はずかしい日焼けをしてしまった
こないだの連休中、3日間ほぼ終日外にいたら、すっかりに日焼けてしまった。
日焼け止めを塗ってはいたのだが、汗で流れてしまったのか、Tシャツの袖から先が真っ黒といった状態だ。
ただ日焼けするだけならばまだいいのだが、うっかり腕時計をしたまま焼いてしまい、驚くほどくっきりと時計の跡ができてしまった。
時計をしたまま外にいたら
時計のあとが見事に
元に戻したい
子供ならまだしも、いい大人のサラリーマンがこんな日焼けの跡ではちょっとみっともない。
自己管理ができず、計画性もない人だ、と自分で宣伝して歩いているようなものだ。
もし僕が女性で、これがビキニの跡だったりしたら、なにか有効な活用法がありうるのかもしれないが、この場合そうもいかない
なんとか隠したい。
どうすればいいか。
この、白く残ったところだけもう少し焼いてしまえばいいのではないだろうか。
こういうふうに日焼けして、目立たなくしたい(理想を描いた加工画像)
日焼けリカバリー
ということで、日焼け跡のリカバリーに挑戦しよう。
目立たなくするぜ!
日焼け止めで周囲を保護
市販の日焼け止めを、時計の跡を避けて腕に塗り、そのまま外で過ごせば塗っていない部分だけ黒くなり、他の部分と差がなくなるのではないかと思うのだ。
ちょうど何かを塗装するときのマスキングの役割を日焼け止めにさせようというわけだ。
日焼け止めを用意
時計の部分を残して日焼け止めを塗り
他のところは入念に日焼け止め
夏の日差しよがんばれ
あとは入念にマスキングした腕を炎天下に放置して、お日様にゆだねる。
もちろん、腕だけ取り外して置いておくわけにはいかないので、体ごと外にいなければならない。
日なたに放置
半日経過
幸いにもこの日は夏本番といった日差しで、日なたにいるとジリッという熱を感じる。
それでも風があるせいか(ちょうど台風が過ぎたあとだった)、うだるような、と表現されるほどの暑さではない。
晴天の週末
まだまだ
塗り始めてから6時間弱、そのうちの半分ほどを都内近郊の日差しが強そうなところを巡って過ごしたが、時計の跡はほんのりと赤みをもった程度で、まだまださらなる日焼けが必要といった感じだ。
半日後
薄曇りの翌日
さらに日焼けをするべく翌日も外へ出た。
しかしこの日はあいにくの薄曇り。
ただ、日差しを感じないほどの曇天ではないので、外にいれば十分日焼けするだろう。
翌日
赤さが増している
時計の跡は昨日の終了時点よりもさらにちょっと赤くなっているようだ。
一晩眠って熟成が進んだのだろうか。
やや赤みがでてきた
公園で日焼け
うす曇りなので昨日よりもすこし過ごしやすい。
快晴だと外に1時間くらいいるともう限界を感じるので、これくらいの方が日焼けは楽だ。
近くの公園で仕事をしつつ日に焼けよう。
また同じように日に焼きます
仕事をしつつじっくりと
夕方まで日焼け
2日目は10時過ぎから日の傾きはじめる15時過ぎくらいまで、ほぼずっと外にいた。
たっぷりと太陽を受け止めることができた。
その結果、着実に日焼けは進んだ。
2日目終了。 もう少し焼いた方がよさそうか
焼きすぎ注意
ここで気をつけなければいけないのは、時計の跡を焼きすぎてしまい、逆にそこだけ黒くしてしまうことだ。
実をいうと僕は今からニ十年ちかく前にそれをやってしまった。
ちょうどそのころいろいろとうまくいかずに、いつも海に行っていた。
その時も同じように日焼けの跡を修復しようとして、逆に黒い時計の跡を作ってしまった。
白い日焼け跡ならば見ただけでその理由はわかるが、黒い時計の跡は見た人が疑問に思うらしく、こうなってしまった説明を聞かれるたびにして、とても骨が折れた。
それと同じことをしてしまったら、この二十年間僕はまったく成長していないことになる。
それは避けたい。
過去の失敗(再現画像)
週明け出勤
週末が終わったので会社に行かなければならない。
出勤後のデスクであらためて日焼けのあとを確認したところ、時計の部分はほんのりと桜色だ。
ここだけ若いみたいである。
体年齢がごく一部だけではあるが下がった気がしたが、他の部分が老化しただけだと気づいて意気がしぼんだ。
ほんのり桜色
仕事も外で
まだ時計部分の日焼けが足りないので、業務を近所の公園で執り行うことにした。
社内の掲示板に「外出:日焼け @公園」と書き記し、外に出た。
またまた同様に
白い部分を日に焼きます
今日の日差しはなかなかのものだ。
まぶしすぎてノートパソコンの画面が見えない。
手で覆うと、ちょうど時計の跡が日に当たる形になって好都合だ。
人間の体というのはとてもよくできているなあ。
まぶしくて画面がまったく見えない
木漏れ日が恋しい
日焼けをしていると気づくことのひとつに、「太陽は動く」ということがある。
同じ場所にじっとしていると、いつのまにか日影がやってきてしまう。
その日影にほっとしてしまうのだが、それでは日焼けにならない。
このまま日影に佇みたいきもちをこらえて、日なたに移動する。
日影は涼しいですね
向こうに広がる木漏れ日の影を目で追っていると、ちょうどベンチのところで日影と日なたが切り替わっているところを発見、すぐに移動したのだが、わずか数分でその快適な時間は解消した。
夏の楽しい時間は短い。
体は日影、腕先は日なたのベストポジション
真っ赤になったので退散
午前中から午後にかけて3時間屋外で仕事をした。
時計の跡はかなり赤くなっており、これ以上焼き過ぎると20年前とおなじく腕に黒帯状態になってしまいそうなので、会社に戻ることにした。
会議に参加
室内に入ってみてみると、赤みは外で見たよりも強く、やややり過ぎたかもしれないと思ったのだが、時間と共にそれはおさまり、すこし落ちついてきた。
翌朝どうなっているだろうか。
だいぶ赤くなっている
赤い時計になった
この記事が掲載される日の朝の時点で、肌の赤みはまだ黒さに変わっていない。
白い時計をしている人から赤い時計をしている人に変っただけである。
でも、もう何日かすると、いい感じの黒さで、より目立たなくなるのではないかと思っている。
ただ、ひとつ気がかりなのが、今回追加で日に焼いた部分と、その前の日焼け部分の境目に、「ふちどり」のようなものができている。
これは恐らく、日焼け止めの成分が汗でにじんで、時計の跡の方に浸食してきたためではないだろうか。
つぎはこの部分をうまい具合に焼いて、ちょうどよく調整したいと思うので、その経過については追ってお知らせしたいと思う。
…とは思うのだが、はたして他人の日焼けにみんなそんなに興味があるだろうか、という気もする。