近年見かけなくなった七段飾りのひな人形ですが、その下の方に飾られる人形に注目が寄せられています。

ひな飾りといえば、上からお内裏さま、三人官女、五人囃子、右大臣左大臣と続きますが、実はその下に「仕丁(しちょう)」というものが存在します。注目されているのは仕丁たちのビミョーな表情です。

何やら困っている様子です。華やかなひな人形の中にあって、この困惑に満ちた表情をされてしまうと、気になってしまいますよね。手元にあるのは「沓台」というもので、乗っているのは沓。臭うのでしょうか?

記事では、埼玉県鴻巣市で毎年おこなわれている「びっくりひな祭り」というイベントで取材を行い、仕丁達の豊かな表情を紹介しています。それにしても凄まじく大規模なひな飾りですね……。

イベントの資料によると、彼らの表情は「泣き上戸、笑い上戸、怒り上戸」を表しているとのことでしたが、それだけでは説明のつけられない、実に奥行きのある表情です。
お内裏さまの凛々しい顔や、お雛さまの華やかな顔、三人官女や五人囃子の楽しい表情だけに気を取られがちですが、世の中はそういった明るいところばかりではありません。仕丁たちの表情には「お祭りだからといって浮かれているんじゃないぞ!」という戒めのメッセージが込められているのかもしれませんね。
お内裏さまの凛々しい顔や、お雛さまの華やかな顔、三人官女や五人囃子の楽しい表情だけに気を取られがちですが、世の中はそういった明るいところばかりではありません。仕丁たちの表情には「お祭りだからといって浮かれているんじゃないぞ!」という戒めのメッセージが込められているのかもしれませんね。