
伊藤です。
電車が駅に停まり、ドアが開いて人が乗り降りした後、すぐに発車せず「お急ぎのところ恐れ入りますが、ただ今お客様の忘れ物を探しています。 発車までしばらくお待ち下さい」とアナウンスが流れました。
1〜2分ほどして「お待たせいたしました。間もなく発車いたします」と電車は何事もなかったように動き出し、次の駅を目指します。
時おり遭遇する車内の忘れ物捜索。時間はほんのわずかで、乗客も特に気にかけることなく、友人や恋人とのおしゃべりに興じたり、スマホを眺めたりしています。私も皆と同じく無関心をよそおっていますが、胸の内にはある思いが押し寄せているのです。
「結果が知りてえ.....」
探していたものが見つかったのか、見つからなかったのか。
多くの人にとってささいなこの出来事が、ふっと起こってさっと終わり忘れ去られていきます。ちょっと待って、結果だけでも聞かせてもらえないか。
例えばこんなアナウンスです。
「ただ今お客様の忘れ物を探しています。結果までしばらくお待ちください」
話をしていたカップルも黙り込み、次のアナウンスを静かに待つ。車内はフィギュアスケートのキスアンドクライ(採点結果を待つブース)のような緊張感で満たされます。
「お待たせいたしました。お忘れ物は、無事発見されました」
安堵のため息、「やった」と小さくつぶやく人、部活帰りの高校生はハイタッチをしています。お母さんが笑顔でお子さんに「晩ご飯、すき焼きにしよっか」「わーい」、なんか経済、回ってないですか?
もちろん見つからないこともあるでしょう。その場合はこうなります。
「残念ながらお忘れ物は、見つかりませんでした」
車内に流れる重苦しい雰囲気。眉をしかめる大人、涙ぐむ子どもたち。知らない誰かの忘れもの捜索に思いを馳せることで生まれる物語が、確かにあると思うのです。
ちなみに私は電車にウクレレを忘れたことがあります。

本日の記事のご案内です。
11:00 海外ワーケーションあるある~カフェのWifiが速い!日本語キーボードを珍しがられる
16:00 母が亡くなったので母の作品展を開催することにしました
16:00 缶詰のホテイのあのキャラには名前があったし、触れ合える
DEEokinawaからは本土のとちょっと違う、沖縄おでん特集。具材にてびち(豚足)があるのはなるほど沖縄らしさを感じますが、もうひとつなんか緑色があるなと思ったらレタスなどの葉野菜が定番だとは。でもたしかに汁ひたひたの葉野菜はうまいに決まってますよね。
同じ会社員として「できるんだ!」という驚きで読んだのは文園さんの「海外ワーケーションあるある」。なにげにWifi爆速、日本語キーボードがもてはやされる、など異世界のようなあるあるが繰り出されめっさ楽しそう!となりますが大事なのは時差を意識しながら仕事をちゃんとやること。この世界を守るためにそこは外せない。私も楽しむためにちゃんとやらねば(やってない)。
投稿記事は亡くなったお母様の残した多くの陶芸作品をどうするか問題。娘姉妹が驚きの発想、驚きのバイタリティ、驚きのクオリティで最高の解にたどりつきます。
しんみりするテーマかなと思いきや、ちょっとおかしくて愛おしい、極上のファミリーヒストリーがワクワクする展開で語られます。文章と写真もすばらしい、もう次が読みたいです。
以上、次に平日が来なければ休日は最高なんですけどね。




