
伊藤です。
商店街をぶらぶらしていたら小さな寿司屋を見つけ、ちょうどランチタイムだったので店に入りました。キップのいい大将に「いらっしゃい」と迎えられ、カウンターに腰かけ海鮮丼を注文しました。細長い敷地にカウンターとテーブル3席ほどの店内は、昭和の雰囲気を残す飾らない町寿司といった感じで私には居心地がよく、目の前のショーケースの中で人工芝に乗った柵のマグロを眺めながら、あがりをすすっていました。
昼時のピークを過ぎたのか、客は私の他に常連と思しきおじいさんがカウンターの端に陣取りスポーツ新聞を広げているだけでした。大将は手際よく私の注文した丼を作ると、そのおじいさんと世間話に花を咲かせました。
競馬で負けたのパチンコは勝ったの、景気が悪い税金高いといった街角景況から、共通の友人知人の近況まで。ぼそぼそと話しかけるおじいさんに威勢よく切り返す大将のやり取りが気持ちよく、私はサーモンをつまみながらなんとなく耳を傾けていました。
すると話題が大将の息子さんのこととなり、「そういや就職したんだって?」とおじいさんが問いかけると「IT系の会社に入ったんだよ」と答えた大将は続けて
「親父の店のホームページ作ってやろうかとか言ってきたからさ、そんなもんいらねえ!って言ってやったよ、わはははは」と満面の笑みでぶった切りました。
なんという爽快感。世界とつながるインターネット、そんなワクワクでホームページをあげたとたん、アクセス数やそれを拡大維持するための更新に心身を削られ、疲弊してゆく。我々現代のビジネスマンはいったん「そんなもんいらねえ!」とリセットする必要があるのではないでしょうか。
この調子でページビューも、ユニークユーザーも、「そんなもんいらねえ!」とぶった切ってもらいたい。ランチメニュー化されたら間違いなく「すいません、今日はコンバージョンでも切ってもらって」と注文するでしょう。

それでは記事たちのご紹介です。
毎回身近なのに斬新すぎる視点で読み手を虜にする與座さんの新作は、下ばかり向いて公園を歩く散歩の提案。目に入る土、実、枯葉、すべてがおもしろく愛おしい。この記事でも世界最高級のほめスキルを持つ與座さんの素敵なほめが繰り出されます「地球最高」。
まいしろさんは衝動買いしたモンゴルの占い道具「シャガイ」を仲間と堪能します。
「考えやアイデアがよくない」、4つの家畜の骨からできたパーツを投げてその出目で占うシャガイの、時として辛辣な予言に大人たちが一喜一憂します。私も占いたい、というかシャガイしたい。
16時の「これすごくない?」は夫の実家のテーブルにかけられた布がネトフリ配信のテレビドラマ「ストレンジャーシングス」に出てくる布と完全一致していたというもの。すごいしワンちゃんの写真もめっさ良いので必見です。
そして盛りだくさんなことに投稿作の発表もあります。




