特集 2019年5月31日

沖縄のローカルアイス食べ比べ

そろそろアイスが美味しい季節。沖縄県内のコンビニやスーパーに並んでいるアイスクリームには、実は沖縄限定のものも多いのだ。いかにも沖縄っぽいものから、全然沖縄っぽくないものまで。いろいろ食べ比べてみた。

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前の記事:沖縄の焼きそばは少し違う


御菓子御殿 紅いもタルトアイス

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沖縄を訪れた人は誰もがいちどはお土産に買ったことがあるであろう、沖縄土産の定番中の定番、御菓子御殿の紅いもタルトのアイス。紅いもタルトがそのままアイスに混ぜ込まれているのかと思いきや、パッケージにはくだいたクッキーが入ったカスタード味のアイスに紅いも味のアイスをのせた、紅いもタルト風のアイスとある。

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ふたを開けると淡い紫色か薄ピンク色のアイスが登場。パッケージのイメージから、もっと鮮やかで濃い紫色を想像していたので少し意外だ。

上の紅いも風味アイスはふわふわのムース状。下のカスタードアイスと一緒にすくって食べると、口の中がまろやかな甘みでいっぱいになった。後口に紅いも独特のもったりとした風味もしっかり感じられ、芋好きの方にもおすすめ。

個人的にはタルトのサクサク感も楽しめたら嬉しいところだ。

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ブルーシール シークヮーサーバー

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お次は「アメリカ生まれ沖縄育ち」のキャッチコピーでおなじみのブルーシールから発売されている、シークヮーサーアイス。

シークヮーサーは沖縄で親しまれている柑橘で、すだちによく似た小ぶりな実の中にキュッとした甘酸っぱさが詰まっている。袋から出すと鮮烈なシークヮーサーの香りが広がり、じゅわっとよだれが湧いてくる。

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沖縄県産シークヮーサー果汁を11%使用。さっぱりシャキッとした固めの外側と、まろやかで柔らかい内側の二層のシークヮーサーアイスが楽しめる。果汁感もかなりリッチでシークヮーサーならではのしっかりとした酸味が感じられ、酸っぱいもの好きな方にはたまらないはずだ。

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ドラゴンフルーツ&アップル味のぴんくいばぁ

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続いてはポップなパッケージが目を引く、ドラゴンフルーツとアップル味のぴんくいばぁ。

うちなーんちゅ(沖縄人)はなぜだか、「ほら、あのピンクいTシャツの人さー」みたいな感じでピンク色のことを「ピンクい」と言う人が多い。この商品もそこから来ており、「ピンクいアイスバー」という意味らしい。

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赤いドラゴンフルーツ果汁を3%使用した鮮やかなピンク色が特徴で、パッケージによると沖縄工業高等学校とのコラボ商品だそう。

もともとドラゴンフルーツは見た目の割に淡白な味わいの果物なので、色こそピンク色だが味と香りは完全にアップルが勝っており、後口にほんのりドラゴンフルーツ独特の風味を感じる程度。スイカバーとよく似たチョコパフでできた種が入っているのが嬉しいアクセントだ。本物のドラゴンフルーツのように、もっとたくさん入っていてくれてもいいのだが。

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名護ひがし食堂のぜんざいバー

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お次は名護ひがし食堂のぜんざいバー。

そう、沖縄で「ぜんざい」といえば、黒糖で煮た金時豆にかき氷をのせた氷菓なのである。ひがし食堂は名護市大東に実在する人気の老舗食堂。本来ぜんざいといえば金時豆なのだが、サイズの問題からかこのアイスバーにはあずきが使用されている。

それにしても沖縄の夏のおやつの定番であるぜんざいがアイスバーで食べられるとは、いい時代になったものだ。

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ぜんざいのさっぱりとした美味しさをれん乳アイスのまったりとした甘さがやさしく包んでベストマッチ。しっかりとぜんざいの素朴な味わいが感じられる。サイズ的に難しいのかもしれないが、個人的には白玉が入った進化バージョンが発売されないかと密かに期待している。

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南国スイーツ 沖縄県産アセローラソース仕立て

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続いてはバニラアイスにアセローラソースがかかった、南国スイーツ 沖縄県産アセローラソース仕立て。

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美ら海水族館がある本部町の特産品であるアセローラ。その甘酸っぱいアセローラをソースにしたものとバニラアイスとが互いを引き立てており、甘酢っぱくてまろやかな美味しさが楽しめる。毒々しいほどの真っ赤な色合いが、南国らしさを感じさせるアイスだ。

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明治 あずき

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あずきのアイスといえば井村屋の「あずきバー」が有名だが、沖縄のローカルアイスにも同様の商品が存在している。それが、明治あずき。

これが沖縄限定だとは言われなければ気が付かないほど、パッケージの雰囲気も似ている気がする。

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固いことで有名な井村屋のあずきバーだが、こちらの明治あずきは結構もっちりとした仕上がり。半解凍の水ようかんを食べているような印象だ。あずきバーは好きだけど、固くて歯が立たない...とお嘆きの方には、是非こちらをおすすめしたい。

エッセルスーパーカップ 超バニラ

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最後はアイスの王道である、エッセルスーパーカップ 超バニラ。

いやいや、これ全国の商品だから!というツッコミが聞こえてきそうなのだが、パッケージをよくご覧いただきたい。

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実は「沖縄限定版」というやつがあるのだ。

沖縄県内で販売されているスーパーカップは沖縄明治乳業株式会社で製造されており、若干成分が異なっているらしい。

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食べてみたところで、本土で販売されているのスーパーカップと何が違うのか見当がつかないのだが、話のネタに食べてみてはいかがだろうか。


まだまだあるぞローカルアイス

というわけで本日は沖縄で販売されている沖縄限定のローカルアイスをご紹介したのだが、実はまだまだご紹介できていないものもたくさんある。

また毎年のように新しい商品が出てくるので、沖縄に観光に来られた際には、ぜひコンビニやスーパーのアイスコーナーにも注目してみてほしい。新しい出会いがあるかもしれない。okiice16.jpg

ちなみにこの企画のためにアイスを食べまくったところ、若干お腹を壊した気がしてならない。
読者の方々には、適量を守ってアイスをお楽しみいただければと思う。

それでは今日も、ハブ・ア・アイスデー!

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