●コネタ10「やたら小さいトマトが売っている」
コネタのタイトルを「旅先では財布のヒモが弛む」にしようかと思ったほどに高価だ。でもこんなの、近所のスーパーじゃ売ってない。初めて見た。
しかし、よく見ると「愛知産」と書いてある。なんだ。京都じゃないのか。じゃあタイトルはやっぱり「旅先では金銭感覚が狂う」にするべきだろうか。それ以前に、これはコネタなんだろうか。
だんだん分からなくなってきた。
皮がしっかりしているので、噛むたびに「ピュッ!」とトマトが口の中で弾ける。これはすごい。皆さんもどこかで見かけたら買うといいですよ。ガリバー気分も味わえます。
さあ、錦市場を出て次なるコネタを探しに行こう。
いよいよ分からなくなってきました
錦市場の突き当たりにあるのが錦天満宮である。入口のところに「頭の神様」と書いてあるのを見て、一瞬だけコネタのことが吹っ飛んだ。
境内に足を踏み入れた途端「あ、これはコネタかも」「これもコネタだ!」と、カメラのシャッターを切るのに忙しいったらなかった。願いが叶うのが早すぎやしないか。それ、本当にコネタなのか?
●コネタ11「手水の使い方のイラストがレトロ」
やけに懐かしいタッチのイラストだが、看板自体はとても綺麗で古さを感じさせない。よほど大事に使われてきたのだろうか。
そして、天満宮といえば牛である。
●コネタ12「天満宮の牛に頭をつけると目が合う」
どうだろう。牛だけを単体で見ると「どこ見てんのかな」という目線だが、前に人が立つことで「なんて慈愛に満ち溢れた牛なんだ!」となる。
まるで、このおばあちゃんとヒソヒソ話でもしているかのようではないか。
●コネタ13「錦天満宮のおみくじは全て機械じかけ」
神主さんの機械でおみくじを引いたら末吉だった。なんとも微妙な結果だが、欲は出すまい。
天満宮内だけで、一気に三連続ドドドとお届けしてみたが、果たしてこれらはコネタだったんだろうか。いまいち確証が持てない。なにがコネタで、なにがコネタじゃないのか…。
こういうときは場所を移動して気分を替えてみよう。 次はお寺だ。
●コネタ14「本願寺の注意看板に十字架っぽい切れ込みが」
思わず「本願寺さんは懐が広いなぁ」と激写してしまったが、いよいよコネタの基準が分からなくなりつつある。このまま突き進んでいいものだろうか。
やっぱりコネタは寺社仏閣よりも、繁華街の方がたくさんあるのかもしれない。
というわけで、祇園に向かうことにした。