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聖地探訪

銭形平次のあれ(香川県観音寺市)

アクセス:愛媛県松山市からJR予讃線で香川県観音寺市へ。
途中丸亀城からのながめ

おおーでっかい!

四国はうどんの聖地でもあった
なぞの巨大寛永通宝

『銭形平次』といえばやはり大川橋蔵主演のTVドラマ。もともと野村胡堂の小説であるが、いまやその本を手に入れるのはむずかしい。テレビシリーズの『銭形平次』はまだCSなどでも見ることができる。「親分てえへんだ!」と、がらっパチこと下っぴきの八五郎が神田明神下の平次の長屋に飛び込んできてドラマは始まる。『水戸黄門』ではうっかり八兵衛の役まわり。タコ八という人もいたし。ハチというのはうっかりの代名詞なのか。

それはともかく、テレビシリーズの冒頭に出てくる「寛永通宝」が四国に実在するという。『水戸黄門』のシンボルが「葵のご紋」なら、平次が投げる四文銭「寛永通宝」は『銭形平次』の象徴である。しかもばかでからしい。直径345m。いったいだれがなんのために作ったのか。まるでストーンヘンジのようだ。そこで、四国にうどんを食べに行くというイシザキ調査員に調査を依頼する。自分で行くべしと言っておきながら申し訳ない。
イシザキ、どうぞ。

イシザキレポート

香川県観音寺にある「銭形平次」の砂型。村上春樹も絶賛の讃岐うどんを食べて、松山へ戻る途中に、ふらっと立ち寄ってみました。この風景は琴弾公園の展望台から見えるのですが、展望台なだけに高いところにあって、ここまで登ってくるのが一苦労。(普通はクルマやバスで登るそうです)しかし、視界にこの景色がひらけたときの感動と言ったら! 山登りの苦労も吹っ飛びます。

この銭形は、いまから350余年前の寛永10年に制作されました。当時の藩主、生駒高俊候が領内を巡視することになり、この地域の人たちが「藩主を歓迎するために何かできないか」と、白砂にクワを入れ、一夜にして作りあげて藩主に捧げたと言われています。いまでも年に二回、地元の方たちによってメンテナンスされており、さらに、「この銭形を見た人は、健康でお金に不自由なく暮らせる」という言い伝えもあります。

思わず、あの銭形平次のテーマ、「おーとーこだったらーひとつにかけるー、かけてもつれた謎をとくー」を口ずさみながら、「これで一生暮らしていける」と自然に笑みがこぼれました。銭形、万歳!!

感想:
京都の東映太秦映画村にも「平次の部屋」があるらしい。しかし、このストーンヘンジばりの巨大遺跡?にかなうものはない気がする。無意味なようで、もはや最初に作られた意味以上のものを背負っている砂型。讃岐うどんの他にも、四国の奥は深い。ぜひ自分でも行ってみたい。

香川に行ってみる?         


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