特集 2011年10月6日

トムヤムペーストでなんでもタイ料理

トムヤムスープの素、「トムヤムペースト」の可能性を探ります
トムヤムスープの素、「トムヤムペースト」の可能性を探ります
トムヤムペーストというものを買った。

これは早い話、タイ料理の代表格と言うべきトムヤムクン(えび入りすっぱ辛いスープ)の素である。

私はこれでトムヤムクンを作り、それで満足したのだが、いかんせん、買ったトムヤムペーストは思った以上の量だった。要するに、大量に余らせてしまったのだ。

そのまま棚の肥やしにしてしまうのも何なので、トムヤムペーストを有効活用すべく、色々な料理にぶちこんでみた。これが、おおむねハズレ無しのうまさだったのだ。
1981年神奈川生まれ。テケテケな文化財ライター。古いモノを漁るべく、各地を奔走中。常になんとかなるさと思いながら生きてるが、実際なんとかなってしまっているのがタチ悪い。2011年には30歳の節目として歩き遍路をやりました。2012年には31歳の節目としてサンティアゴ巡礼をやりました。(動画インタビュー)

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タイからの刺客「トムヤムペースト」

当サイトのライター陣は、アジアンフードが好きな方が多く、タイ料理やベトナム料理など、これまでにも幾度となく特集が組まれてきた。

かくいう私も、学生時代には休みの度に東南アジアやインドなどをうろうろしていた事もあって、アジアンフードが好きである。

最近、無性にタイ料理が食べたくなり、いてもたってもいられなくなった。こりゃ、タイに飛ぶしかないかな、と思っていたその矢先、このトムヤムペーストを見つけたのだ。
オー、コンナモノガアッタノネ
オー、コンナモノガアッタノネ
コレハオイシソウネ
コレハオイシソウネ
思わず衝動買いしてしまったこのトムヤムペースト。一本約450グラム入りで二本。併せて1キログラム弱の量がある。

今の私のタイ欲からすれば、このくらい余裕で食べられるだろう。この時は本気でそう思っていたのだ。

まずはトムヤムクンを作ってみる

何はともあれ、これで体が欲していたタイ料理を食べる事ができる。

そう思った私は、とりあえずトムヤムペーストのビンに書かれている通りの方法で、トムヤムクンを作ってみる事にした。
調理方法は極めてシンプル
調理方法は極めてシンプル
ビンに書かれていた調理方法は、たったの二行。極めてシンプルである。

[1] 3カップの熱湯にスプーン山盛り2杯のトムヤムペーストを入れる。
[2] エビとマッシュルームを加える。

魚とか鶏、他の肉を使ってもおいしいよ、とも書かれているが、やはり最初は通常のトムヤムクン、エビで作る事にした。
まずは3カップの水を沸騰させる
まずは3カップの水を沸騰させる
日本のレシピだと1カップは200mlだそうだが、アメリカとかのレシピだと、1カップの量がそれより少し多いらしい。

タイのレシピではどちらに従うべきなのか、イマイチ分からなかったので、とりあえず少し多めに水を入れてみた。
沸騰したので、スプーン山盛り二杯のペーストを加える
沸騰したので、スプーン山盛り二杯のペーストを加える
スプーン二杯と言われても、そもそも使うべきスプーンの大きさが分からない。まぁ、味見しながら、少しずつ加えていけば良いだろう、というテキトー精神で突き進む。
そしてエビを投入
そしてエビを投入
エビは、スーパーで売っていた、ボイルされたものをそのまま使った。

ぶっちゃけ、私は料理のイロハのイの字も知らない人間なので、かなり荒っぽい感じだが(あとコンロまわりも汚くて見苦しいが)、どうか見逃してやってください。
最後にキノコを投入
最後にキノコを投入
キノコも、本来はマッシュルーム(フクロタケ)を使うそうなのだが、今回はブナシメジを用いる事にした。私なりのアレンジである。

……というのは建前で、本当はブナシメジが安かっただけだ。
しばらく煮て、はい出来上がり
しばらく煮て、はい出来上がり
器に盛り付ければ、おぉ、それなりに見栄えがする
器に盛り付ければ、おぉ、それなりに見栄えがする
トムヤムペーストを使ったトムヤムクンは、非常に簡単、お手軽だった。まぁペーストを溶かして具材を煮るだけなのだから、当然といえば当然か。

このトムヤムペーストは、日本でいうダシの素みたいな位置付けなのだろう。
味も……うん、うまい
味も……うん、うまい
カツオブシやニボシからダシを取った味噌汁はもちろんおいしいが、ダシの素で作った味噌汁もまた、なかなかおいしいものである。トムヤムペーストで作ったトムヤムクンも、それなりにおいしくできた。

一口食べるとまず独特の酸味が広がり、続いて辛味が追いかけてくる。辛味といっても激辛という程ではなく、ちょうど良い、心地良い辛さだ。タイ料理屋でこれが出てきも、不思議じゃないくらいにうまいと思う。

以前、友人から聞いた話だが、たまたま見かけたタイ料理屋の脇に、業務用トムヤムペーストの缶が積んであったそうだ。東京のタイ料理屋でも使われているトムヤムペースト。そりゃ、まずいはずがないか。
でも、エビの殻は外すべきだったな……
でも、エビの殻は外すべきだったな……
とまぁ、そんなこんなでトムヤムクンを作ってみたのだが、正直言うと、この一杯で私のタイ欲は満たされてしまった。

しかしながら、たかがトムヤムクン一杯で1キログラムのトムヤムペーストを使い切れるはずも無く、かくして私はその消費に頭を悩ませる事となったのだ。
一本あれば十分だったな……
一本あれば十分だったな……
そこで私は、この大量のトムヤムペーストをどうにかすべく、様々な料理にトムヤムペーストを適用してみる事にした。
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トムヤムごはん

まず試してみたのが、トムヤムペースト乗せご飯である。

ノリの佃煮のように、ご飯に乗せて食べる事ができれば、その消費量も格段に増えるだろう。そういう浅はかな考えだ。
ご飯の上に、ちょこんと乗せてみる
ご飯の上に、ちょこんと乗せてみる
……が、これは失敗と言わざるを得ない
……が、これは失敗と言わざるを得ない
ご飯と一緒にトムヤムペーストを口の中に入れた途端、思わず「う……」と声を漏らしてしまった。あぁ、これは、ダメだ。

トムヤムペースト自体、思ったほど辛くはなく、むしろしょっぱさとすっぱさを強く感じる。その極端な味も結構クるのだが、それよりもトムヤムペーストの食感がきつい。

トムヤムペーストは、生姜を絞った残滓のように、繊維質豊富でざらっとしている。そのざらっとした塊が舌に触れると、すっぱしょっぱい極端な味と相まって、「うえぇ」となってしまうのである。

トムヤム冷奴

それならば、生姜のようなトムヤムペーストの食感を活かそうと、薬味として豆腐に乗せてみる事にした。

冷奴にトムヤムペーストを乗せ、その上に醤油をかけて食べてみる。
見た目は、醤油の染みたカツオブシや生姜に見える
見た目は、醤油の染みたカツオブシや生姜に見える
う~ん、醤油となじませないときついかも
う~ん、醤油となじませないときついかも
これもまた、トムヤムペーストの食感と極端な味がネックとなった。あまりにすっぱしょっぱいその味は、全てをぶち壊しにしてしまう。

一箇所にペーストを置くのではなく、全体に満遍なく分散させると大分改善された。むしろ、豆腐とトムヤム味が合っている気さえするくらいだ。が、薬味として使うにはやはり厳しい。

ペーストを醤油に溶かし、それを豆腐にかければ結果は違ったかもしれない。とりあえず、塊を直接乗せる方向はダメだ。

トムヤムチャーハン

トムヤムご飯、トムヤム冷奴の失敗を踏まえ、素材の上にペーストを乗せるのではなく、あらかじめ混ぜ込む作戦に出る事にした。

その為に選んだメニューがチャーハンである。チャーハンを炒めている最中にペーストを投下し、ご飯全体に馴染ませようと思うのだ。
卵を炒めてその上にご飯を入れる
卵を炒めてその上にご飯を入れる
まずは普通に味付けして炒める
まずは普通に味付けして炒める
続いてトムヤムペーストを投下し、さらに炒める
続いてトムヤムペーストを投下し、さらに炒める
普通のチャーハンよりだいぶ色が濃くなった
普通のチャーハンよりだいぶ色が濃くなった
エスニックな香りがそそる
エスニックな香りがそそる
うん、こりゃぁ、うまい
うん、こりゃぁ、うまい
これが、なかなかうまいチャーハンとなった。タイのチャーハンである「カオパッ」に近い味だが、より酸味が強いだろうか。

ピリッとした辛味で全体が引き締まり、また酸味が爽やかで後を引く。一口食べたら物凄い食欲が湧き出して、あっという間に全部平らげてしまった。

料理下手な私のチャーハンは、おおむね油っぽくなりがちなのだが、このトムヤムチャーハンはその油っぽさをあまり感じないのだ。ペーストを全体になじませる作戦、大成功。

トムヤム焼きそば

トムヤムチャーハンの成功に気を良くした私は、さらに炒め系の方向へトムヤム料理を展開させる事にした。お次は焼きそばである。

これまたタイには「パッタイ」という焼きそばが存在するが、しかしパッタイは通常米麺(ビーフン)を用いる。日本の焼きそばをトムヤム味にすれば、パッタイとはまた違ったものができるに違いない。
普通のソース焼きそばに、トムヤムペーストを混ぜる
普通のソース焼きそばに、トムヤムペーストを混ぜる
見た目は普通の焼きそばだが……
見た目は普通の焼きそばだが……
おぉ、やっぱうまいぞ!
おぉ、やっぱうまいぞ!
これもまた、チャーハンと同様にうまかった。ここでもやはり、酸味が大活躍。ソース味の麺とケンカする事もなく、見事に調和し、一つの料理としてまとまっている。ピリッとした辛味も焼きそばと相性が良く、安定感がある。

トムヤム焼きうどん

さらに調子に乗って、今度は焼きうどんだ。

ソース味の焼きそばに対し、こちらのベースは醤油味。それがトムヤムペーストと出会うと、どのような変化を見せるのか。その懐の深さを探ってみよう。
味付けは麺ツユをどしゃーっと
味付けは麺ツユをどしゃーっと
すかさず、トムヤムペーストを投下
すかさず、トムヤムペーストを投下
あぁ、こりゃもうまいわ。匂いで分かる
あぁ、こりゃもうまいわ。匂いで分かる
うん、やっぱり、うまい
うん、やっぱり、うまい
醤油ベースでも、全く問題は無かった。こちらもまた焼きそば同様、トムヤム味との絶妙な調和を見せてくれた。

投入したペーストが少な目で、おのずと酸味も控えめとなったが、もっとガッツリ酸味を利かせた方が良かったかもしれない。

焼きそばといい、焼きうどんといい、どうやら麺類とトムヤムペーストはかなり相性が良いようだ。……ん、麺類?!そうだ、麺類といえば、もっと代表的なものがあるじゃないか。今度はアレをトムヤム味にしてみよう。
アレとはコレ
アレとはコレ
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トムヤムラーメン

ご存知、国民的インスタントフード、カップヌードルである。カップヌードルのスープに、トムヤムペーストを足してみよう。
いつも通りにお湯を注いで
いつも通りにお湯を注いで
トムヤムペーストを投入
トムヤムペーストを投入
3分で立派なトムヤムラーメンに早変わり
3分で立派なトムヤムラーメンに早変わり
一目見た瞬間、あ、こりゃうまいぞと思った。そして、実際うまかった。

っていうか、コレはタイで売っていたトムヤムラーメンだ。タイ土産といわれてこれを食べさせられたら、納得してしまいそうな味である。

いや、うまさを言えばタイのトムヤムラーメン以上。日本人の口に合う、トムヤムラーメンに仕上がった。
エビが入っているところなんて、トムヤムクンっぽいし
エビが入っているところなんて、トムヤムクンっぽいし
このエビが、またすっぱ辛いスープに良く良く合うのだ。トムヤムペーストは、やはりシーフードと出会う事で、より活きる気がする。ん、シーフード?

……あぁ、そうか、それがあったか。普通のカップヌードルではなく、シーフードヌードルで作れば、もっとトムヤムクンっぽいラーメンになるのではないだろうか。
というワケで、シーフードヌードルでもやってみた
というワケで、シーフードヌードルでもやってみた
これが、素晴らしくうまかった
これが、素晴らしくうまかった
汁まで一気に飲み干した
汁まで一気に飲み干した
びっくりした。これが本当にうまいのである。普通のカップヌードルで作ったトムヤムラーメンもうまかったが、これはさらに上の上を行く。

思った通り、トムヤム味とシーフードの相性は抜群だ。ペーストは少し多目くらい、酸味を強調した方が良いだろう。これまで試してきたものの中でも、ダントツのうまさである。

トムヤムソーメン

さて、これまでの経験より、トムヤムペーストはチャーハンや焼きそばに絡ませたり、ラーメンのようにスープに溶かしたりする事で、非常に高いパフォーマンスを発揮する事が分かってきた。

トムヤムペーストの更なる特性解明の為、今度はソーメンの漬け汁として使ってみようと思う。
この夏は、ソーメンばかり食べていた気がする
この夏は、ソーメンばかり食べていた気がする
漬け汁は、トムヤムペーストをお湯で溶かしただけ
漬け汁は、トムヤムペーストをお湯で溶かしただけ
では、いただきます
では、いただきます
すっぱ辛いのは悪くないけど、う~ん
すっぱ辛いのは悪くないけど、う~ん
これが、今ひとつ物足りないのだ。すっぱ辛い味はソーメンと合わなくもないのだが、それだけだとただすっぱ辛いソーメン、という印象。何かが、決定的に足りていない。

しばらく考えて、ようやく分かった。それは、ダシのうまみだ。
トムヤム汁に麺ツユを加えてみると……
トムヤム汁に麺ツユを加えてみると……
うん、格段にうまくなった
うん、格段にうまくなった
トムヤムクンとして作るならば、エビやキノコのダシが出てうまみとなるが、ただトムヤムペーストを溶かしただけでは、うまみ成分が十分ではないのだろう。

よって、麺ツユを足してやる事で、すっぱ辛いトムヤム汁にダシが加わり、奥行き深い味わいのエスニックソーメンに昇華した。

なるほど、トムヤムペーストに必要なのは、うまみ成分なのか。

トムヤムおでん

これで、一つの事実がはっきりした。トムヤムペーストは、ダシの効いた、完成度の高いスープに混ぜると、よりうまくなるという事だ。カップヌードルしかり、麺ツユしかり。

となると、これもまたうまくなるに違いない。おでんの汁に、トムヤムペーストを混ぜてみるのである。
最近は、おでんが70円均一で嬉しい
最近は、おでんが70円均一で嬉しい
早速、汁にトムヤムペーストを溶かしてみる
早速、汁にトムヤムペーストを溶かしてみる
予想通りのうまさ。アチチ
予想通りのうまさ。アチチ
もう、なんて言えば良いのか。予想通りにうますぎて、笑えてくる。

特に厚揚げは、トムヤム味と素晴らしいくらいにマッチして、こういう料理がタイにあっても良いんじゃないかと思うくらいだ。っていうか、多分、ある。
いやぁ、汗出てきましたわ
いやぁ、汗出てきましたわ
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トムヤムサラダ

ダシが含まれる汁に混ぜると、ハズレ無しのトムヤムペースト。

では、ドレッシングではどうだろう。ドレッシングにトムヤムペーストを混ぜてサラダにかければ、タイ風サラダになったりしないだろうか。

というワケで、「中華」「フレンチ」「ゴマ」の三種類のドレッシングにトムヤムペーストを混ぜ、サラダにかけて食べてみた。
用意したのはこの三本
用意したのはこの三本
どうでも良い事だが、キューピードレッシングの開封がパキッという感じで気持ち良い
どうでも良い事だが、キューピードレッシングの開封がパキッという感じで気持ち良い
それぞれを小皿に開けて、トムヤムペーストを投下
それぞれを小皿に開けて、トムヤムペーストを投下
十分に混ぜて、できあがり
十分に混ぜて、できあがり
元々同じような色の中華ドレッシングは見た目あまり変わらず、ゴマドレッシングはサウザンアイランドドレッシングみたいな色に変化した。透明に近いフレンチドレッシングに至っては、元々何のドレッシングだったか分からないくらいの変わり様だ。

さぁ、それではサラダにかけてみよう。
うん、なかなかおいしそうだ
うん、なかなかおいしそうだ
それでは、いただきます
それでは、いただきます

トムヤムフレンチドレッシング

まずは、フレンチドレッシングにトムヤムペーストを溶かしたものだ。

透明なフレンチドレッシングもすっかり赤に変わり、ラー油のような辛そうな雰囲気を醸し出しているが、そのお味はいかに。
見た目は、まぁ悪くないんだけどね、見た目は
見た目は、まぁ悪くないんだけどね、見た目は
正直言って、これはおいしくなかった。油、酢、塩コショウでできているフレンチドレッシングは、元から酸味が効いた味である。それにトムヤムペーストの酸味が加わり、なんていうか、すっぱすっぱい味なのだ。

フレンチドレッシング、トムヤムの風味は、そのすっぱさの前にいずれも消滅。ただ喉がイガイガするだけのドレッシングになってしまった。極めて残念な結果である。

トムヤム中華ドレッシング

お次は中華ドレッシング。

こちらは酸味が売りのドレッシングではないので、フレンチドレッシングのような惨状にはならないと思ったのだが……。
う~ん、ゴマ油の風味が強すぎる
う~ん、ゴマ油の風味が強すぎる
今度は、ゴマ油が強すぎた。ゴマ油同士がガッチリスクラムを組んで、トムヤム味を全く寄せ付けようとしない。

じっくり味わってみると、遥か遠くにぼんやりタイ国が霞んでいる感じ。一応トムヤムペーストの酸味は残っているが、ゴマ油の味とマッチしているとは言えない。

トムヤムゴマドレッシング

トムヤムペーストとドレッシングを合わせるのは、意外と難しいのかもしれない。

そんな事を思いながら、半ば諦めかけていた私の前に、救世主が現れた。ゴマドレッシングである。
見事にゴマの風味とトムヤム味が調和していた
見事にゴマの風味とトムヤム味が調和していた
これが、フレンチ、中華の残念さをひっくり返す、そんな出来栄えだったのだ。

ゴマの風味を残しつつ、トムヤムペーストの味もまたしっかり活きてる。非常に良くまとまった、うまいドレッシングができた。恐るべし、ゴマドレッシングの包容力。

使い方を間違えなければ、おおむねイケる

今回、色々な料理にトムヤムペーストを足してみたが、おおむね、まずまずの味になった。

正しい使い方としては……

・絡める(チャーハン、焼きそばetc)
・スープに溶かす(ラーメン、おでんetc)

の二通り。

これさえ守れば、手軽にエスニックを演出する事ができると思う。隠し味としてほんのちょっと加えるだけでも、料理がおいしくなりそうだ。

オススメは、焼きそばとシーフードヌードル、それとおでんですかな。ゴマドレッシングも良し。いずれも、ビールが欲しくなる味に仕上がりますよ。
トムヤム味の料理にビール。いやぁ、たまりませんなッ
トムヤム味の料理にビール。いやぁ、たまりませんなッ
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