特集 2022年10月23日

雑ピクニックのススメ

ピクニックをしたい。そう思っても、ピクニックはハードルが高い。

わざわざお弁当を作って、友達を集めて、美味しい紅茶やお菓子を買ってきて……ピクニックは何かと準備することが多いのだ。

そんなことじゃなくて、私はもっと雑にピクニックをしたい。”この程度でいい”と思えるようになれば、もっとカジュアルにピクニックを楽しめるはずだ。

実験と暇つぶしが大好きな会社員。顔芸が特技。

前の記事:漫画家を目指していた母親にインタビュー

> 個人サイト note

これさえあればピクニック

ピクニックをする上で、絶対に外せないものがある。それは、シートだ。

ブルーシートを100均で購入しました

シートがあるかないかで、ピクニックかどうかが決まる。シートがないピクニックは、ただ地面に座っている人になってしまう。ピクニックという行為の優雅さは最低限担保したい。

逆に言えば、シートさえあればどうとでもなるのだ。過度なおしゃれをする必要もない。自宅の部屋着のままだってかまわない。

雑ピクニックはおしゃれをする必要なし。部屋着でOK!

ピクニックに食事は不可欠

どんなに雑でいいとは言っても、さすがになにか食べるものがあるほうがいいだろう。しかしそれがおしゃれなものや手の込んだものである必要はない。

飲んだり食べたりできれば十分なので、全てをコンビニで揃えよう。 

入口のすぐ横に漫画コーナーがあり、目を奪われてしまった

この記事の趣旨とは全く関係ないが、漫画が置いてあったので思わず立ち止まった。この手の漫画は必要に駆られていない時ほど読みたくなる。

ちょうどこち亀が読みたかった気がしてきた

いきなり脱線したが、ピクニックに漫画があってはいけないことはないよね!ということで、カゴの中にイン。 

続いて飲み物。やっぱり欠かせないのは酒だよね

雑ピクニックにルールはない。ただ自分の好きなものを飲めばそれが正解なのだ。とりあえず一番テンションがあがりそうという理由で氷結を選んだ。

その流れでおさかなのソーセージをカゴにイン

初手で酒を選んでしまったのでこうせざるを得ない。とにかく今食べたいものをカゴに入れていったらピクニックとはほど遠い中身になってしまった。 

もはや宅飲みする人のカゴである
準備は整いました!

買い出しも10分程度で終了。ほとんど準備をしなくても良いのが雑ピクニックの素晴らしいところ!コンビニの袋とシートのみで早速公園に向かう。

普通に歩いてるだけだけど、なぜかトボトボ感がある
でも、袋をブンブン回しちゃうと早くピクニックをやりたい人に
いったん広告です

公園は適当でいい

ピクニックといえば広い芝生の綺麗な公園が適所だが、雑ピクニックの場合は特に気にしなくても良い。だれもピクニックをやっていなさそうな狭い公園で十分なのだ。

漠然と歩いていたら見つけた公園があった

意外と人が多く、わりと狭い公園だ。しかも下が砂で固い。ピクニックに適しているとは言えないが、あえてここでやってみよう。 

太めの木があったのでここにしよう
シートを広げます

 シートはいわば自分の領域。広げればいいというものではなく、周りの人の迷惑にならない程度にほどほどに広げよう。

ブルーシートを広げると急に物騒になる
だが、シートが敷けただけでもう嬉しい!

ただシートを敷いただけでピクニック感がでるのはなぜだろうか。嬉しくて既に満面の笑顔である。 

とりあえず買ったものを並べてみる
こち亀、氷結、おさかなのソーセージ、塩むすび、味玉、駄菓子

いくら雑でいいとは言え、果たしてこのラインナップでよかったのか不安になってきた。せめてサンドイッチとかを入れればよかったと後悔した。 

とにかく、まずは飲みます!いただきまーす
うまい!うますぎて逆に良いリアクションがとれなかった

昼から飲むお酒というのは特別な味がする。あり得ない充実感と共に、勝利の気持ちがふつふつと湧いてくるのだ。 

お酒を飲むととにかく魚肉ソーセージが食べたくなる
地面が砂だと寂しさが出てしまうのはなぜだろう
せっかくなのでくつろぎながらこち亀を読むことに

ここで気づいたのが、地面が砂だと結構身体が痛いということだ。ハングリー精神のある人以外はなるべくクッションなどを持っていったほうがいいかもしれない。 

くつろぎすぎて段々家にいる気持ちになってきた
もはやこれがピクニックかどうかなんてどうでもよくなってくる
そしていつの間にか寝る。外の風を浴びながら昼寝するのはかなり幸せ
お腹が減ったので、酒を飲み、塩むすびを食べる。どちらもそんなに濃い味がしないので、一体何を摂取しているのかわからなくなってきた

ここまでで何一つピクニックっぽい画はないが、一応シートの上で食事をしているのでギリギリピクニックだと言えるだろう。というか、そもそもピクニックに定義なんてないのかもしれない。自分がピクニックだと思えば、それはピクニックだ。

ひとつ思ったのは、一人でピクニックというのはとても退屈だ。誰かと食事を囲み、楽しさを共有するわけではないので無限に時間がある。こち亀が無かったらきっとこの時点でそそくさと帰っていたに違いない。ありがとう、両さん。
 

暇になったのでヨガをしてみる

さすがにやることがなくなったので、自分の想像上のヨガポーズをやってみた。あくまで自分の想像なので、ポーズが合っているかはわからない。

この時ばかりは「どうせヨガをするならいっそのことヨガマットを持ってきたほうがよかったのではないか」と思った。ブルーシートは見た目が物騒な上に薄くて膝が痛くなる。 

引きでみたら、修行している人みたいになっていた
そろそろ飽きたので帰ります

特にやることもなくなったので、ここらで退散。ビニール袋に全て詰めるだけだから楽チンだ。帰ると決めたら速攻で帰れるのも雑ピクニックの強みである。 

片付けにかかった時間、30秒ほどでした
片付け中も片手間に飲酒ができます

雑ピクニック お手軽編

「シートをデカデカと広げてやるのは抵抗があるなぁ…」と思っているそこのあなた!
もうちょっとコンパクトにできる方法があるので紹介させてほしい。

ベンチの下に小さく畳んだシートを敷くだけ!
ベンチをテーブルとして活用すれば、コンパクト雑ピクニックができる

こうすればこっそりと一人で楽しむことができるのでおすすめ。
(普通にベンチに座ればいいのでは?という意見は聞きません)


皆もっと雑にピクニックをしてほしい

思いついた時に適当に始められて、速攻で帰れるのが雑ピクニックの強みだ。私のようなめんどくさがりにはピッタリである。シートを持って、思いつきでピクニックをする人がもっと増えてほしいと願うばかりだ。

もし一人でやる際は、かならず漫画本(できればこち亀)を持っていってほしい。

シートとコンビニの袋だけ持っていると、後ろ姿が妙に虚しくなります

 

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