは飛んでしまった。牛乳の風味も無い。なぜだろう、普通のお茶が飲みたくなった。

ケチらずに、もっと上等な、抹茶とかを使うべきだったのかもしれない。

オススメ度 |★★☆☆☆|
いったん広告です

No16:あずき・フルーチェ

お茶の次はあずきである。なんとなく、和風で攻めてみようと思ったのだ。

フルーチェ・ミーツ・ジャパン。果たして新たな方向性を見出す事はできるだろうか。
お手軽にぜんざいを使おう
お手軽にぜんざいを使おう
程ほどに入れて、よく混ぜてから固める
程ほどに入れて、よく混ぜてから固める
ほんのり赤紫色で、思っていたより良い感じ
ほんのり赤紫色で、思っていたより良い感じ
たくさん混ぜすぎると緩くなってしまいそうだったので、混ぜるあずきの量は控えめにして、完成後に少し上掛けしてみた。

結果的には、うん、あずき控えめでよかった。牛乳とあずきが程よくマッチ。上掛けのあずきで、甘さを調節する事もできる。

クリーミーながらも飽きないおいしさ。これぞ和のフルーチェ、和ルーチェだ。うまいぞ。

オススメ度 |★★★★★|

No17:フルーチェ・みつ豆

和のくくりで言えば、みつ豆はどうだろうか。フルーツみつ豆ならぬ、フルーチェみつ豆を試してみよう。
砂糖を多めにしてみた
砂糖を多めにしてみた
汁以外の具を混ぜていく(汁は飲みました)
汁以外の具を混ぜていく(汁は飲みました)
期せずして楽しげな雰囲気になった
期せずして楽しげな雰囲気になった
みつ豆の持つ渋いイメージを吹き飛ばすような、なんともファンシーな外観に少しだけ戸惑いつつ、賞味。

これがまた、良く合うのだ。そして寒天の食感が楽しい。砂糖スプーン3杯とかなり甘くしたつもりであったが、意外と薄味。もっと、がっつり甘くするべきだったか。

オススメ度 |★★★★☆|
いったん広告です

No18:ナシ・フルーチェ

いきなりフルーツに戻ってしまったが、まぁ、ナシは和のフルーツと言えるので、このタイミングに出してみた。

ナシといえば、水分がダントツに多いフルーツであるが、さてはて、フルーチェには適しているのだろうか。
個人的に大好きなのですよ、ナシ
個人的に大好きなのですよ、ナシ
リンゴと同様、すり下ろし&刻みで行く
リンゴと同様、すり下ろし&刻みで行く
見た目は非常にシンプルですな
見た目は非常にシンプルですな
うん、これはナシ……どころか、大いにアリ!やっぱり、果物は和でも洋でも鉄板ですわ。ハズレが無い。

でも、心配していた通りちょっと水っぽくなってしまった。少し水気を絞った方が良かったかな。あと、これも砂糖は多めで。

オススメ度 |★★★★☆|
いったん広告です

No19:ゆず・フルーチェ

ナシに続いては、同じく和の果物に属す、ゆずである。

実はこのゆず、最初は全く使うつもりが無かった。しかし、和ルーチェの傾向がなかなか気に入ったので、急遽冷蔵庫の中をあさり、ご登場頂いた次第である。
普段は鍋物に使うか、風呂に入れるかですが
普段は鍋物に使うか、風呂に入れるかですが
小さいので意外と絞るのが難しい
小さいので意外と絞るのが難しい
皮も刻んで散らしてみました
皮も刻んで散らしてみました
ほぉ、これは面白い。実が小さいので果汁も少なめだが、それがかえって良かった。牛乳の風味も活きてるし、ほんのり香るゆずがとても上品。皮の苦味も素晴らしい。

どちらかというと和より、和洋折衷、いや、むしろ新和様といった感じのお菓子になった。かなりオススメである。

オススメ度 |★★★★★|
いったん広告です

No20:ショウガ・フルーチェ

ゆずの成功に気を良くした私は、再び冷蔵庫の中をあさり、目に留まったショウガを使ってみる事にした。

ちょっとした冒険ではあるが、まぁ、最後だし、このくらいやっておかないと。
皮が無いのは、カビてた部分を落とした為
皮が無いのは、カビてた部分を落とした為
すり下ろして混ぜました
すり下ろして混ぜました
さぁ、味わってみよう
さぁ、味わってみよう
これが、意外とうまかったのだ。甘酒にショウガを入れるようなノリだろうか。

思い切って砂糖をスプーン5杯も入れてみたのだが、むしろそのくらいがちょうど良かった。ショウガの辛味がピリッと利いてて、ショウガ好きにはたまらない逸品だ。

全部食べた後には、体があったまって汗が出てきた。冬に良いデザートですな。

オススメ度 |★★★★☆|
▽デイリーポータルZトップへ

デイリーポータルZのTwitterをフォローすると、あなたのタイムラインに「役には立たないけどなんかいい情報」がとどきます!

→→→  ←←←

デイリーポータルZを

 

▲デイリーポータルZトップへ バックナンバーいちらんへ
↓↓↓ここからまたトップページです↓↓↓

 

今日のみどころ