9月△日、池袋のパキスタン料理屋さん、『マルババ』へ。
ランチタイム終了ぎりぎりだったので、他にお客はいなかった。店内には、パキスタン人らしき店員さんたちしかいない。 「あ、ここいいっすか……?」と声をかけて、ひとり窓際に座る。 音楽がかかっていた。「これは……やっぱり、パキスタン産ポップスじゃなくて、インドポップスなのかなあ……?」と思いながら、踊り狂うビデオ画面を眺めた。
ここではパキスタン風ピラフ、「ビリヤニ」が食べられるという。 ビリヤニは、鶏肉やマトン、ラムなどのぶつ切り肉を入れた、ボリュームのあるピラフ。 私はマトンをオーダーしたのだが、
……写真だと分かりにくいかもしれないが、これが、ものすごい「どっさり」であった。男子高のそばの食堂、みたいな量だ。
「何だ、この白いの……カマボコ?」と思って食べてみたら、卵の白身だった。
米が細くて長い。これは「バスマティ米」という、日本では珍しいお米なんだそうだ。
カルダモン、シナモン、クローブなどのスパイスが入っているようだった。人参などの野菜も、みじん切りで入っている。月桂樹なんかは、葉っぱの形のまま、お米の中に埋まっていた。大胆だ。 ひたすら食べる。もりもり食べる。
時々、でっかい骨付きの羊肉が出てくる。羊、うまい。ビリヤニもイスラム文化のお料理なので、これもハラルミートなんだろう。
「パコラ」というパキスタン風の野菜てんぷらや、マトンの串焼きもオプションで付けたかったが、無理であった。量が多すぎる。
食べながら、ディナーメニューを見てみたら、ベジタリアンセット(1900円)なんかもあった。今度来た時は、これを食べてみよう……と思った。
豊島区池袋2-63-6 平日11:00〜15:00、17:00〜22:30 日祝11:30〜21:00 年中無休