比率を逆にする
醤油1に対してお酒を2、などと書いてあることがある。これを逆にしようというのが今回の企画。しかし、醤油と酒の比率を逆にしてもそんなに違いはなさそうなので、もっと分かりやすく比率を逆にしていこうと思う。
たとえばハンバーガーの比率を逆にする
逆ハンバーガー
このハンバーガーはパン2枚と肉1枚で構成されていた。比率を逆にするとパン1枚と肉2枚のハンバーガーということになる。上の画像がそれだ。
食べてみると、普通のハンバーガーよりThe 肉という味がしてライオンなら泣いて喜ぶ一品になっていた。ハンバーガーは比率を逆にしても美味しいようだ。
美味し!
ホットドッグを逆に
長いパンの真ん中にソーセージを挟みケチャップをかけた食べ物ホットドッグ。休日の緑の美しい公園の売店で買って食べるイメージがある。これを逆にしてみる。
これは普通のホットドッグ
逆ホットドッグ
パンにソーセージを挟むのではなく、ソーセージにパンを挟んだ。逆だ。パンも俺が挟まれるの! と驚いていると思う。ホットドッグがパンにソーセージなら、この場合はドッグホットになるのだろうか。
若干持ちにくい
食べてみると、ほぼソーセージでパンの味はほとんどしなかった。ホットドッグがあって、逆ホットドッグという食べ物がない理由を理解した。味がしないので挟む意味がないのだ。逆にすることで分かった事実だ。
ほぼソーセージだから美味しいけどね
コーヒーを逆に
次はコーヒーを逆にしてみようと思う。スターバックスなどで売られているオシャレな飲み物だ。黒い液体なのになんであんなに美味しいのだろう。ブラックで飲むのもいいが、ミルクを入れて飲むのも僕は好きだ。
普通のコーヒー
逆コーヒー
コーヒーとミルクの比率を逆にした。黒い飲み物であるコーヒーが、白い飲み物になってしまった。この白い液体は牛乳ではなく、スジャータ的なものを何個もコップに入れたものだ。
かなりの量を使った
逆コーヒーの小さいカップにはミルクでなくコーヒーが入っている
逆コーヒーは美味しい!
コーヒーにミルクを入れるように、ミルクにコーヒーを入れてみた。しかし、ミルクは限りなく白いままだった。ミルクの白は強い。純白のドレスにこぼしてもバレないくらいに白いのだ。
普通のコーヒー(ミルクが入った状態)
逆コーヒー(コーヒーが入った状態)
逆コーヒーを飲んでみる。ミルクは牛乳と違い若干しつこい感じなので、この量だとどうなるのだろうと思ったけれど、意外にも美味しい。午後2時の代官山のような高級感が溢れる味なのだ。マイルドで濃厚、少量ならとても美味だった。
こういう味の高級なお菓子があった気がする
おにぎりを逆に
白ごはんの塊の中に何かが入っている食べ物「おにぎり」。僕はこれが大好きで、家でもよく作る。その際はサランラップを使うと、手にご飯粒が付かず作りやすい。これを逆にしたいと思う。
これは普通のおにぎり
逆おにぎり
鮭おにぎりを逆にした。もちろん中には白ご飯が入っている。普段は見えるはずがない鮭が丸見えで、鮭も見るなよ~照れているのではないだろうか。
ちなみに鮭はなかなか塊にならずとても苦労した。世の中に逆おにぎりがない理由の一つはこれだと思う。
普通のおにぎりの製作過程
逆おにぎりの製作過程
逆おにぎりを食べてみると塩辛かった。寿命が縮んでいく感じがした。あと1年生きれれば120歳だったのに、これを食べたばかりに119歳でなくなるかもしれない味なのだ。
辛い!
ごはんを逆に
ごはん。それは僕が大好きな食べ物だ。といっても、白ごはんだけを食べ続けると飽きてしまうので「ごはんですよ」などがあると幸せだ。ちなみにごはんですよはごはんではない。のりのつくだにである。これを逆にしたい。
普通のごはん
逆ごはん
ごはんをごはんですよにして、ごはんですよをごはんにした。ごはんばかりで文字にすると分かりにくいけれど、要は上の画像だ。
食べてみるとやっぱり辛くて寿命が一気に縮んだ気がした。長生きするにはごはんですよは、ごはんではないことをキチンと認識しなければならない。
辛い!
瓶に戻した
グリンピースごはんを逆に
ごはんの中に緑色が輝くグリンピースごはん。グリンピースとごはんが混ざった食べ物で、もちろんごはんの比率の方がグリンピースより高い。それを逆にしたいと思う。
普通のグリンピースごはん(おこげも美味しいですよ!)
逆グリンピースごはん
もうほぼ豆である。米粒は小さいので比率を逆にするとほぼ豆になってしまった。言われなければグリンピースごはんとは分からない。グリンピースをどうかした料理みたいだ。
作る段階からグリンピースだらけ
逆グリンピースごはんを食べてみるとやっぱりほぼ豆。僕はグリンピースが好きなのでとても美味しいと思う。縮んだ寿命が戻って来るような健康な味だ。
ただグリンピースが嫌いな人だったら、ガラスに何度もぶつかるハエみたいな感じになってしまうと思う。食べても食べてもグリンピースなのだ。そこに逃げ場はない。
グリンピースが好きなので美味しいです!
カレーを逆に
ルーと白ごはんのコントラストが美しく、おそらく多くの人の好物だと思われるカレー。もちろん僕も大好きである。カレーなら一週間続いても苦痛ではないほどに好きだ。これを逆にしたいと思う。
普通のカレー
逆カレー
カレーを食べる際の定番のお漬物「福神漬け」。ルーとごはんの比率は大体一緒ぐらいなので、逆にすると、上のように福神漬けが多くなってしまった。辛いカレーは赤いが、逆カレーも赤い。しかし、おそらくそれはカレーの辛さではないだろう。
赤いけれど辛いカレーの赤さとは違う
バリボリと、おおよそカレーとは思えない音が口内から溢れる。そして、やっぱり辛い。予想通りカレーの辛さではない塩辛さ。グリンピースで戻った寿命がまた減ってしまった。
あまりに辛いので、お皿に移し冷蔵庫に入れ、この日から一週間は毎日福神漬けを食べることになってしまった。福神漬け一週間は飽きるという発見があった。
辛い!
寿命が縮む
いくつかの比率を逆にしてみた。ハンバーガーやコーヒーなどは逆でも美味しかった。グリンピースごはんもそうだ。しかし、寿命が縮むものを多々あった。何でもかんでも逆転の発想をしてはいけないのだと知った。だって寿命が縮むのだ。縮んだやつは食後にのどが渇いて仕方がなかった。