■成鶏は25時間周期でタマゴを産む
スパルタ教育による社会人準備期間を経て、タマゴを産める様になった鶏たちが成鶏場にやって来る。集団就職だ。
「鶏は通常25時間周期でタマゴを産むんです」 そして、毎日産む時間が1時間ずつズレていく。今朝6時にタマゴを産んだ鶏は、明日の朝7時にタマゴを生む。産む時間がお昼くらいまでズレこむと1日休む。それを2年間繰り返し、鶏のお役目は終わる
成鶏場では1つのカゴに2匹ずつ鶏が入る。 試行錯誤の結果、その方法が鶏の衛生面、健康面に一番いいという結論に至った。
「平飼い(放し飼い)が一番自然な様に思われがちですが、それだと糞を食べちゃったり色々あって、薬を使わざるを得ない」
愛鶏園のポリシーは薬を使わない飼育。カゴに入れれば糞を食べたりはしない。また2匹並べて入れる事でエサの食べ方が規則正しくなる。1匹だけだと誰にも邪魔されないと思いダラダラと食べてしまう
成鶏場で産み落とされたタマゴたちは、GPセンターという加工工場に運ばれていき、出荷用に加工される。