手押し車がはぐくむ出羽島の文化
重伝建に選定されている町並みを見に行ったら、独自の手押し車にすっかり魅了されてしまった。自転車と手押し車で事足りる範囲にまとまっている島だからこそのユニークな文化である。
最盛期には約800人が暮らしていたという出羽島であるが、現在の人口は90人ほど。その多くが高齢者であるらしい。
だが最近は若い世代の移住者もおり、「ねこぐるま」を作るワークショップなども開かれているという。この島特有の手押し車が集落にさらなる活気をもたらし、未来へ継承されていくと良いですな。