ビーサン屋だらけ
ITに限らずクアラルンプールではいろんなところでビーチサンダルを売っているのだ。そして5軒に1軒ぐらいの割合でITサンダルを売っていた。
左上段で見切れているのはnintendo wifiと書いてある。
右奥のtwitterははなおにtの飾り付き
新興勢力に混じってGoogle御大も
これを見たニフティの役員が「このなかに@niftyのがあればいいのか」と言っていた。あっていいのかは分からないが、あったら人気者の証拠である。デイリーポータルZも「海賊版対策で大変ですなんよ」て言ってみたい。なんでもタダにしてしまうサイトなので難しいだろう。
サンダルを売っている女性に話を聞く
話はクアラルンプールに戻る。
サンダルを売っている女性に「Facebookですよね」と聞いてみると「そう。Facebook。ところでサイズはいくつ?」とのこと。
「僕もFacebookをやっている」と言ってみたが「履いてみて試せ」「それはレディースサイズだ」などとにかくサイズのことしか言わない。
僕の英語では「どうすか実際のところ、こういうIT的なサンダルってけっこう動いたりしますか?」といったさりげない質問はできず、「オレ、フェイスブック、ヤッテル」と『インディアン、嘘ツカナイ』なみの言い回ししかできなかったのが残念である(もちろん本当のネイティブアメリカンはそんな日本語話さない)。
みんなfacebookやってる
マレーシア・インドネシアで街でPCを広げている人を後ろからのぞいてみるとかなりの確率でFacebookを開いている。街の看板にもたいていFacebookページとtwitterアカウントが書いてある。
これはインドネシアで撮った看板だけど、食べられるのを想像しているニワトリの下にtwitterとfacebook
そしてショッピングセンターに行くとSIMカードや携帯を売る店がねじ式の眼科ぐらいの勢いで並んでいる。
イメージ
ほんとはこれぐらい
ふつうのビルでSIMカード売ってるなら、電気店ではなにを売っているのか? 入ってみたら店の奥で基盤を黙々と直していた。
息をのんだ
基盤を直しているのはインド人が多かった(マレーシアには南部インドからの移民がいる)。電気街の1階には弁当屋があり、そこからカレーの匂いがした。コンピュータとカレーはどこの国でもセットである。
街ではみんなfacebookやってるし、マザーボードは自分で直す。ITが野良な感じで身近なのである。
雨も派手
4日ほど滞在しただけだがそのうち3日、ゲリラ豪雨のような雨にあった。
そして容易に冠水する
雨宿りしていたらとなりの女性がビーサンごと足を雨に当てて気持ちよさそうにしていた。僕のスニーカーは湿度120%ぐらいで靴下がゼリー状になっていた。僕もビーサン履いてくればよかった。
ITが身近で雨が降る。サンダルがあの柄になったのも必然と言えよう。
マレー半島は上着逆
適当な理屈を書いて恥ずかしくなったのでおまけだ。
クアラルンプールでも上着を逆に着てバイクに乗っている人が多かった。台湾でも見かけた。知り合いがfacebookで書いていたがフィリピンでもそうらしい。
しかしインドネシアではそうではなかった。上着はそのまま着ていた。境目は赤道ではないか。
クアラルンプール
これもクアラルンプール
台湾(2010.9)
インドネシア
上着を逆に着る境界線は赤道説
結論を出すにはサンプルが少なすぎた。皆様の追加の情報を待ちたい。
ビーサン作りたい
海外展開を目指すITはまずビーチサンダルを作ってクアラルンプールで売れば、facebookやGoogleぐらい有名なサービスだと思われるかもしれない。それからサイトを作るのも遅くはないだろう(遅い)。
IT長者への意外な近道を発見したのでライフハックとしてみなさまに提供した所存である。