こんにちは。古賀です。
編集部のある東京ではすでに季節は冬かよ状態に陥っておりますがみなさまのお住まいにおいてはいかがでしょうか。
さて当サイトの運営元であるニフティが今年のめちゃめちゃに短かった秋の合間、10/22に「秋の発表会」というインターンの学生による成果発表会を行いました。
実はデイリーポータルZも毎年編集部にインターンの学生を向かえ1日で記事を1本書いてもらうという社会に出てもまるで役にたたなそうすぎて震える企画を実施しているのです(しかも4年連続で)。

前途ある学生さんを集めてデイリーポータルの記事を書いてもらうオレオレ企画
今年も4人の就職活動中の優秀な学生さんがデイリーポータルZライターとしての記事作成を体験しにきてくれたんです。
で、その縁でこの「秋の発表会」にも4人全員が参戦する事態となりました。

インターン体験では生レモンサワーを光らせるなど才気あふれる記事が登場
4人はインターンの際に書いたものとは別の新ネタをこの日のために各自のブログに書き下ろし。
でもって当日はその記事をパワポ資料にまとめておもしろスライドとして発表するという、いよいよこれなんのスキルが付くんかなというプレゼンを1人5分の持ち時間でやりきったのでした。

大勢のオーディエンスを前に「(卵に)もう足を生やしたらどうか」と提案。なんなんだこの時間は
4人それぞれのネタはこんな感じ。
神村諒子さん「ガイドポスト巡りの旅」
元のブログ記事はこちら

道路に立ってるあの棒をあっちこっちあるいて調査

調査分をすべてマッピングして「みなさんもこれを参考に見に行ってください」と誘導する終わり方が頼もしかった
田村菜津樹さん「イノベーティブな眉毛コスメが存在していたから試してみた」

眉毛ティントという、使うときちょっと恥ずかしい状態になる化粧品があるという紹介

無駄に外に出るという誰もが忘れてはならない大切な気力というものを見せ付けた
乾真悟さん「卵に足を生やしたい」
元のブログ記事はこちら

そもそもはコロンブスに対抗した卵の立て方を見つけたいというものだったのだが途中で急にシン・ゴジラが登場

絵と工作が妙に上手いのがにくい
菅野記代さん「Tシャツの価格とボーダー本数の関係性」
元のブログ記事はこちら

ボーダーのTシャツの話題の導入として魅力を配管に例えるハートの強さ

調査はめちゃくちゃちゃんとしていた。自分のをふくめ友人知人などに依頼してボーダーの本数を数えまくり
街あるきネタに商品レビュー、工作に調べ物とジャンルのかぶらなさが奇跡的な4本でした。
この発表会、おもしろ部門以外はもちろんちゃんとしてるんです(くわしくは人事担当の採用ブログをどうぞ)。
サービスのアイデアを提案するサービスアイデア部門に、実装までこぎつけているものが多く登場したアプリケーション部門とほかの学生たちがまっとうなプレゼンを連発するなど。
レベルの高いプレゼンからさらに選ばれし数本に賞が送られるのですが…なんと優れたアイディアを提案したプレゼンに送られるアイディア賞を「卵に足を生やしたい」の乾さんが受賞。

「もう足を生やしたらどうか」がアイディア賞を!
卵に足を生やすというネタ自体よりも、ネタを大丈夫かこれというくらい独自に展開させて最後きちんとまとめる、ネタとしてきっちり落としたところが評価されました。
そんな落語みたいな評価軸でプレゼンを評価していいんかニフティ。
さらにおもしろの度合いを表彰するデイリーポータルZ賞はTシャツの価格が高ければ高いほどボーダーの本数は増えるのであると衝撃のしかし強引なまとめを発表した菅野さんに。

古賀からセレブっぽいサングラスとスタバのタンブラを。元ネタを知らない多くのオーディエンスからここ一番の「ぽかーん」が出た
菅野さんはボーダーの服は縞の本数が多いほど高いのではという検証記事を製作、記事で調査対象をTシャツ(トップス)にしぼりワンピースを含めないとしてたんですよ。
にもかかわらず当日ワンピースを着てきた。
そこはTシャツにしたほうがよかったんじゃないか」と審査コメントで突っ込んだら「これ、セットアップ(シャツとスカートがセパレート)なんです」と壇上でトップスとスカートが別れているのを告白するというパフォーマンスをねじこむ策士っぷりでした(会場の興奮が伝わりづらくてもどかしい…!)。

ワンピースだと思ったら違ったという(会場にいたらバカ受けの)大オチ
なにしろ、学生にへっぽこで会場を沸かすプレゼンを教えて表彰までするのはニフティだけ! 来年のインターンシップ情報もどうかご刮目ください!(採用ページこれ!)




