デジタルリマスター 2022年8月28日

寝てませんシール(デジタルリマスター)

寝てません

仕事中、突然襲ってくる強烈な睡魔。特に昼食後の眠気は手強い。いつの間にか眠りに落ちてしまう。しかし、僕が身を置くのは生き馬の目を抜くネット業界である。仕事中に居眠りなんて言語道断だ。ライバルたちに先を越されてしまう。

分かってはいるけど、どうしても眠い。そんな時のために、寝てても寝てるように見えないシールを開発した。

実際は寝ちゃってる訳なので、根本的な解決になっていない事に薄々気付きつつ、シールの効果を検証してみた。

2006年8月に掲載された記事を、AIにより画像を拡大して加筆修正のうえ再掲載しました。

1970年神奈川県生まれ。デザイン、執筆、映像制作など各種コンテンツ制作に携わる。「どうしたら毎日をご機嫌に過ごせるか」を日々検討中。


前の記事:腸の長さを実感したい(デジタルリマスター)

> 個人サイト すみましん

自分の目玉を原寸大で印刷

開発した、などと大げさな事を言ってしまったが、要は瞼に目のシールを貼るだけである。寝ている人の瞼にマジックで目玉を描く。そんなイタズラの経験を誰しもがお持ちの事とは思うが、それをシールにしてみようと思いついたのだ。

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自分の目玉を使う

自分の顔写真から目玉部分だけを切り抜き、それをシールに印刷する。自分の目を自分の瞼に貼る訳だ。いつもの自分とほぼ変わらない姿になるはずである。

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目がいっぱい

A4のシールシートに自分の目玉を左右47個ずつ印刷した。1日1セット使い捨てるとして、47日分である。今回の実験がうまくいけば、あと1ヶ月半は寝てても寝てないように見せる事が出来る訳だ。

では早速、寝てないシールを装着して仕事をしてみよう。
迫り来る睡魔に負けてしまっても、うまく誤摩化す事が出来るのであろうか?

寝てないシールをつけて仕事する

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原稿を書いている途中、突然襲ってきた眠気。
まずい、このままでは落ちてしまう。

寝てないシール装着だ!

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どこからどう見ても寝ているようには見えない。
やったぞ! 寝てないシール。

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全然、眠くない。むしろ、全開バリバリ! のように見えるが、
本当は眠っているので、原稿には「っっっっっっっっっっっっっ
っっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっ
っっっっっっっっっっっっっっ」と打たれていたのだ。

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そんな様子に気付いたのか、隣りで仕事をするスタッフが僕の方をチラッと見たようだ。

住さん、寝てるんじゃないかしら。

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あら、起きてたわ。

スタッフは完全に騙されたようであった。寝てないシールのお陰で上司としての威厳を保つ事が出来た瞬間である。

瞬きをしない。瞳孔が開いている。何か怖い。

などなど、至近距離で覗かれるといくつかの問題はあるが、そこまで凝視する人はいないはずだ。

寝てないシールの効果をさらに検証するため、出かける事にした。
今日はデイリーポータルZの編集会議があるのだ。

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外でも突然の睡魔に襲われるぞ

パソコンに向かう仕事だけが眠気を誘う訳ではない。
外にいたって気を緩めると睡魔はやって来る。

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例えば信号待ちである。

信号が青に変わるまでのちょっとした時間、これが危ない。学生時代に配達のアルバイトをしていて、信号待ちの間に眠ってしまった事が何度かある。後ろの車からクラクションを鳴らされて目が覚めるのだが、これほど心臓に悪い目覚めはない。

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寝てません

でも寝てないシールを装着していれば全然寝ているように見えない。
青になるまでのわずかな時間ではあるが、貴重な睡眠をゲットである。

ただこの場合、誰を欺くために寝てないシールを貼るのか、僕にも分からない。

電車で寝るのは危ないぞ

電車の揺れも眠気を誘う。いくら日本の治安は良いと言われていても、スリや置き引きの被害がない訳ではない。電車での無防備な熟睡は危険なのだ。

そこで寝てないシールの出番である。
例えば下の写真をご覧いただきたい。

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画面右手に登場した人物がスリだったと仮定しよう。あくまでも仮定である。

僕が眠っていたとして、隣りの席が空いている。これはスリにとって絶好のターゲットであろう。熟睡している人間の横に座り財布を抜き取る。プロのスリにとってこれほど容易い仕事はない。

だが、いきなり犯行に及ぶ前にスリは僕の眠りの深さを確認するに違いない。

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寝てません

一見寝ているように見えたけどコイツは寝ていない。
寝てないシールによって、スリは完全に騙されてしまうのだ。

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チェッ! ついてねえな。とスリ

こうなるともう、スリはターゲットを変更するしかない。
寝てないシールがスリの被害から僕を守ってくれた瞬間である。

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隣りには善良な市民が座ってくれた

このように、私たちの日常には危険が溢れている。なるべく目を見開いて周囲の状況を把握する必要がありそうだ。しかし、どうしても眠くて我慢出来ない。そんな時は寝てないシールを装着すればいいのだ。

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寝てません

寝てないシールに守られながら電車に揺られる事30分、デイリーポータルZの編集会議が行われる都内某所に到着した。来週以降の企画を相談する重要な会議である。

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デイリーポータルZの編集会議にて

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都内某所のレンタル会議スペースにて

デイリーポータルZの編集会議は毎週火曜日に開催される。普段はニフティさんの会議室で行われるが、月に1度、都内某所のレンタル会議室を利用するのだ。会議スペースを変更する事でいつもと違った発想を巡らせて欲しい。ウェブマスター林氏の意向である。

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編集会議中

この日の会議参加者は全部で11名。会議時間は全部で2時間と決まっているので、1人10分程度の発表時間が割り振られる。10分間でそれぞれが今後やりたい事を発表し、みんなの意見をもらう。脱力サイトなどと言われて久しいが、編集会議は真剣そのものなのだ。

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みんな真剣

僕の企画案発表は会議中盤で終わった。今後やってみたい事をみんなに伝え、意見をもらった。

自分の発表が終わり緊張の糸が途切れたのだろうか。急に眠気が襲って来た。

僕の横では月曜担当ライターの梅田君が発表している。眠ったらダメだ。
でも、眠い。梅田君の緩やかな口調が更に眠気を助長する。

こういう時は寝てないシールを貼るしかない。

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考えてる風に腕組みで

梅田君「であるからして……」

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ロダンのように

梅田君「……であります」

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親身に相談に乗ってる風に

梅田君「聞いてます?」
住「zzzzzzzzz…」

 


規則正しい生活を心がけよう

これをずっと付け続けてると、そのうち「一体いつ寝てるんですか?」と聞かれるようになるかもしれない。そんな事も見据えながら寝てないシールを検証してみたが、結果は明白である。明らかに不自然であった。

寝てないシールになんて頼らずに、昼間に眠くならないような規則正しい生活を心がけていきたい。という「ドラえもん」のような教訓で今回は終わります。

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自分で付けられないのが欠点である
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