ふせんと筆ペンがあればどこでも習字が出来る
なんとか手軽に習字を出来ない物かと2年くらい考えていて、先日ようやく思いついた。ふせんがいいんじゃないか!と。
色んなふせんや筆ペンを買ってきた。
ふせんって色んな形があって、細長いのは書き初めの時に使う長い紙に似てるし、長方形のは半紙に似ている。そんなふせんに書くなら筆ペンが良いだろう。
最小限これだけで習字を出来る。ちょうポータブル!
思った通り良い感じ。三段のくせに下手ってのはしょうがない。僕だってなりたくて三段になったわけじゃない。
ふせんに筆ペンで文字を書いただけなのに、思いの外習字である。ポイントは名前だと思う。なんか文字を書いて、横に名前を書けば習字っぽくなるのだ。
色々書いてみよう。
習字で告白である。ふせんなので好きな子の机の中とかに貼ればよい。文字が入りきってないあたり、後先考えない性格が出ていてふられるかも知れないが。
今最も気になっている物だ。
かつて実家の松本商店にこういう看板があった。
コチラ
好きな食べ物の名前を書いたらスペースが余ってしまった。
スペースが余っても大丈夫である。ふせん習字は自由なので、余ったスペースには絵を描いても良いのだ。
赤い筆ペンも買ったので柿の種を書いてみた。
最近気になっている尿酸値について書いた2枚。
赤い筆ペンは間違いを修正するのに使うと楽しい。習字の先生になった気分である。
ビックカメラはビッグカメラではない、という指摘。
先生ごっこも楽しいし、習字をするのも楽しいのだが、ふせんならではの便利さもある。そこら辺に簡単に貼れるのだ。つまり、廊下に貼り出す的な事が簡単に出来てしまう。
一人習字大会。モニターのふちが展示会場に!
バーベキュー場の横という最高の立地。
ポータブルさを生かしたい
ふせん習字のポータブルさ、お手軽さを示すにはやはり外で習字をしてみるのが判りやすい。近所の公園にやってきたら、日曜日なのでバーベキューで大盛り上がりだった。
若者達は肉を焼き、酒を飲み、なんか色々遊んだり歌を歌ったりしている。その横で僕はふせん習字をするのだ。
持ってきた道具はこれだけ。ちょう身軽。
集中して習字をする。でも後ろからは楽しげな声と肉が焼ける匂い。
バーベキュー場からは若い男女の黄色い歓声が聞えてきて、僕の感性にズバズバ刺さってくる。そして書いたのがこんな習字。
内容が酷いので画像サイズを小さくしました。
バーベキュー場には背を向けて座ってました。
なんか、若い男が半裸でキャッキャしていた。
「××くん、エッチー!なにすんのー!」なんていう、まんざらでもないような女子の声が後ろから聞えてくるのだ。習字をするには最低の環境である。蚊もいるし。
そして蚊に刺された。かゆい。
蚊とかバーベキューとか色々ツライので20分くらいで帰ってきた。やはり習字は集中出来るとこでやった方が良い。ポータブルさは生かせないが、家が一番だ。
帰ってきてからも書いていたらいつの間にか壁がふせん習字でいっぱいになった。
色々書いてみた。壁一面に習字を貼り出せるのだ。ペタペタ貼ると面白いよ。一番右の赤いのは普通にTODOですが。
筆ペンも色々試したけど、この「あかしや新毛筆」が最高だった。筆の滑りがよく、すごく書きやすい。
ふせん習字、来るぜ!
思いついてやってみたら存外に楽しかった。外でやったのは失敗だったが、家の中でやるなら十分に習字を楽しめる。
使う道具も少ないし、準備も後片付けも簡単だ。ふせんだから貼り出すのも楽。海外へのお土産にもいいかも知れない。筆ペンとふせんのセットが「FUSEN SHUJI」として輸出される日も遠くないかも知れない。
おしまいです。
8/27のデイリーエキスポでもやります
さて、10日後の8/27に開催されるデイリーポータルZエキスポでふせん習字のコーナーをやります。好きな言葉をふせんに書いて貼り出すコーナーです。是非遊びに来てください。
ワークショップもやる(と思う)ので、なんだかよくわかんないって人も来て書いてください。習字って久しぶりにやると思ったより楽しいですよ。そうそう、筆ってこうやって動かすんだよねという思い出す楽しさがあります。