桜の開花は30年前に比べて1週間以上早くなっている～気象予報士 増田さんの詳しすぎる天気2023.2

桜の標本木になにかすると懲役3年以下か100万円以下の罰金

増田：
気象庁の標本木は靖国神社にあって、今はメディアが普通に映しちゃうんですけど、昔はカメラに映すのも相当気を使わなくちゃいけなくて、標本木を撮るときは必ず空をバックに撮らなければいけなかった。
林：
特定されないようにですか。
増田：
いたずらされたら観測が継続できない。たとえば誰かが木を折っちゃったとか、そういうのがあったらできないからっていうので、必ず背景を映さないようにカメラを映してくださいと。
林：
今はいいんだ。
増田：
気象庁の職員が前でみんなに囲まれて囲み取材を受けるようになって、あのへんから隠しきれないと思ったんでしょうかね。
林：
あれって野ざらしの桜なんですか。囲いとかなく？
増田：
全体にはないです。結局、今となってはこれが標本木ですって表札が立っています。
林：
危ないですね。
増田：
危ない気がしてきましたね。
林：
遠くからドライヤーの風当てるとかダメですよ。
増田：
それやったら、観測の妨害。気象業務法で懲役3年以下か100万円以下の罰金となる可能性もあります。抑止力として書いておいたほうがいいかもしれないです。
林：
やめとけ。逮捕されるぞ。
西村：
ドライヤーって自分で言ったんですよね。
増田：
一応バックアップはあるんですよ。基本こういう生物観測っていうのはバックアップの副標本木があって。
林：
風とかそういうのありますもんね。
増田：
なので、その正標本木と一緒ぐらいの木を副標本木のために探してあったり、開花日がズレているかを把握していたり。その場所は僕も知らないですけど。

開花を観測する気象庁の職員の服装に注目

林：
囲み取材もおかしいですね。
増田：
あれもちょっと演出が入ってますよね。開花を観測いたしました、ってカメラが構えられてから電話をする。それをやるようになりましたね。最初は誰かに頼まれてなのかもしれないですけど。
林：
「また今年もあれお願いしますよ～」って翌年言われたのかな
増田：
よく見たらあれ？観測を担当する職員の携帯のストラップがピンクになってる？という年があって。違う年はネクタイがピンクで。
小林：
桜に寄せてる。
増田：
さすがに！と思ったら3年目は傘がピンクだった。ちょっと意識しすぎ！
西村：
気象庁～
増田：
絶対にこれそうだろって思って。
林：
お役所の人のちょっと映り込む人の話聞きたいな。クールビズで最初に出社する環境庁の職員とか。
西村：
でもメディア対応をしてかないと予算減らされちゃう。
増田：
そういった面もあるんでしょうかね。
西村：
役に立ってるよアピールしないと。
小林：
大事ですよね。
林：
今年は開花の発表は来週とかあるかもしれないので。服装に注目。
増田：
でも、ちょっとなんかあったんでしょうね。最近また落ち着いてる。ピンクとかあまり見られない。
小林：
誰かに言われちゃったのかな。
増田：
やりすぎだっていう声が。
西村：
管轄している人の考えですかね。

3月はどんどん暖かくなる

林：
3月暖かいですが、当然このままあったかい訳はなくて一回寒くなりますよね。
増田：
来週寒の戻りがあるんですが。3月15日前後ですかね。プチ寒の戻り、ちょっとした寒の戻りというレベルですね。
西村：
そんなに寒くはない。
増田：
朝晩冷えるねぐらいの寒の戻りで、次の週、3月20日下旬からまたグイグイ上がっていくので。かなりあったかいと思います。
西村：
いいですね。
増田：
雨の降ることもだんだん増えるでしょうし。菜種梅雨もそのへんでありそうですよね。
林：
プチ寒の戻りがあって、そのあとはどんどんあったかくなって、この後は春。
増田：
春ですね。今年は早いですよ。
西村：
春と言って良い。
林：
しまおう、ダウンを。

2月のクイズ・2月22日22時22分の気温 の正解者

増田：
結局、2023年2月22日22時22分の東京は7.7℃
小林：
ゾロ目だ〜！
西村：
ゾロ目ではある

増田：
ぽんちーさん。ゾロ目は当てたんですがもっと高かった。
西村：
気温的に一番近い人はマンゴープリンさん。
小林：
7.4℃。
増田：
強ーい。マンゴープリンさんすごいな。よく近づけたな。
西村：
去年が2.2℃だったことを考えると、今年がどれだけあったかいかが。
増田：
特別賞はぽんちーさんにあげたいですね。
小林：
ゾロ目を当てた。
西村：
7℃はわからなかったですね。こんなに高くなるとは。だって22時って夜ですよ。

3月のクイズ「2023年4月1日正午の東京の気温」

林：
ピンポイントで予想するの楽しいですよね。次回は4月1日の温度はどうですか。
増田：
いいかもしれないですね。
西村：
昼はどうですか。
増田：
4月１日正午がいいですか。正午だと去年は東京は10.2℃。
西村：
おー！
増田：
前年2021年4月1日正午は19.8℃。
西村：
すごい！
増田：
2020年4月1日この日は雨が降っていたということもあって、12.5℃。
増田：
2022年は曇って10.2℃。2021年は曇り時々晴れぐらいで19.8℃。2020年が雨が降ってて12.5℃。2019年、晴れてて12.9℃。けっこう難しいですね。
2018年は正午で20.2℃。よく晴れてます。10℃〜20℃ぐらいまで幅がありますね。
林：
昼のほうが温度差が激しいですね。
増田：
ヒントになるかどうかあれですけど、3月下旬からは順調に気温が上がってるはず。だけど、雨が降っちゃったら正午の気温は全然上がらないので。
林：
語呂合わせで、23℃は上げすぎ？ 
増田：
なるほど。え！あ！ 2017年、正午7.3℃。
西村：
寒いですね。
増田：
これ幅ありすぎるな。高い気温を言うと、2007年を発見しちゃいました。22.7℃。
西村：
お〜！
増田：
15℃ほど差がある。
西村：
18℃ぐらいかな。
小林：
いい線。
林：
温度予想は募集します。ネクタイの色は注目してください。

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