はげます会担当の橋田です。デイリーポータルZをはげます会オープン2周年記念として、以前デイリーポータルZで執筆していたライターのインタビュー記事を公開しています。
田村美葉さん、小野法師丸さん、櫻田智也さん、T斎藤さん、4名にインタビューする予定です。
「はげます会専用ページ」でしか読めませんが、田村美葉さんにインタビューした一部分を紹介します。
やっぱりエスカレーターのはなし
田村:エスカレーターのメーカー判別の記事「エスカレーターのメーカーを見極める」はかなりいろんな人に読まれてたんだなーというのが後々わかってきました。
橋田:「エスカレーターのメーカーを見極める」は2010年に公開されたんですが、今でも読み返しますよ。最後に紹介されている横浜ランドマークのスパイラルエスカレーターは、自分で調べたかのように知人に紹介します。
橋田:最近の”すごい“エスカレータがあれば教えてください。
田村:最新のというわけではないんですけど、最近教えてもらったのは、「TSUBAKIMOTO」のエスカレーターですね。まだ知らないメーカーが出てくるのか…!という。
橋田:えー!?それは興奮しますね。新しいエスカレーターじゃなくて、古いエスカレーターで初めて見るメーカーがまだあるか…。エスカレーター奥深いですね。
田村:そこまで最新ではないですけど、渋谷ストリームのエスカレーターもおすすめです。
デイリーポータルZは「失敗しても大丈夫」
田村:デイリーポータルZは「失敗しても大丈夫」っていうのがあるので、いろんなことにチャレンジしやすいですね。
橋田:デイリーポータルZは「失敗してもそのことを書いてくれれば大丈夫」というスタンスです。他のライターさんにもよく言われますね。
田村:他の媒体だったら大体ボツにしなきゃダメなんですけど。思いついた事をすぐやってみたい派としてはありがたかったです。
橋田:他の媒体ではボツなのか…
田村さんって料理もできるし工作もできるし、基本、器用なんですよね。「地下鉄駅採集」では、Webの地図をかたどって切取り、標本箱っぽくしたんですよね。ヒカリエで作品の展示をやったときに実際見せてもらい、細かさに驚きつつ昆虫採集っぽさに笑いました。
田村:地下鉄駅採集は、工作としてはめちゃくちゃ簡単だったので、褒めてもらえてラッキーという感じです。
田村:企画会議でアイディア発表したとき全員「?」てなってたのを覚えています。記事にしたらやっと「ああ!」て。
橋田:今でも会議ではキョトンとなった企画が、めちゃくちゃ訪問者数が多い記事ってありますよ。変わってないな…
田村:工作といえば、エスカレーターをダンボールで作ったことがありました。記事のために動画をyoutubeにあげたら1本ですごい再生回数になっていて、「ありがとう」という感じになってます。エスカレーターのダンボールの動画はこれです。
橋田:記事はこちら「エスカレーターの模型をつくる」ですね。
田村:自画自賛させてもらうと、模型としては全然素人な出来なんですけど、「エスカレーターとは何か」っていうのが、やっぱりマニアだからポイント押さえれてるのでエスカレーターに見えるのかなーと思いますね。
・ステップにはクリート(溝)が入ってなきゃいけない
とか。漫画とかでもそこを押さえられてないエスカレーターの絵がよくあるんですけど、それを意識するだけで一気にエスカレーターっぽくなりますね。(エスカレーターの話になると途端に話が長い)
橋田:自画自賛してください!というか、周りも褒めてましたよ。マニアだからこそ細部がわかって、ちゃんとしたものが完成したんですね。エスカレーターの話だと長いって、ご自身で言ってるのが笑えます。
田村:漫画だとよくあるのは、乗り口の部分からいきなり段になってるやつですね。「それどうやって乗るんだ?」ていうの多いです。あとは、手すりが固定されているやつとかもあります。
橋田:エスカレーターは生活でよく使うので漫画にも登場しますよね。そして、やっぱり気になるものなんですね。
しばらく会わないうちに、エスカレータ熱がもう冷めてたら寂しいなと思ってたんですが、まだアツいようでうれしいです!
田村:自分では割と冷めてるなーって思ってるんです。「普通のエスカレーター」にはもうそんなに反応しないですし。ただ、先ほど紹介したTSUBAKIMOTOとか、すごいエスカレーターが現れたときの興奮っぷりを自覚すると「あ、やっぱりマニアなんだな自分は…」て思いますね。
橋田:「普通のエスカレーター」にはもうそんなに反応しない。っていうところが、もう別の領域にいってるのかもしれないですね。それでも「TSUBAKIMOTO」という知らないエスカレーターには反応するっていうのは本能でしょう。
田村:マニアの人がよくいうのは『身体が覚えてる』ってやつですね。ライフワークでルーティン化しているので…たまに夢ですごいエスカレーターがでてきて、即座に身体が反応してカメラを構えようとするんだけどカメラがなくてうううってなる、というのをよく見るんですけど、タイのエスカレーターを見に行ったときに、あまりにもすごすぎて夢の中の気分が蘇ってきて、カメラあるのにうううってなってたことありました。(タイのエスカレーターこちら)
橋田:『身体が覚えてる』って、久しぶりに自転車に乗る時とかに使う言葉ですよね。
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・田村美葉さんインタビュー記事
・小野法師丸さんと櫻田智也さんインタビュー記事
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10/31はT斎藤さんの記事が公開予定です。お楽しみに。