アフガンは、20年以上、たいへんなことになってる国だ。
ちょっと想像出来ない。生まれたときから、国がどっかんどっかんなっているなんて。
イラクが爆撃され始めたとき、私は「あああああ何していいのか分からん!」と思いながら部屋の中をぐるぐる回り、「あっそうだイラク料理食べたい!」と思ったが東京にイラク料理屋はなく、レシピだけ入手して、自分でイラク料理を作った。トマトと羊とスパイスを使った、炊き込みごはんだった。「アラブごはん」だ。
もちろんイラクとアフガンはイスラム教国という点はいっしょだけど、文化も料理も違うはず。
でも、どう違うのか、私なんかには、いまいちピンと来ない。「アフガンごはん」は、一体どんなんなんだろう……。
ランチタイムに行くと、地下1階にある食堂は、お客さんでいっぱいだった。
和風居酒屋のように、ぺったり座るスタイルの席だ。
OLさんは団体で、サラリーマンはなぜか1人で、来ていた。
私はサラリーマンのおっちゃん2人と、相席になった。
メニューは「コルマ」という、アフガン風のカレーだった。チキン、野菜、キーマ、赤豆の中から選べたので、私はキーマと赤豆をオーダー。
ぼーっと待っている間、机の上に、こんな「豆&米見本」を見つけた。
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