シーボルト宅跡というロケーション
まずは、シーボルト宅跡というロケーションについて。
シーボルトが活躍したここ長崎では、こんな名前がついた通りまである。シーボルトが日本に残したものの大きさを感じる。
イスがSの字。
近くの商店街の道端にはSの字をしたイスが並んでいる。おそらくこれはシーボルトのSであろう。
シーボルタウン。
「シーボルタウン」という名のタウンまである。他にも「ホテルシーボルト」というのもあるし、かつては「特急シーボルト」というのもあった。(あれ?これだけで記事ひとつ書けそうな勢いだな…)
そんなシーボルトがかつて住んでいた家の跡地が今も残されている。
犬、猫に訴えかける看板。
「宅跡」という名の通り、邸宅があった跡なわけだが、その宅跡っぷりがすごくて、初めて来た時はけっこうな衝撃を受けたのを覚えている。
まさしく跡なのだ。
この“跡っぽさ”に当時衝撃を受けた。(2005年3月撮影)
現在は一応、ベンチもあるし植物も植えられているところは… (2011年11月撮影)
4年前はまったくの空き地。(2007年5月撮影)
さらにその2年前の写真には滑り台が写っている。(2005年3月撮影)
右手には民家が建ってるのも確認できる。(2005年3月撮影)
シーボルト像がある。
さて、話がずれてきたので少し戻すと、日本の植物に関心を持ったシーボルトは、ここに植えて育てたりしながら研究していたという。
そんなわけで、このシーボルト宅跡には今でもいろいろな種類の植物が植えられている。
サツキ
ウメ
シャリンバイ
ツワブキ
シーボルトの木。
中でもこちらの「シーボルトノキ」は珍しいらしく、新種かと思われたそうだがそうではなかった。という、どう受け止めていいか迷う説明文が書かれていた。
そしてその奥の、「倉庫跡」と書かれた石碑の横に、件の四角い竹がある。
倉庫跡がある。その横に…
四角竹がある。
四角い竹は、どんなふうに四角いのか?
それは一見、普通の細い竹のように見える。
ので、気づかず素通りしてしまう人も多い。
パッと見は普通。
わかるだろうか?
触ってみると、平らな部分と角の部分とが感じられ、四角いことが分かるのだが、写真だとわかりづらいかもしれない。
さすがに、自然界でありえないほど角張ってはいない。iPhoneの角くらいのなめらかな四角さとでも言おうか。
動画でも撮ってみたのでどうぞ。
断面だとその微妙な四角さがわかりやすい。(周囲にはこういう切った跡が幾つもあった)
節の部分にトゲが生えている。
四角いよね?
お、これはわかりやすいかも。
後ろは思いっきり竹藪。
横はシーボルト記念館となっている。
隣には シーボルト記念館がある。
歴史系の資料館は地味になりがちだが、昔の人が描いた絵を見ながらどれがシーボルトかを当てるクイズ(シーボルト主役なのに…)などが展示されており、なかなか楽しめた。
ネットでも売ってた(!)
四角い竹は、珍しいことには間違いないと思うが、意外にもネットで検索してみると楽天とかで普通に売っていた(買おうか迷った)。
また、高知県南国市白木谷では特産品となっていて食べたりもしてるらしい。